永遠の0の授業

永遠の0の授業。生徒の評判が良かったようで安心した。
10代の生徒たちに、邦画特有の大袈裟な泣きや感動の押し付け的な演出があうか心配だったが、逆に「見慣れているから気にならなかった」という感想。
「ああ、はいはい泣きのシーンね」とスルーされてしまったということだ。
これはこれで悲しいではないか。
安い演出だと若者に思われてしまっているということだ。
先に生きている者として恥ずかしい。
我々の世代も、もっと頑張らねばと気を引き締めた。
自分的にも山崎監督の解像度が上がったので勉強になった。
ここの見せ方や演出は天才的だと思える所は、かなりある。
監督は自分のこだわったところはセリフを少なく映像で見せて、逆にあまり関心のない部分はセリフや演出が過剰な気がする。
そういう傾向がわかってくると、他の山崎監督作品を観なおすと面白い。
同時代で別ジャンルのゴジラ-1を観なおして研究するのが楽しみだ。

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