【Mokara モカラ】リゾート気分を味わえる花。
リゾート感たっぷりのモカラ。発色のよいビタミンカラーで、夏を鮮やかに彩ってくれる花です。暑くて花もちが心配な夏でも、比較的長く楽しめます。
【モカラってどんな花?】
タイやマレーシアなどの熱帯地域で栽培されているモカラ。真っすぐな茎に、色鮮やかな花がたっぷりと連なり、そして、パッチリと開いたかわいい花の形が印象的なランです。
常夏の国で育つ花だから、暑さに強いお花となりました。
モカラは、バンダ属、アラクニス属、アスコセントラム属の3種を、人工的に育種されたランです。そのため、モカラは自然界にもともとある花ではないため、原産地はありません。
それぞれの利点を生かした品種改良の結果、バリエーション豊かな発色のよい花色が生まれました。また、水が下がりにくい性質ももっています。
この特徴が活かされ、ハワイの伝統的装飾品でもあるハワイアン・レイでも使用されることも。(ハワイアン・レイは、モカラや、デンファレ、その他のお花等を重ねてネックレス状にしたもの。)
【モカラの飾りかた】
①水面に浮かぶように飾る
モカラは、茎よりも花のほうが長持ちします。
そのため、茎の色が変化してきた場合は、花だけ水に浮かべるようにして楽しむのもオススメです。この特徴がいかされ、夏の結婚式の装飾などにもよく使われることも!
hana-kichi講師 竹中のオススメのアレンジは、花びらを入れた氷を花と一緒に浮かべる方法。暑い夏に、涼し気な雰囲気をもたらしてくれます。
②水中花として飾る
花が肉厚で丈夫なため、水に沈める水中花のようなアレンジでも楽しめます。基本的に花もちの良いモカラですが、水中花として楽しむ場合は水が濁りやすいので、まめに水かえをしてあげましょう。
こちらも①と同じように、花びらを入れた氷を入れるとgood!
③ワイヤリングして髪飾りにしても
茎にワイヤーを2.3回巻き付け、固定させてからフローラテープで巻くと、トロピカルな髪留めが完成します。水が下がりにくい性質だからこそできる髪留め。お子さまとの夏休みのおうち時間にもおススメです♪
【モカラのケア】
茎を斜めにカットすると、水の吸い上げがよくなり、長く楽しめます。
極端な寒さに弱いので、クーラーの当たりすぎない場所にかざって下さいね。
また、花を長保ちさせるポイントとして、唇弁(しんべん)にも注目してみましょう。(花業界では唇弁を「リップ」と呼ぶことも!)
この唇弁の部分は、花の真ん中にある動物の口のようにみえるところ。受粉する昆虫を引き寄せるため、目立つようになっています。
この唇弁は、手でぽろっと取れるのですが、これを取ると花が終わるのが早くなります。これは、ランは虫媒花(虫が花粉を運ぶ花)で、花粉を運ばせたら花の用事は終わってしまうためです。この唇弁は大切にとっておいて、長く楽しみましょう♪
お部屋にモカラを飾って、
南国気分に浸りながら…
夏を思いっきり楽しみましょう!
【和名】モカラ
【学名】 Mokara
【科・属名】 ラン科・モカラ属
【英名】 Mokara
【原産地】 原産地無し
(人工的に生産されている交配種になります。)
【開花期】 7月〜11月
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