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長女がトーコーキョヒでして<16>

【”甘え”と”怠け”の境目は?】
 我が家の長女は、現在も重役登校中です。
 長期休暇明けはどうしても、登校を強く渋るので遅れがちです。
「あたまいたい」
「なんかず~っとおなかいたい」
「マジきもちわるい」
「行きたくね~」(口が悪くてすみません)
 そんな台詞を連呼しています。
 確かに、寝不足で顔色悪いとか、食が進まないとか、気だるそうとか。
 不調っぽさも感じてはいますが。
 基本的な私のスタンスとしては、病院に行くほどじゃないなら、行くのだ! です。
 
 休みたがるのは心のSOS。
 疲れたら大人だって休みたい、だから学校だって休んでも良い。
 うん、良いと思いますよ。
 休む権利は、あります。
 でも。
 ”怠ける”ことがカンタンに許されるということが、彼女の将来にとって、決して良いことだとは思えないのです。

 親も学校も自分に関心を持たず配慮もしてくれないから、行けない。
 気づいて欲しい、聞いて欲しい、受け入れて欲しい、そんな”甘え”だとしたら、きちんと休ませ向き合うことが必要でしょう。
 でも。
 遅刻しても怒られない、別室での個人授業も認めましょう。
 もちろん、教室に戻れるならどのタイミングで戻ってもいいですよ。
 母と一緒に登校したいなら、玄関まではご一緒しましょうね。
 そこまでしてもらってるのに、めんどくさい行きたくないは、”怠け”だと。
 少なくとも私は、思うのです。
 そこは譲れない。
 さすがに、身ぐるみ剥いで着替えさせて引きずって、という大きさでもなくなりましたが。
 文句いいながら自分で着替えて、持ち物チェックして、靴を履いて、と登校に向けて動き出す彼女を、休ませてはいけないなと感じます。
 たとえ2時間目からの登校になったとしても、今日の学校での時間は決して彼女に苦痛なだけでも、無駄な訳でもない。
 だから、行かせよう。
 そんな毎日です。

 それでも。
 気になるワードや深刻な体調不良、口調の変化などの”甘え””SOS”には、気づけるようにしていたい。
 境目に気づける親でありたいと、日々精進しているつもりです。

道産子の津軽在住2児の母。登校拒否長女との日々雑感と、しあわせに生きる”ちょこぽじ”のススメ。