傾聴ボランティア復活
傾聴ボランティア活動に参加していたのが、コロナ禍で中止となっていました。外部から施設にウイルスを持ち込んだら大変ですので、その措置はわかります。
残念ながら、当時よく応募して落選もした区内のグループホームでの活動は復活せず、新たに何か所か立ち上がったので今年度から登録を再開しました。新たな活動場所は、お話したい人が集まるサロンが多いようです。
電話相談の仕事の日でも、ボランティアの後に夕方から入れば良いので、時間的には問題なさそうです。さすがに7月、8月は体力に自信がなかったので、9月下旬の回に申し込んでみようと思っています。
傾聴ボランティアと言うだけあって、ひたすら傾聴です。カウンセリングプロセスを考えなくて良いのは、楽といえば楽です。何より、傾聴の実践を積めます。余計な事を考えずに傾聴に打ち込める、良い機会ではないでしょうか。
オンラインカウンセリングの方はクライエントがカウンセラーを選んで予約するスタイルで、相談したい内容が事細かに記入されている場合もありますから、ある程度の流れが予測できることもあります。
電話相談の方は電話に出るまで、対象もどんな話なのかも全くわかりませんし、カウンセリングではなく一度限りの相談ですので、基本は傾聴、必要に応じて公的機関などを紹介です。
何度か講座をご一緒して、今も親しくしてくださるカウンセラーの先輩は、定年退職後に電話相談に従事されています。
「どうも見ていると、カウンセラーが口を挟むより、相談者が沢山話してくれた時の方が、早く終話している気がするの」
と以前、聞きました。
それは電話相談を始めてすぐ、私も気づきました。聞いていたからこそ「あ、このことだ」と実感したのです。
そのことを先輩に伝えると、もう一つ教えてもらいました。
「電話が長引く傾向のカウンセラーは、自信がなくて自ら引っ張っていることがある」
という電話相談あるあるです。
カウンセラーは自ら思う方向へ(無意識でも)誘導しようとして、クライエントは話し足りないから長くなってしまう、と。脱線しようが、クライエントが話したいところに戻ってくるとも聞きますから。
やはり傾聴は基本です。しかし笑い話も。
相談者「あなたさぁ、人の話を聴くの上手いから、そういう仕事するといいと思うよ」
はい、今まさにやってましてね……。