かき揚げをつくる ■つくるひと 24日目 ３／３１■
３月最終日
会社は期末で仕事が立て込んでいて
社員さんはあれこれの締切に追われて
少しピリついている
私は少しだけ残業して帰ってきた
帰りの車に乗り込む時に
もう今夜の献立は決まっていた
そうめん
以上
さすがにそれだけって訳にはいかないので
運転しながら考えた
思いつかないのでスーパーによってみたら
ブリのあらと鶏肉がたくさん半額になっていたので買い占める
(この人は魚のアラと半額のシールに目がない)
大して頑張ってもないのに
｢期末、おつかれ｣
とか自分に言って
焼酎ハイボールもカゴにIN
鶏肉で何か作るか。
唐揚げ？えぇ〜めんどくさい。
そうだ、先日激安で買ったマッシュルームがまだ残ってるんだ
あれを使おう
半分にカットした残りの玉ねぎもあったはず
よし、かき揚げだ
困った時のかき揚げ
見た目もボリューミー
あらゆる面から油を吸ったその物体は
腹を空かした珍獣たちを黙らせるのに
もってこいだ
しかも今日はそうめん
麺つゆに浸したら最高だぞ
唐揚げは絶対作りたくないのに
なんでかき揚げならいけるのか
自分でもこの謎は未だ解けない
しかも私は正しいかき揚げの作り方を
教わったことがないので
某激安うどん店のような
カラッと鮮やかなヤツは作れない
でもみんな私のかき揚げが好きらしく
みんな
目を輝かせて食べていた
貧乏人はとりあえず腹を満たすことが大切なので
炭水化物×油の食べ物を作りがち
野菜とか栄養に関しては
1週間で平均的になればいいでしょう
｢なってるのかは疑問だけど｣
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