![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157043070/rectangle_large_type_2_b1cef9d5d7cd61ba3fce563d3e5e6815.png?width=1200)
映画『侍タイムスリッパー』をそこらへんの主婦が観たらどう感じる?
今、巷でじわじわと話題になりつつある、映画『侍タイムスリッパー』をご存知でしょうか。
第2のカメ止め(カメラを止めるな!/上田 慎一郎監督)とも言われている作品で、自主映画であり時代劇。
時代劇はお金がかかる〜と噂で聞いたことがありますが、笑
それを自主映画で。となると、気になるのは作品のクオリティです。お金を払う以上、元は取りたい!(なんなら、お値段以上を求めたい!笑)
そこらへん一体どうなってるの?と、そこらへんにいる主婦が映画『侍タイムスリッパー』を観た感想を綴りたいと思います。(ネタバレなし。そこらへんの主婦主観の感想記事です。)
映画『侍タイムスリッパー』をそこらへんの主婦が観に行くきっかけ
映画『侍タイムスリッパー』を観に行くきっかけは、旦那からでした。
お互い平日に休みが重なった日がありました。
私「今日、映画見に行くの?」
旦那「うん、行こうと思ってる」
私「何を観に行くの?わたしも行こうかな」
旦那「侍タイムスリッパー」
私「……侍タイムスリッパー?え、何それ」
旦那「今、話題になってる映画らしいよ」
私「……やっぱ観に行くのやめようかな」
旦那「全然興味惹かれない?でも、映画.comのレビュー高いよ」
私「……………。よし、行こうじゃないか!」
ということで、我が子が帰ってくるまでの時間で観れること、そして、映画レビューが高く、話題になってるということで、映画『侍タイムスリッパー』を観に行くことになりました。
平日の午前中ともあって年齢層は高め
平日の午前中ともあって、学生の方や働いている方などは少なく、年齢層は高めのように感じました。
時代劇だから?とも思いましたが、わたしの親は映画情報なんて詳しくないだろうに、私の親世代くらいの方も結構いました。改めて、その年代の方にまで『侍タイムスリッパー』は広がっているのかと、話題になっている映画だと感じると同時に、一抹の不安……。
時代劇………。幼少の頃に父親が『水戸黄門』や『鬼平犯科帳』を見ていたけど、わたしには馴染みのない分野。果たして、最後までしっかり観ることができるのであろうか……。
スクリーンには、NO MORE 映画泥棒。もうすぐ『侍タイムスリッパー』が始まる。
そもそも『侍タイムスリッパー』はどんな映画?
映画『侍タイムスリッパー』がどのような映画か少しご紹介します。掻い摘んで紹介するので、気になる方はぜひ公式HPをチェックしてみてください!
Introduction
映画「侍タイムスリッパー」は、「拳銃と目玉焼」(2014年)
「ごはん」(2017年)に続く未来映画社の劇場映画第三弾である。
幕末の侍があろうことか時代劇撮影所にタイムスリップ、「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描く。
コメディでありながら人間ドラマ、そして手に汗握るチャンバラ活劇でもある。
「自主映画で時代劇を撮る」と言う無謀。
コロナ下、資金集めもままならず諦めかけた監督に、「脚本がオモロいから、なんとかしてやりたい」と救いの手を差し伸べたのは他ならぬ東映京都撮影所だった。
10名たらずの自主映画のロケ隊が時代劇の本家、東映京都で撮影を敢行する前代未聞の事態。
半年に及ぶすったもんだの製作期間を経てなんとか映画は完成。
2023年10月京都国際映画祭で初披露された際、客席からの大きな笑い声、エンドロールでの自然発生的な万雷の拍手に関係者は胸を撫でおろしたのであった。
初号完成時の監督の銀行預貯金は7000円と少し。
「地獄を見た」と語った。
Story
時は幕末、京の夜。
会津藩士高坂新左衛門は暗闇に身を潜めていた。
「長州藩士を討て」と家老じきじきの密命である。
名乗り合い両者が刃を交えた刹那、落雷が轟いた。
やがて眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。
新左衛門は行く先々で騒ぎを起こしながら、守ろうとした江戸幕府がとうの昔に滅んだと知り愕然となる。
一度は死を覚悟したものの心優しい人々に助けられ少しずつ元気を取り戻していく。
やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と刀を握り締め、新左衛門は磨き上げた剣の腕だけを頼りに「斬られ役」として生きていくため撮影所の門を叩くのであった。
といったように、幕末の武士が現代にタイムスリップ、そこでさまざまな困難や葛藤に立ち向かう。涙あり、笑いありの時代劇コメディ映画であります。(そこらへんの主婦、ものすごく掻い摘みましたね!)
2024年8月17日から東京の池袋シネマ・ロサ1館から公開が始まり、2024年10月2日時点では、北は北海道、南は九州・沖縄地区まで全国153館で拡大公開。お住まいの近くの映画館で観ることができるかもしれません。
そこらへんの主婦の映画感想文
上映時間2時間11分。最後まで、飽きることなくしっかり堪能させていただきました!
2時間11分の映画って長いですよね?(ん?長くない?主婦にとって2時間を超える作品は長い!笑)でも、そんなことを感じさせないほど引き込まれ、観終わるころには、人情のあたたかさに触れ、心の温度が高くなる映画でした。
とにかくストーリーが面白いと感じ、一昔前の忘れかけていた記憶と繋がるような作品の世界観が、妙にわたしのなかの懐かしさとリンクして、惹きつけられました。
そして、当たり前のように毎週時代劇が放映されていた年代の方に、とくに勧めたい作品!また、若い世代の方は、『侍タイムスリッパー』をどう感じるのか、機会があったら聞いてみたいと思いました。
これが自主映画で作られているとなると、映画や時代劇、古くからある日本の精神に対する深い情熱を感じ、これほどまでの大作に仕上げた監督をはじめ、キャストやスタッフの方々、この映画に関わった方のアツアツの思いがズドンッと伝わる映画でした。
そして、その熱い思いにわたしも、
「なにか一歩踏み出したい。」
そんな思いで、今この映画感想文を綴っています。
映画『侍タイムスリッパー』、観ても観なくても話題になってることは間違いないので、ぜひチェックしてみてください〜