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【知的財産権研究】S評価 京都芸術大学 アートライティングコース

京都芸術大学通信教育部 芸術学部芸術学科アートライティングコースで5年間の学びを終え、少しずつですがライターの仕事をしています。

今回、5年間の学びの中で「S評価」と「A評価」だったレポート全文を有料で公開してみようと思います!皆さんの学びや参考になれば嬉しいです。
※コピペ・著作権の侵害となる行為はご遠慮ください。

【知的財産権研究】 S評価 90点 ※設問1 参考文献の記載あり、設問2 参考文献の記載なし

【設問1】
ニュースで話題となった著作権が関わる事件、事例について、1例を取り上げて論評してください。その際には、以下の5つの点にすべて触れた上で1600字程度でまとめてください。

(1)何が問題となっているのか(争点はなにか)
(2)法令上はどのようになっているのか
(3)類似の事件ではどのようなものがあるか
(4)他者の意見としてどのようなものがあるか
(5)自分はどう考えるか

 スーパーマリオは任天堂が開発したゲームキャラクターである。1981年、「ドンキーコング」の脇役として登場して以来、1985年のファミリーコンピュータ用ソフト「スーパーマリオブラザーズ」の大ヒットで一躍、同社の代表的キャラクターとなった。多くのゲーム作品に登場するほか、2021年3月18日にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンにおいて、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」がオープンするなど、任天堂の看板キャラクターとして不動の地位を確立、「ゲーム史上、世界で最も知られているゲームキャラクター」としてギネスブックに登録された。
 そんな世界的ゲームキャラクターが巻き込まれた著作権裁判がある。関連する会社でも契約関係にもない会社が、任天堂の人気レースゲーム「マリオカート」のキャラクター衣装を貸し出し、カートで遊ばせるのは著作権の侵

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