ファイナルドラゴン ジャッキー悪役、整形で二重と情報量が多い

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ジミー・ウォング主演のカンフー映画。

いまや世界の大スターになり、カンフーヒーローの一時代を築いたジャッキー・チェン。
そのジャッキーが、珍しく卑怯な悪役を演じている。
これは主演のジミー・ウォングが大先輩で、当時の香港映画界の大物だったから。
この後にジャッキーがジミー・ウォングと共演するドラゴン特攻隊
もジャッキーは悪役。

事情を知らない人は「そんなに頭上がらんのか」と思うかもしれないが、ジミー・ウォングはジャッキーの命の恩人。
彼がいなければ、後の大スタージャッキー・チェンは存在しなかったのよね。
当時の香港映画はマフィアの影響が強く、ジャッキーは二重契約のトラブルを犯してしまう。
ジャッキーはマフィアに拉致られて〇されそうになってしまう。
契約問題で、そんなことあるの? って思うかもしれないが、当時は物騒だったんだよね。
ブルース・リーが亡くなった原因や、子供のブランドン・リーが事故で無くなった時も香港マフィアが影で動いたと言われるくらいヤバかった。

ジミー・ウォングは「片腕ドラゴン」シリーズで香港映画界の大スターとなり、長く映画界にいたので顔がマフィアにも顔が利いたのだ。

ちなみに、ジミーは「片腕ドラゴン」は、日本の「座頭市」の勝新太郎と共演しており「隻腕の剣士」vs「盲目の剣士」の夢の対決が実現している。

今の人には馴染みはないかもしれないが、知っている人ならば、あの勝新とダブル主演を張れるくらいの大物なのだ。

勝新も「パンツ事件」でやらかしたが、ジミーも裏社会との繋がりや事件で人気が落ちたようで大物2人が、そんなところは似て欲しくなかったかな。

アマプラの評価は★2‣5だが気にしてはいけない。
卑怯で悪辣で自分の手を汚さない、二重瞼に整形したばかりのジャッキーは、ファイナルドラゴンだけだ。
カンフー好きは今すぐ観て欲しい。

吹き替えも、ジャッキーは安定の石丸博也さん。
主演のジミーは池田秀一さん。
池田秀一さんはガンダムのシャアだけじゃないと、強く言いたい。
師匠、師父、メンター役が向いているのよね。

吹き替え版、堀内賢雄さんや他の方も豪華なので声優ファンにも是非オススメしたい。

そのうち、香港映画の感想も色々語りたいね。

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