能力の低さを実感する日々
少し前から、期間限定で新しい仕事を任されている。入社して以来、毎日同じ作業の繰り返しで少しうんざりしていたので、提案されたときには二つ返事でOKした。内容は今までやっていたことと大きな変化はなく、コツコツとやっていく作業だ。
研修を受けた時には、そんなに難しいことはなさそうだと浮かれていたけれど、いざ業務に取り掛かってみると、やっかいだった。難しいというよりは、細かい作業がいくつもあってややこしい。一つのことに集中していると他のことを忘れる私は「あっ、あれやったっけ?」「この作業やってない気がする・・」とあたふたしている。
仕事自体は全く難しくないのだ。この難しくもない仕事であたふたとしてしまう自分を本当に情けなく思う。こんな単純作業もできないのかと落ち込む毎日。間違ってはいけないと、会社の担当者に不明点を何度か問い合わせていたら、担当者から返ってくるメールの文面からしだいにイライラがにじみ出てくるようになった。理解力がなさすぎて本当に申し訳ない。
在宅だから通勤もない、周りの人に気を遣う必要もなく自分のペースで仕事ができる。それなのにもう毎日ヘロヘロだ。一般枠で働いてた時って本当にどうしていたんだろうか・・。若いからなんとかなっていたのかな。周りの人がすごくフォローしてくれていたんだろうな・・と今の仕事には全く関係ない過去のことまで頭に浮かんできてはグルグルと駆け巡り、さらに憂鬱な気持ちになっている。ご飯を作る気力もゲームをする元気もない。部屋は荒れ気味。こんなんでどうするんだ・・。自分のキャパの狭さや能力の低さにガッカリしてしまう。この先色々とどうしようとよくわからない不安ばかりが押し寄せてくる。
淡々と毎日こなしていればきっと慣れてくる時がくるはず・・と信じて、ひとまず仕事は休まないという低い目標を掲げてがんばっていこうと思う。