【りんごリープなう】スマホの電源がつかなくなると、「帰宅したらリビングにトカゲがいるぞ」という心構えもできないというお話
「ただいま……」
真っ暗の画面のままうんともすんとも言わないスマホをぶら下げて、誰もいないリビングに帰ると、そこにはトカゲがいた。
簡易的な虫かごに入れられた、トカゲが一匹。
長男がずっと「飼いたい!」と言って探していたカナヘビをとうとう捕まえた……ってこと?だな?たぶん。
でも今夜はパパいない日。私が、「カナヘビ触りたい!出したい!餌あげたい!」と言うであろう長男の対応をするのだろうか。
え、どうしたらいいの。私、虫触れないんだけど……。
いろいろ、あれこれ、言いたいことが浮かびまくり、無意識にスマホを手に取り、そこで気づく。
「あ~~~!スマホの電源つかないんだった……」
ー--
私のスマホは、朝から死んでいた。
愛用のiPhone12。Twitterもnoteもちょっとした記事執筆もなにからなにまでこのスマホで何とかしている、私の相棒であり、命綱であり、命そのもの。
「りんごループ」という言葉をご存じでしょうか。
再起動しても、電源入れなおしても、とにかく、りんごのマークと丸いくるくるした待機画面が交互に出てきて、無限に繰り返されることを指します。
この「りんごループ」状態に、私の相棒はなってしまっております。
以前もなったことがあり、そのときはPCにつないでなんやかんやしたらギリギリ元の状態に戻ったのだが……半日くらいかかった記憶。少なくても午前中はまるまる使った。あのときは育休中だったけど……
今日はタイミング悪く、出勤の日。
再起動しまくってたらワンチャン直るかも!と願いを込めて、そのまま出勤しました。
「強制デジタルデトックス」。
まあたまにはいいかもしれない。
帰るころには直っているかもしれないし。
なんてなぜかやや楽観的に構えていたが、完全に甘かった。
なにしろ前にりんごループ化したときよりも、世の中の、そして私の、「スマホでなんでもできますよ~」は進んでいたのである。
ー--
①モバイルスイカが使えない
スマホが死んでいるので、モバイルスイカが使えず改札を通れませんでした。
えー----ん
ICカードのほうは、モバイルスイカに登録した時点で「ただのカード」になってしまっていて使用不可。
現金で切符を買って電車に乗った。プラス、他路線への乗り換えがあるので、乗り換えのタイミングで切符をさらに買う。
禿げる~
朝のくそ忙しい!急いでるタイミングで!
「えっと~310円!」って掲示を見て小銭を入れて買う!
なにをしているんだ…
私のような人間のために、切符もまだあるんだね(違います)
②電子決済ができない
買い物をキャッシュレス!にするために、楽天ペイを使っています!
スマホが使えないと…
使えません!!!!
(当たり前)
③ポイント類がつけられない
スマホアプリでポイントを貯めている系のポイント!
スマホが使えないと…
使えません!
(当たり前体操)
④電子書籍も読めないしラジオも聞けないし音楽も聞けない
全てをスマホに集約したことにより、すべてを失う現代人の様子です。ご査収ください。うわー-----ん!日々の癒しが…楽しみが……
⑤スマホの修理ができる場所が探せない
そんな状態なので、もう一刻も早くスマホ直したい!待ってても全然直んないじゃん!!!と根を上げまして
以前直したときみたいに家でPCにつないで…ってやってもいいけど、出先なのだから帰り道で直してくれる場所に寄ればいいのでは?と思い立ちました。
でも、スマホがないから
どこにショップがあるのかもわからない
ぽんこつ……!
これ、前から思ってるんですけど致命的じゃないですか?スマホの再起動の仕方も、夫のスマホで調べてもらったわけですよ!修理したい!というときに、修理できる場所を調べる道具ない問題ね。
でももう、自分でやってミスるのもやだし、プロに見てもらえるならそのほうがいい……と思って、恥を忍んで、道すがらにあった某電器屋さんのスマホ売り場で聞きました。
「iPhoneがこういう状態なのですが、そこで見てもらえますか。ソフトバンクショップなどこの辺にありますか」
私は対人スキル低めなので、これはかなりのMPを消費する行為です。頑張った。(※アラサー2児の母)
そしたらですね
「ここでは修理はできないので、●●にあるショップへ行ってください」
と案内を受けました。
●●は、ここから歩いて10分くらいのところにある商業施設です。ううっ、地味に遠い。暑い。うーん。と悩み、でもここで直れば、そのままお迎えいけるなぁ。脳内で時間を計算。向かうことにしました。
⑥電話ができない
汗だくで辿り着いた●●のショップのお姉さんは……めちゃくちゃ美人でスタイルもよくて……ちょっと気後れしてたら、「小学生に対応するお姉さんの笑顔」で話しかけてくれました。やさしい。(※アラサー2児の母)
しかし
「ここでは修理はできないんです、appleに行かないと直りません」
おいいいいいい!
よど●しのおねえささああああああん
「東京駅か、▽▽駅のappleが行きやすいかなと思いますが、予約が必要です。電話して確認してから向かったほうがいいのですが……電話機能は……」
「使えませんッ……」
電話ができない電話。
ただの箱……
どちらにせよ、今から東京駅に向かうことはできないので断念。家に帰ってPCにつないであれこれしてみる、他の直す方法を調べる、ルートを取ることにしました。
⑦保育園に連絡できない
帰路。
ここで、「iPhone修理屋さん」的な場所が近くにあったかも!と思い出します。商業施設のなかとかにあるやつですね。画面の保護とかしてくれるような。
子どもたちを少し早めに迎えに行って、その足で商業施設に向かい、見てもらえばいいのでは!
よし、じゃあ保育園に少し早めに行きます、と伝えるぞ~!
あっ。保育園との連絡は全部アプリだった……
ついでに私いま、電話もできないんだった……
……
虚無。
もうなにもできない!
とにかく一回家に帰るのだ!!!!
くそ暑い中ずんずん歩く!
⑧「家にトカゲがいる」という心構えができない
そして冒頭に戻ります。
家にトカゲいるんですが……
なにごと??????
多分、夫からLINEが来ているんだろう。
捕まえたから家にいるよとか…なにか…なにかあれ…
見られないからわからない。
今すぐに「トカゲがいるんだが???」って言いたい。
アプリ開けないしカメラも起動できない。
……
こうして思いのたけをわー------っとnoteに書いているさなかも、私のとなりでトカゲ(カナヘビ?)が不意をふいてカサカサッと移動したり、「きいきい」と鳴いたり、こちらを見つめたり、してきます。
……
「スマホを落としただけなのに」ならぬ、「スマホがつかないだけなのに」みたいな一日です。トカゲは完全に想定外だし、いやほんとどうしたらいいの???夫にLINEしたい。たすけて。(ここに書くな)
PCにスマホつなげてるあいだ時間あるからnoteに今日1日のこのあふれる思いを書いてるんですけど、スマホは「うんともすんとも」の「うん」くらいでなんのアプリも開けません……
ただ、保育園のアプリからの連絡帳通知がギリ見られたんですけど、そこに「念願のカナヘビですね」って書いてありました
きみ……カナヘビなんだね……
さて、このあとスマホがどうなるのでしょうか。
今後の展開に期待をもたせつつ、この記事は幕を閉じるのでした。
とりあえずお迎え行くか……