見出し画像

琵琶湖一周ウォークの旅【7】

- 2016.10.19 -
《JR湖西線近江高島駅〜勝野日吉神社〜高島びれっじ〜高島歴史民俗資料館・鴨稲荷山古墳〜藤樹神社・近江聖人中江藤樹記念館・陽明園〜安曇川〜JR湖西線新旭駅》

画像1

今日は近江高島駅のちょっと山側、勝野の日吉神社に寄っていきました。静かな田園の住宅街と山の狭間です。

画像3

特大の献灯石碑なんだけど、上にめっちゃ電球ついてる。夜、光ったらどうなるんだろう。

画像2

杉の木と苔に囲まれた素敵な感じの階段を上がります。秋だけど暑い日。

画像4

立派な舞台のある神社。貸切状態でした。

画像5

高島駅前に戻って、旧城下町の方に行きます。昔は商人が活躍した面影。高島びれっじという観光の散歩道になっていて、お店やカフェや体験施設のようなとこもあります。

画像6

前の写真の手前は昔の城下町の栄えていたのをしのばせる「大溝祭」の曳山の山車を収納してる蔵。滋賀は、大津祭、長浜祭も京都の祇園祭と共通した文化圏な感じ。

画像7

古い家や蔵が多いです。蔵を利用した素敵なカフェも!(土日しかやってないみたい…)

画像8

素敵なパン屋さんがあったので人気ナンバーワンのクリームパンを買って店先でいただきました。
しかし日なたで暑かったー…

セントラルベーカリー
https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_63.html

画像9

パン屋さんの裏手に謎の庭園。
こんな、水車もあれば…

(高島は山から流れてくる水を水路を使って生活用水に利用しているのでそのシンボルなのか、他のお店先にも水車があった)

画像10

奥に謎の石像のベンチとか、唐傘お化けぽい石像とかなんだか謎のプチ庭園があった…^^;

画像11

前回、小学生がレポートしていた老舗の造り酒屋。立派!!

画像12

裏手には高島名物の鮒鮨の総本家。

画像13

北へ進みます。広大な田園広がる。高島は安曇川が作った広大な三角州の平野って感じです。

画像14

線路の西側(山側)に移動。実りの秋!近江米!

画像15

滋賀県名物とび出しぼうやくんが。
なぜか金髪!!

画像16

全身タイツ!!

画像17

高島歴史民俗資料館。無料で見られます♪( ´▽`)!このへんは「三尾の里」と呼ばれ、古代では三尾氏という豪族が支配して栄えていたらしい。

で、古事記などによると、このへんは聖徳太子のひいおじいさんにあたる継体天皇の出身地と言われます。

統一国家を目指す大和朝廷が、天皇の後継者が途絶えたので、遠縁の権力者である王様(継体天皇)をこの地から呼んできて天皇に据え、統一強化を一気に進めたといわれます。(高島の北のマキノ辺りでは国産の製鉄の産地が見つかっていて継体天皇の権力基盤と見られているとか。)

ぎゃー!おもしろーい!!古代トークをしてくれる職員さんとひとしきり盛り上がりました。

高島歴史民俗資料館
https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_123.html

画像18

少し先に「鴨稲荷山古墳」があります。

もともと、前の資料館内の写真みたいな前方後円墳だったのだけど、円墳の山の部分だけが残っていて、それを周囲の人たちはずっと「お稲荷さん」として大切に祀っていたので盗掘を免れたとか。

明治になって、道路拡張工事で山が崩された時に石室が発見され、現在では石室は小屋で覆われています。

画像19

この中に古代の王様が宝物とともに埋葬されてました。石室の石は、瀬戸内の方から運ばれてきているとか。強大な権力がしのばれます。
キラキラの冠などの副葬品は東京の博物館にあります。

画像20

先を進むと、前髪を遊ばせたりまつ毛エクステをした、ちょいオシャレ飛び出しぼうやくん!!

画像21

えーと、
最後に会った子はこんな感じのクオリティになりましたー!

全て鴨稲荷山古墳の前の道すじにいた子たちなんやけど、なんだこの道!
(この辺りで飛び出しぼうやくん作り大会をしたとしか思えん)

画像22

古代の文字らしいものが書いてある謎の石!(左)

画像23

線路より山側の古代ゾーンを抜けて、安曇川駅あたりでまた湖側方面へ。
今度は一気に江戸時代へ。

安曇川が誇る日本陽明学の祖、あの近江聖人・中江藤樹センセイの出身地にして私塾を開いた街です!!!!

……

……誰だっけ?(無知)

画像24

藤樹神社の隣に、中江藤樹記念館があって、業績やエピソードを紹介(でもちょっとユルい記念館だった)してあった。

https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_122.html

実際の藤樹の私塾、藤樹書院跡は徒歩15分くらい離れていて、迷ったけど今夏はスルーしました。(稲荷山古墳付近でみずうみ方面からにUターンしたら良かったかも)

そして、裏手にはバリバリ中国ぽい庭園、陽明園があります。

画像25

庭園は、中国の材料で明の時代の作り方で作られてます。昔からあったものではなく、陽明学つながりでの日中友好の記念で作られたやつです。

画像26

陽明学の元祖の方、王陽明さん。

画像27

安曇川の、和洋折衷なお菓子屋さん、とも栄。

https://www.sweet-tomoe.com/

画像28

お土産を買いました。安曇川産、あどベリーのお菓子と泰山寺ぽてと。美味しかった♪( ´▽`)

画像29

前半のんびりしてしまったので、もう夕方に…気を引き締めて新旭駅目指して歩きます。

画像30

安曇川を渡る橋にさしかかってきました。

画像31

(きっと)高島市民の心の川、安曇川

画像32

住宅地に突然現れる花時計。

画像33

この辺りは古い風情の家が多いです。

画像34

清水安三さんの生誕地。明治生まれの人。桜美林の設立者。
近江聖人中江藤樹センセイに憧れて、宣教師として中国に渡り貧しい子供達に教育を施し、「北京の聖人」と言われたとか。

画像35

新旭駅付近のめちゃくちゃざっくりした地図…

画像36

新旭駅に到着。
七川祭という、流鏑馬の行事がモチーフの像。

画像37

高島の、カバタという生活用水路の写真。見学には、民家内に伺うので要予約。ということで、この旅では見られそうになさそうなのでパネルの写真載せときます。

画像38

名物勢ぞろい。
扇はかなりプッシュされていた。扇と中江藤樹の街。

画像39

途中下車したくなる…というわりに、観光地・新旭風車村は閉鎖中(´・Д・)

画像40

今日は歴史にウハウハした旅でした。高島、古代から江戸にかけてはめっちゃ栄えてた…(今は、電車、1時間2本やもんな…)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?