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人間失格の三人の女、誰に共感できる?

先日ふと友人に質問されたこの質問。
太宰治の人間失格には三人の女が出てきますよね。
「蜷川実花監督、小栗旬主演の映画を観て、感想聞かせて」
とのことで今更ながら、拝見。

三人の女性の人間性、生き方はそれぞれ描かれているけど
映画を観る限り絶対に私は奥様に共感を覚えました。
共感というより、憧れるが正しいかも。

欲しいものを手に入れた女、晩年一緒に過ごして最後に一緒に死んだ女より
結局最後まで自分だけが愛されていた女。
そんな女かっこよくて憧れますよね。
人間って言葉では嘘をいくらでもつけるから行動でしか推し量れないし、
何かに終わりがこない限り、どう思っているかなんて本心もわからない。
それでも背中を押し続けるってかっこよすぎてそんな女が実在するなら、
めちゃくちゃ痺れます。
太宰が書く作品をそれだけ敬愛してたのもあるだろうし、
太宰自身のことが本当に好きだったんだろうなって。
出てくる女みんな多方面のメンヘラと思っているんですが、
たぶん奥様が一番メンヘラと思ってます。
生き様はかっこいいけど、奥様だけですもん、心まで欲しがってるの。
突き放すような行動とっておいて、(これも信頼のもととはいえ)
最後まで自分が愛されていることを諦めない。

ちなみに何人か友人に聞きましたが、
これが意外とばらけるんです。
欲しいものだけ手に入れたい人もいれば、
なんでもいいから最後に一緒にいる女がいいっていう人もいて。
人の価値観の差をかなり感じました。


みなさんはこの三人、誰に共感できましたか?



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