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本屋で見っけ  夢の紙切れ

こんにちは。
 
文庫本を購入しますと、大体において、栞(しおり)が挟まっています。出版社の心意気が、技巧を凝らす一枚の厚紙へと変わり、ページの隙間で静かに隠れん坊をしています。それが栞なのです。

好みの栞を見つけることが、ちょっとした楽しみとなっています。好みの栞を見つけた時は、まるで、路地に咲くタンポポを見つけたような気持ちになります。

タンポポの存在なんて、気にしないで歩くけれど、見つけると嬉しいな。なぜだろう。

栞の存在なんて、気にしないで本を買うけれど、見つけると嬉しいな。なぜだろう。


一番好きな栞が、こちらです。


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旅に出ると読みたくなる。もっと遠くにいきたいのかな。 -集英社文庫-
 
飛んでいる蜂も可愛いのですが、文面が素敵です。

もっと遠くにいきたいのかな・・・

うんうん、その通りですね。読書の本質を射抜いた言葉のように思います。
 
また、面白い栞を探すために、本を買おう!!

栞コレクションをしてみたい、今日この頃。


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花子出版 hanaco shuppan
文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。

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