カウンセリングを受ける意味

メンクリに月1~2回通院しているが、話すことがなくていつも困っている。先生はしっかり1時間話を聞いてくれるが、家にばかりいる私は全く話題がない。いつも先生が自分の趣味の話を1時間してくれて、私はただ静かに「うんうん」とうなずいて話を聞いている。メンクリに通っている人達は、いつも先生とどんな話をしているのだろうか。


SNSでメンクリ通院中の方々の投稿をみると、日々の出来事や体調の相談をしているらしい。私は自分の体調管理がとても苦手だ。多少体調が悪いくらいだと気付かないことが多い。特にメンタルの調子については悪いのが日常でいつものことだし、どう調子が悪いのかをうまく伝えることができないので、体調について相談することはめったにない。


通院し始めた時は、ちゃんと通い続ければ生きやすくなって人生が劇的によくなっていくんだと思っていた。今までの苦しさから解放されるのだと。でも、いくら通ってもさっぱり生きやすくなんてならなくて、あの医者はヤブ医者だと思ったり、行っても意味ないと通院をサボっていた時期もある。なんだかんだありつつ長く通わせていただいて、結局自分を助けられるのは自分だけなんだなという考えに至った。カウンセリングって、先生が私を救ってくれるのではなく、自分が話すことで自分を見つめなおし、苦しみの解決方法を自力で見つけ出すものなのかなと思う。


自分の気持ちを表現できず、話せない私にはカウンセリングはあまり意味がないのかもしれない。もちろん、困った時や話したいことがある時に、話を聞いてくれる人がいるという心強さはあるので、通院をやめるつもりはない。自分の気持ちを表現できない、話せないというのはやはり辛い。社会から取り残されているような気持ちになる。いつか医学がもっと発展して、薬でどうにか対処できる日が来るといいな。


いいなと思ったら応援しよう!