情弱さんいらっしゃい。「ツインレイ商法」の見分け方7選。
どれだけ便利な世の中になっても、人の弱みに付け込んだ商売はなくなりません。
悪徳業者たちは、手を変え品を変えながら、情報弱者からお金を巻き上げる方法を考え続けます。
こうした中で、近年注目されるのが「ツインレイ商法」です。
「ツインレイ」とは、前世で1つだった魂が2つに分かれた存在を指し、「魂の片割れ」とも呼ばれます。
そんなツインレイをでっちあげてクライアントに信じ込ませ、高額な料金をぼったくるのが、ツインレイ商法なのです。
とくにスピリチュアルに傾倒する女性の間で関心が高く、好きな男性との関係を、無理やりツインレイに結びつけようとすることも珍しくありません。
不倫関係や都合の良い関係(セフレ)にハマる女性に、この傾向が強く見られます。
執着が強くなることで、相手や現実、自分自身でさえも見えなくなり、そこにツインレイ商法が付け込む余地が生まれるのです。
そんなわけで今回の記事では、「ツインレイ商法の実態」について、詳しく解説いたします。
ツインレイ商法の手口
その1 「断言」
まず最初に挙げられるのが、「断言」する手法です。
好きな男性についてスピリチュアリストやヒーラーに相談した際、「その人はあなたのツインレイです」と断言されることがよくあります。
ですが、このような場合はまず疑うべきです。
僕自身、いわゆる「本物」のスピリチュアリストに出会う機会が一般の人より多いのですが、彼らは決して断言しません。
なぜなら、その発言がクライアントに混乱をもたらし、責任が取れなくなるからです。
では、なぜツインレイ商法に関わる人たちは断言するのでしょうか?
それは、クライアントの依存心を煽り、お金を巻き上げるためです。
たとえば、スピリチュアリストやヒーラーが、次のように答えたとしましょう。
しかし、執着しまくっている女性は、絶対にそのような現実的な答えを受け入れたがらないですし、意地でも認めようとしません。
だからこそ、ツインレイ商法においては、断言して依存させる必要があるのです。
そして、こうした手法は、ツインレイ商法に限りません。
悪徳な恋愛カウンセラーや復縁カウンセラーも、似たようなことをします。
「あなたたちは絶対に上手くいきます」と断言されると、好きな男性に執着している女性ほど、その言葉にすがりつくからです。
ツインレイ商法の手口その2
「特別な存在だと思わせる」
次に見られる手口が、「あなたは特別な存在」だと信じ込ませる方法です。
どういうことかと言うと、まずスピリチュアリストやヒーラーが「あなたは何百人に一人の特別な星の下に生まれている」というようなことを伝えます。
そして、「あなた次第でツインレイの相手と結ばれる」などと可能性を示唆することを言うと、執着している女性のほとんどは鼓舞します。
このような言葉をかけられると、クライアントは相手との関係に執着し続けるんですよね。
その結果、現実を見失い、さらなる依存状態に陥るというわけです。
こうして人を「特別な存在」だと錯覚させ、舞い上がらせるのも、ツインレイ商法の手口です。
言われた側は「えっ!私ってそんなに特別なの?」と思い込んでしまいますが、これはインチキスピリチュアル商法の常套手段で、昔からよく使われてきた方法です。
ツインレイ商法の手口
その3「不安を煽る」
ツインレイ商法やスピリチュアル系の業者が依存を生み出すもう一つの手法は、「不安を煽ること」です。
分かりやすい例を挙げると、「あなたの家には悪霊が取り憑いています。
悪霊を追い出したければ、この『幸運を呼ぶ壺』を買いなさい」といった脅しです。
このような恐怖心を利用した商売は、典型的な悪徳手法です。
さらにツインレイ商法では、「あなたのやり方が悪い」「あなたが○○をしていないから進展しない」といったように、クライアントに罪悪感を植え付けることもよくあります。
こうして、不安・恐怖・自責の念を抱えたクライアントは、どんどん業者に依存してしまうのです。
ツインレイ商法の手口その4
「偽のチャネリング」
チャネリングとは、高次の霊的存在・神・宇宙人・死者などの常識を超えた存在との交信法や、交信による情報の伝達を意味します。
ツインレイ商法では、このチャネリングを使って、クライアントの不安や恐怖を煽るようなことを言うことがよくあります。
たとえば、「今○○しないと××(悪い未来)になる」などの煽り方です。
しかし、本物のスピリチュアリストは不安を煽るようなことは言いません。
彼らが「高次元の存在」や「チャネリング」で得たメッセージは、愛に基づいており、否定的なことや脅しを一切含まないのが特徴だからです。
だから、「地獄に落ちるわよ」とか「もうすぐアセンションゲートが閉じる」なども言わないです。
ただ、一部のチャネラーは、たとえ本当にチャネリング能力を持っていても、否定的なことや脅しを使うケースがあります。
これは、つながっているのが高次元の存在ではなく、低級霊や動物霊の影響を受けている可能性があるためです。
彼らはそれを「高次元からのメッセージ」と勘違いし、クライアントに伝えてしまいます。
こうした業者自身も、自分が本当に高次元と繋がっていないことに気づいていないため、ある意味、気の毒な存在かもしれません。
ツインレイ商法の手口
その5「高額請求」
悪徳業者は、定期契約のカウンセリングやセッション、高額なパワーストーンの販売でクライアントから金銭を巻き上げます。
たとえば、次のように言葉巧みに誘導します。
サイレント期間とは、男女関係の進展を邪魔する「見えない力」が働く期間だと言われますが、裏事情を知っている身からすると、何がサイレント期間やねんっちゅう話です。
実際のところ、多くの場合は相手に最初から向き合う気がないか、脈がないだけです。
この都合の良い「サイレント期間」という言葉で、クライアントを依存させるのが業者の狙いです。
本当に見えない力を使える人は、スピリチュアルで商売をすることはほとんどありません。
仮に商売をしていても、高額な請求はしません。
彼らにとって、見える世界は当たり前のものであり、それを理由に金銭を要求する必要がないからです。
僕が知っている方たちは、本物の力を持っているにもかかわらず、無料、もしくは「こんなに安くていいんですか?」と驚くほどの料金で仕事をされています。
しかも商売をされている方は、ネットで検索しても名前が出てこないです。
また、誤った力の使い方はエネルギーの乱れを引き起こすと考えている人もいるため、慎重に考える方も多いです。
そういった理由から、高額な請求をする時点で、その業者には疑いの目を向けた方がよいでしょう。
ツインレイ商法の手口
その6「能力の覚醒」
ツインレイ商法では、「あなたには特別な力があるから、私のもとで修行してみては?」と誘い、セミナーやスクールへの参加を勧める手口もよく見られます。
これらのセミナーは、高額な商材の一種です。
有名なヒーラーやスピリチュアリストが開催するセミナーには、何十人もの参加者が集まることも珍しくありません。
その様子を見て、「これだけの人を集められるなんて本物だ…!」と思い込んでしまうことも多いのです。
しかし、正直に言えば、そこに集まっているのはただの情弱集団にすぎません。
はっきり言ってしまうと、カモがネギを背負って罠にかかりにやってきたということです。
ツインレイ商法の手口その7
「カウンセリングの引き延ばし」
ツインレイ商法や悪徳カウンセラー、復縁業者が多用する手口の一つに、「引き延ばし戦術」があります。
これは、核心に触れないまま、次回のカウンセリングやセッションに持ち越すというものです。
具体的には、クライアントから少しでも多くの金銭を引き出すために、理由をつけてメール相談やカウンセリングを延長させます。
話の内容は一見前向きなアドバイスが多いのですが、肝心の具体的な解決策は示さず、次回に持ち越すことで依存を促します。
困っている人は「現状をどうにかしたい」という思いから、無理をしてでもお金を支払ってしまいがちです。
「詐欺」と断言はできませんが、良心的な対応とは言えないため、これ以上お金を払うのは控えた方がよいでしょう。
ちなみに、詐欺師というのは往々にして、笑顔で人当たりがよく、大事なことは一切言わないものです。
ツインレイ商法に
引っかからないために。
それでは最後に、ツインレイ商法に引っかからないための心構えについて、お話させていただきます。
心構えその1
個人情報の開示はあるか?
顔出しをしていない、偽名を使っているなど、個人情報を一切開示しないスピリチュアルカウンセラーは少なくありません。
もちろん、すべての業者が詐欺とは限りませんが、素性が分からない人間に高額を支払うのは非常に危険です。
こうした業者に頼り、詐欺だった場合、「そんな訳の分からない人に頼るからだよ」と言われてしまうのが落ちです。
それなら最初から信用しない方が安全です。
心構えその2
ネット上の評判を確認する
ツインレイ商法の業者が悪徳かどうかを判断するためには、ネット上の口コミは必ず確認しましょう。
悪名高い業者であれば、その名前や評判を検索すれば、問題点がヒットする可能性が高いです。
検索のコツは、次のようになります。
悪い評判が複数見つかる場合、それはすでに多くの被害者がいることを示しています。
「火のないところに煙は立たない」というやつです。
そうした業者への依頼は、避けた方が賢明でしょう。
心構えその3
ツインレイだと
思いたい時点でもうダメ
好きな男性を「ツインレイ」だと思いたい時点で、すでに間違った方向に進んでいると考えた方がいいでしょう。
男性からの拒絶や冷たい態度を、無理やり好意に変換しようとする心理も働いているからです。
脈なしなのを意地でも認めたがらない女性は、どうにかして脈ありに変換しようと、自分に都合よく考えます。
その一つが、サイレント期間や魂の課題がある「ツインレイ」なのです。
好きな相手のことをツインレイだと思い込むことで、上手くいかない理由を、サイレント期間や魂の課題のせいにできるんですよね。
「その男性が私のことを好きな証拠」を探し始めている時点で、それはもう「ツインレイ」ではありません。
目を向けるべきは、その男性ではなく“現実と自分自身”です。
というか、「それがアンタにとっての魂の課題ちゃうんか」っていうことです。
まとめ
ツインレイ商法の被害に遭わないためには、甘い言葉に依存せず、冷静な判断を持つことが大切です。
とくに、引き延ばしのカウンセリングや、ネット上で評判が悪い業者には要注意。
そして、好きな男性をツインレイと思い込み、その証拠を探し続けるのは危険です。
自分自身と現実を直視し、本当に大切なことに目を向けましょう。
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