長女がトーコーキョヒでして<7>
【地域との連携】
泣く子を引きずる般若の母、はとても見苦しい姿だったのだと思います。
ほぼ毎朝、暑い季節で窓を開けているお宅も多い中、泣く、叫ぶ、叱る。
恥も外聞も無く、スッピン部屋着で子どもを引きずる母。
今思い返しても、壮絶でした……既に笑い話ですが。
当然、玄関先のお掃除やゴミ出しなどで顔を合わせるご近所さんもたくさん居ました。
皆さん気まずそうにされていて、こちらもとても申し訳なくて。
それでも顔を合わせずにはいられなくて。
抵抗が激しかった時期は、プライベートでその界隈を歩くことも、ちょっと気恥ずかしかったくらいです。
それでも。
どんな時でも、長女に「おはよう」と声をかけてくださった方。
投げたランドセルを拾って、一緒に途中まで歩いてくださった方。
迎えに来られた担任に「このお母さんを支えてあげてください」と言ってくださった方。
様々な地域の方々に、どれほど支えられたでしょう。
そして今は。
重役登校(笑)中でもごくごくフツウに「おはよう」の挨拶をしてくださったり。
「今日は早いね」なんて声かけで、さりげなく関わってくださっています。
その言葉に「おはようございます」と返事をするようになった長女にも、成長を感じつつ。
地域の皆さんにも支えられ見守られているのだということを、しみじみ感じています。
道産子の津軽在住2児の母。登校拒否長女との日々雑感と、しあわせに生きる”ちょこぽじ”のススメ。