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愛され体験のなさが執着を加速させる!本物の愛情の見分け方とは?


親の育て方が自己肯定感の
高低を左右する。


誰かに愛された経験がないと、愛してくれる人全員をありがたく思ってしまい、受け入れてはいけない人のことまで許容してしまいます。

しかし愛された経験があると、誰でもOKにはせず、拒むことを選択できるんですよ。

恋愛と自己肯定感が密接な関係にあるのは有名な話ですが、子どもが自己肯定感が高い大人に育つかどうかは、両親の育て方が非常に大きなウェイトを占めています。


両親が子どもに適切な愛情をかけて育てると、その子は自己肯定感が高い大人に成長することができます。

逆に、両親が子どもに愛情を与えないまま育てると、その子は自己肯定感が低い大人に成長してしまいます。

つまり、両親がどれだけ子どもに愛情を注いだかによって、愛され経験の度合いが変わってくるというわけです。

中には、「両親は全然自分のことを愛してくれなかったと思っていたけれど、それはただ仕事がすごく忙しかっただけで、実はちゃんと愛してくれていたんだ」と大人になってから気づくケースもあります。

しかし、分かりやすい愛情表現が愛され体験に結びつきやすいのは、間違いないと言えるでしょう。

愛され経験の有無によって
起こる事態とは?


カウンセリングをしていると、執着恋愛に陥ってしまった女性からのお悩みをいただくことがよくあります。

彼女たちの生い立ちをお聞きしていると、8割以上の方が家庭環境で何かしらの問題を抱えています。

両親からまともに愛された記憶がない、一緒に住んでいただけで愛してくれていたかどうか分からない、いつも否定ばかりされていた、私が何をしても無関心だったなど、自分の親に対して複雑な気持ちを抱えている方が多い印象です。

そのため、彼女たちは恋愛においても「今まで幸せな恋愛をしたことがない」という場合が多く、中には「恋愛ってそういうもの」という刷り込みができてしまった女性もいらっしゃいました。

「ドラマに出てくるような幸せな恋愛なんて本当にあるんですか?」と聞かれたことは一度や二度ではありません。


逆に愛され体験がある人からすると、執着恋愛に陥る女性の意味が分からないということがよくあるようです。

彼女たちは執着恋愛に陥る女性の相手を見て、「どう考えてもヤリ目でしょ?」「完全に承認欲求満たしじゃん」「ただの身体目当てなのがなんで分からないの?」というように分かってしまうからです。

ちなみに、執着恋愛とは次のようなパターンが該当します。

・身体の関係はあるが付き合ってはいない
・最初はなんとも思ってなかったのに、気づいたら好きになっていた
・明らかに先がない関係だが認めたくない
・脈がないのにわずかな可能性に期待する
・相手にちょっと受け入れられると、自分が丸ごと承認されたと錯覚
・相手に自分がどう思われるかばかりを気にする
・嫌われるのが怖く見捨てられ不安が強い
・会っていないときは気分が落ち込む

執着恋愛に陥ってしまう女性の多くは、身体の関係を持ったことをきっかけに、「私は愛された」と無意識に変換してしまいます。

しかも、アプリでの出会いで食い物にされてしまった女性は、やり取りの段階で相手の男から好意をほのめかされているので、その体験を「愛された」と変換してしまうことも多い。

なぜなら、セ○○スをするためだけに好きだと平気で嘘をついたり、好きでもない女性に結構な時間を使う男が世の中にいることを彼女たちは知らないからです。

あと、女性は「ないな」と思ったら指一本触れさせたくないことが圧倒的に多いけど、男性はその限りではないことを知らないのもありますね。

中には、出会って初めて身体の関係を持ったけど、別に執着はしなかったし大丈夫だろうと思っていたら、気づいたら執着していたというケースもあります。

でもこの場合は、目が覚めるのが早いんですよ。

こういった女性の多くは愛され体験があるので、その男性に愛されていないことが、過去の愛され体験と比較して分かるからです。

愛され体験がないと
相手のクズさに目をつむる。


しかし、愛され体験がない、もしくは少ない女性だとその限りではありません。

少しでも相手の食いつきがあると、それを自分に向けられた好意と錯覚して異常にありがたがってしまうので、その経験を愛され体験に変換してしがみついてしまうのです。

言うまでもなく、女性を執着させている男が与えているものは、愛情でもなんでもありません。

やりたいというただの性欲や、その日たまたま機嫌が良かっただけか、次の日には消えてなくなるような気まぐれの好意なんです。

でも、愛され体験がない女性にとっては、やっとの思いで獲得した愛され体験なので、それが偽りであることを意地でも認めたくないし、手放したくないんですよね。

本当の愛され体験を手に入れたいなら、偽物にすがりついてはいけないのは当たり前です。

ただ、たとえ頭でそのことが分かっていたのだとしても、気持ちがついていかないんですよ。

偽物なんだとしても、もしかしたら本物かもしれないというわずかな期待にかけてしまう。

自分が好きだと思っている人のことを、自分自身で否定したくないし、それをすると自分の目利きまで否定してしまうことになる。

執着恋愛に陥ってしまうと、相手の男性から雑な扱いを受けるだけでなく、愛され経験の少なさによって目が覚めにくくなるんですよね。

本物の愛情と偽物の愛情。


本物の宝石がほしいのなら、イミテーションに手を付けるべきではありません。

イミテーションはどこまで行っても本物ではないからです。

愛され体験もそれと同じで、本物を知らない人は偽物との違いを知っておく必要があります。

次の項目に該当する人が、本物の愛情を与えてくれる人です。

・物理的なリソースをちゃんと割いてくれる
・不安や悲しみにちゃんと寄り添ってくれる
・あなたのことをちゃんと尊重してくれる
・ときには耳が痛いことも言ってくれる
・でも言い方はちゃんと考えてくれる
・離れていてもつながっているという安心感がある
・一緒にいてストレスをほぼ感じない
・一緒にいると笑顔になることが多い

これらの項目は、異性だけに限った話ではありません。

友達でも、会社の上司でも先輩でも、恩人でも、すべての人間関係に共通する愛され体験を与えてくれる人です。

実は、両親から愛された経験はなくても、友達からは愛されていたという女性も中にはいて、それに気づけなかったという事例って珍しくないんですよ。

上記の愛情を与えてくれる人の項目に、今まで関わってきた人の誰かが該当しているのだとしたら、それを愛され体験の基準としてください。

もし、愛され体験がないという人の場合でも、落ち込む必要はありません。

あなたを愛してくれる人にまだ出会っていないだけで、お天道様に顔向けできる自分で生きていれば、いずれちゃんと出会うことができます。

今はまだその時期が来ていないというだけの話です。

人生どん底でもいい人に
出会うときがある。


ちなみに、どんなにどん底状態や地獄にいたのだとしても、それを救ってくれる救世主的存在が現れることってものすごくよくあるんですよ。

それはもう、「蜘蛛の糸」の話に出てくる地獄につるされた糸のように、人生の軌道修正をかけてくれる人物のことなんです。

どんなに目も当てられない人生を送っている人でも、このような出来事がちゃんと起こるのですから、どうか諦めないでください。

誰にだって、愛され体験を得ることは可能です。

そして、それは生きている人間として当然の権利だということも、どうか忘れないでください。


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