琵琶湖一周ウォークの旅【18】
- 2017.11.02 -
《JR安土駅〜八幡小学校〜池田町洋風住宅街〜旧伴家住宅・近江八幡歴史民俗資料館・旧西川家住宅〜近江兄弟社メンターム資料館〜千成亭・白雲館〜旧八幡郵便局〜ヴォーリズ記念館〜八幡堀・かわらミュージアム〜日牟禮八幡宮・八幡山ロープウェイ・八幡山城址〜近江八幡運動公園〜長命寺港》
前回ゴールしたJR安土駅から。前回は駅舎の工事中で覆われていましたが、今日は外観がお目見えしてました。安土城の天守閣の八角形をデザインしていました。
安土駅から、近江八幡の中心部までひたすら歩きます
碁盤目状の細かい区画に、古い商家を思わせる家々の並ぶ街に入ってきました。近江商人の街、近江八幡。
小学校も歴史ある建物。
現役の学校なんですが、このレトロな校舎の裏側に近代的な校舎群はあって、そっちをメインとして使ってるような気配でした。
人の気配があまり無かったから、こちらは、モニュメント的なものかもしれない。
近江八幡は明治の建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズさんの住んでいた街。ヴォーリズさんの建築した洋館もあちこちにあります
呉服屋さん
資料館になっている、旧伴家住宅です。吹き抜け、中二階のある壮大な家。学校の校舎に使われたこともあったようです。
立派な建物もまあすごいんですが、中にあった、江戸時代の朝鮮通信使の饗応膳の再現の展示が…
朝鮮通信使、守山を出発→ここ近江八幡にて昼食→彦根着、という、かなり強行軍スケジュールだったそうで。歩いたからわかるよ!
そして、豪華絢爛な饗応膳が再現されてるんですが、このタコの盛り付け。どうやって食べたんだ
三の膳の、これは…ほんとに!?エビはまあともかく、右の鳥は!飾りなの!?∑(゚Д゚)どこまで食べるの!?
このあたりは文化財、資料館になっている近江八幡のメインストリート的な角。
タイムスリップしたようです。
近江八幡は、安土で楽市楽座を行なって商人たちを集めた織田信長の死後、安土にいた商人たちを八幡城下に移動させて築かれた町。
豊臣秀吉の甥であった豊臣秀次が城主として君臨してました。
秀次は、秀吉の跡継ぎとして関白になったのに、秀吉と淀君に実子の秀頼が生まれると不仲になり、陰謀で死に追いやられるという、分かりやすくひどい人生な人でした。秀吉ぃ…
でも近江八幡では、スター扱いです。
「中見せの松」が競うように各家から。
(中庭に立派な松を植えて道ゆく人に見せてるのです)
旧西川家住宅の資料館。中庭から。
商家の品々が展示されています。番頭さんがこういう感じで店頭にいたのですね
こんな、すごい広告の貼ってあるタンスが。
少し行くと、メンソレータムで有名な近江兄弟社さんが、歴代のメンソレータムのパッケージやヴォーリズさんに関する展示をしてる資料館があります。おなじみのパッケージがレトロ。
近江牛のお店、「千成亭」にて、近江牛の巻き寿司と近江牛入りのおいなりさんのお弁当をいただきました。美味しかった。
https://www.sennaritei.jp/shop/shop_hatimanbori/
「白雲館」。
ギャラリーになっています。
ヴォーリズさん建築の、旧郵便局の建物。見学できます。
旧郵便局内の素敵な一角
少し行くと、ヴォーリズ夫妻の住んでいた家。(予約しないと見学できないみたいです)
近江八幡といえば、八幡堀です。
時代劇の撮影によく使われています。
八幡堀は、琵琶湖の水運と直接繋がり、運ばれた物資の積み下ろしを効率的に行なっていたのです
八幡山の麓にある、立派な日牟禮八幡宮。
七五三シーズン…やけど、…真ん中に祀られてるの…!!
八幡山の城址へ、ロープウェイで4分で登れます!
近江八幡の城下町が一望
本丸跡。秀次菩提寺の村雲御所瑞龍寺。
お城だっただけあって、すごい石垣です
展望台が数カ所。西側から望みます。絶景!やけど、ちょっとけぶっているのと逆光が激しい時間帯で、あまりクリアに景色は見えず。
あとなんか、八幡山頂上は恋人の聖地押しで、なんだかな撮影スポットモニュメントがあちこちにあった…
謎のミスマッチ感。
ロープウェイで降り、堀沿いを歩いて西へ。湖岸まで行きます。
前方は近江八幡の特徴的な三連山。
近江八幡の市立体育館前。ここでスタンプラリーを押印。夕方になってきて西日が赤々と紅葉と地面を照らしてきました。秋!
今日は長命寺港というところまで。バスで近江八幡駅に戻ります。すごい夕暮れグラデーション。
日没で暗くなる。綺麗だけど、寒くなってくる季節。マグリットの絵のよう。三角山のシルエットは三上山。湖南の方に来たなあ。
ベンチで猫2匹にたかられましたが何もあげられませんでした。背中を猫パンチされました。痛かったぞ。
さて、近江八幡は滋賀県名物とびだし坊やくんのコスプレ看板のオンパレードでありましたので
以下、コレクションを載せていきますね。
とびだし坊やくんを交通注意のためじゃなく、店の看板として使っています。
まずはオーソドックスに、「中平町」の近江商人とびだし坊やくん。
鶏肉やさんの、のび太っぽいとび太くん
近江牛コロッケやさんの前
近江兄弟社
ついにロープウェイから飛び出す…
この地図では平地だけですが、八幡山にはロープウェイで上がり、山上を一巡りしております。
近江八幡は、他にも水郷めぐりや、お菓子屋さん「たねや」さん(バームクーヘンなどが有名)などもあります。
周りに近代的な建物が見えないところが多いから、時代劇のロケに適しているそうです。
次から時代物の映画やドラマを見たら、近江八幡の「あそこ!」って思うかも。
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