その方が気持ちいいから
「良いお年を」から「明けましておめでとう」へ。
今年は連勤だったこともあり年末年始感がまったくなかったものの、仕事の人たちとはチャット上で挨拶が飛び交っていました。
連勤明けにようやくマンションの管理人さんに挨拶でき、馴染みの場所へも顔を出してご挨拶。
ちょうどまたパイナップルケーキが買えたので、行きつけのお店でバリバリと開けて「味見してみて~」といくつか置いてきました。お年賀にとハンカチになるぽち袋を頂きました。
左のストラップは、私書箱に郵便物を取りに行った時に頂いたもの。このお店、私書箱として小さなロッカーがずらりと並んでもいますが、千社札のシールや木札もオーダーできます。外国人の名前を漢字にすると喜ばれるじゃないですか、それを木札に彫刻してくれるので人気です。この『笑門来福』は汎用版みたいなものですね。
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日頃の挨拶をしているからこそ、新年の挨拶ができるというものです。挨拶は礼儀でもありますが、私は「その方が気持ちいいから」しています。返してくれなくてもいい、私がしたいからするのです。
客先に常駐している頃、毎朝お手洗いで会う人がいました。客先の社員、派遣社員、我々のような業務委託、そのビルには色々な立場の人がいました。でも、同じフロアで毎朝会うわけですから、挨拶はしていました。
初めは「え?誰?」と戸惑っているような感じ、そのうち会釈してくれるようになり、おはようございますと返してくれるまでになりました。後になって経理の担当替えがあった時に我々の担当になって、名前と顔が一致したのでした。そんなこともありますから、挨拶でつながっておくと「ああ、あなたでしたか!」となんとなく安心します。
今の職場はシフト勤務ですので、開始時刻も契約により色々です。どんな時間に入っても挨拶は「おはようございます」だったりするのかな、と聞いてみると、そんな決まりはないとのこと。適当に「こんにちは」とか「お疲れさまです」とか言って入っています。
オフィスを抜けて電話ブースへ行くときに「こんにちは~」と言うと
「こんにちは~」
「こんにちは~」
「こんにちは~」
と、さざ波のように広がっていくのが面白いです。広いオフィスではなく、そんなに人もいないのですけれど。
見出し画像は築地・東劇の看板です。『ぢいさんばあさん』は大好きな演目の一つ、この片岡仁左衛門様&坂東玉三郎様バージョンが一番好きです。
看板はラブラブ若夫婦の頃で、この後にはタイトル通りにぢいさん&ばあさんになりますよ。シネマ歌舞伎にしてくれて良かった!と心から思う演目です。
玉三郎様は天守物語の富姫や、助六(※1)や籠釣瓶(※2)の花魁役も迫力ある美しさで好きですが、おかみさんや意地悪おばさんの役も良いのですよねぇ。