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”効果的な受診勧奨” できていますか?
こんにちは!
ALTURA営業担当の宮沢です。
9月に入り、そろそろ秋の健康診断が始まる時期でしょうか?
健診に来ていただいた受診者様の2次検査の実施は、病気の早期発見のためにとても重要なことです。
しかし、実際には
「 2次検査の案内を結果表と一緒に郵送したけど、実際に受診される方は少ない。」
「 そもそも2次検査へ受診される方を把握できていない。」
「 2次検査の受診率を向上させたいけど、施策が思いつかない」
と悩まれている施設様が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、健康診断における”効果的な二次検査への受診勧奨”に
ついてお伝えしていきます!
二次検査に対する意識
なぜ、二次検査を受けないのか?
大きく分けて3つの理由があると言われています。
・健康診断の結果・コメントをしっかり読んで理解していない。
・健康診断の本来の役割・意義を理解していない。
・「もし病気があったら、発見が遅れたら自分自身に起こる出来事」を
分かっていない。
つまり上記をしっかり伝えることが大前提、重要となってきます。
ナッジ理論を利用した、受診勧奨!?
検診に行かない理由はさまざまですが、「面倒だ」「また今度考えよう」と
なってしまう背景には、心理学的バイアルがあると考えられています。
心理学的バイアスにアプローチした行動変容を促すのが、ナッジ理論と呼ばれています。
ナッジとは、
「肘で軽くつつく」「そっと後押しする」という意味の英語。
人が行動を選択するときのくせ(惰性やバイアス)を理解して、強制することなく、人々が望ましい行動を選択するように導くアプローチ。
様々なアプローチ方法がありますが、一部だけ紹介。
明確な指示には素直に行動しやすい
検査案内票に、多種多様な情報を載せていませんか?
人は、送られてきた案内内容や目的が瞬時に分からないと
理解するのに時間がかかるため理解すること自体を放棄したり、後回しにしてしまう傾向があります。
そのため思い切って、余分な情報は思い切って削除して
「結局、何を伝えるために案内を送ったのか」だけ、シンプルに記載した
ものを送ることが効果的です。
ポイントは以下の5つです。
1. 重要なメッセージは冒頭に。
2. 簡単な言葉で
3. 何をすればいいのか具体的に
4. 求めるアクションは一つに絞る
5. 必要のないことは思い切って絞る
あまりにも情報が多いと、それだけで案内票を見てもらえません。
上記ポイントを押さえたリーフレットによる受診勧奨で、正しく
二次検査を受けてもらうことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
受診勧奨においては、いかに行動変容を起こせるかが重要になってきます。
ただ結果と案内票を送るだけでは促すことは難しいでしょう。
何が効果的かを実証検証し最適な受診勧奨を見つけていくことが大切です。また受診勧奨については、事例や実践編などお伝えしていければと思います。