思ってる以上に多いマザコン男性の実態。結婚後に起こる問題とは?
“人を大事にする”
という言葉の意味。
マザコンな男性もそうじゃない男性も、「母親が好き」という点では共通しています。
しかし、“親を大事にする”という言葉の意味を、マザコンな男性は履き違えていることが多いです。
この両者がどう違うのか、下記にまとめてみました。
今からお話する内容は、恋愛にも友人関係にも共通することですが、誰かを大事にするって、相手の人生を尊重して大事にしてあげるという意味で、ベタベタした馴れ合いの関係が、誰かを大事にすることではありません。
相手の人生を大事にするとは、相手には相手の生活があり、時間があり、仕事があり、交友関係があり、価値観があり、考え方があり、そういったことを尊重して大事にするということです。
そして、あなたが大事にしたい人のことを、大切にしている人のことも尊重して、大事にする。
これらの部分も込みで、“相手を大事にする”ということなんですよね。
もちろん、相手が助けを求めてきたら、それにできる限り応えることも必要です。
しかし、助けを求められても求められてなくても、相手のためにならないことなら手を貸さずに、自立を促したり見守ったりすることも重要です。
離れていても、連絡を取っていなくても、大事に思っていることに変わりはありません。
特別な日には日頃の感謝の意を込めて、プレゼントをしたりお祝いしたりすると、祝ってあげたい気持ちも含めた大事に思っている気持ちを表現することもできます。
しかし、大事にすることを“ベタベタした馴れ合いの関係”だと履き違えている人は、ことあるごとに相手に干渉しようとするんですね。
子離れできず
干渉したがる親。
さみしさ耐性がついていない人は、自分で自分の機嫌が取れないから、相手に機嫌を取ってもらおうと干渉します。
相手を信用していない人は、お節介をやいたり、ことあるごとに口を挟んだりしてきます。
なので、母親がものすごく頼りなくて放っておけないタイプの人間だったり、主観が強くて「私は子どもよりも正しい」と思っている母親だったりすることは、決して珍しい話ではありません。
前者の場合は、マザコンを通り越して共依存になっている場合が多く、後者の場合は、母親が支配的というケースがよくあります。
あと、親が子どものことを信用していないから、「心配」という名目で干渉したがるケースもよくあります。
「男はマザコンぐらいが
ちょうどいい」
という理論は破綻している。
「男はマザコンぐらいがちょうどいい」なんて言われてますよね。
この言葉の意味って、「その男性にとって一番近い女性が母親なので、その母親を大事にしている人は、パートナーも大事にしてくれる」という意味だと思うんですよ。
世間一般で解釈されているような、「男はマザコンぐらいがちょうどよくて、そういう男は奥さんを大事にする」という理論は、残念ながらすでに破綻しています。
前述したマザコンの定義にすべて当てはまるような男性だと、ちょうどいいどころか、女性が苦労する場面のほうが増えていくからです。
とくに、自分の人生をちゃんと歩いている女性ほど、母親の意見にすぐ流されたり、干渉を止めたりすることができない男性に対し、イライラすることが多くなります。
自分がマザコンであるという自覚がない男性がものすごく多いんですよ。
こういった男性は、これまでの母親との関係になにも疑問を持っていません。
すでに親離れをして、両親も子離れしている女性からすると、無自覚マザコンの男性と母親との距離感に、ものすごい違和感や不信感を覚えるようです。
結婚前にマザコンの徴候はすでにあったのに、親との関係性について話し合いをせずうっかり結婚してしまい、激しい後悔をする女性の話はよく聞きます。
なぜ嫁姑問題が
起きるのか?
精神的自立を果たすには、自分の頭で考えて、自分で決めて行動し、その結果に責任を持つことの繰り返しで成立するんですよ。
そして、相手が誰であろうと、自分は自分、人は人と切り分けることができます。
なので、マザコンの男性は、精神的自立を果たしていないんですよね。
だから、そういう男性は結婚後も母親の意見に流されて、切り分けができないから、干渉を許してしまうのです。
これって、親を大事にしているのではなくて、パートナーをないがしろにしているだけなんですよね。
その結果、嫁姑問題が勃発するわけです。
嫁姑問題がなぜ起こるのかと言うと、夫である男性が母親の干渉を止めず、全力で奥さんである女性の味方をしないからなんですよね。
しかも、事なかれ主義の男性だと、母親と妻の2人にいい顔をして、両方の人間に反感を買っていることがよくあります。
男性からすると上手く立ち回っているつもりなんでしょうが、ぜんぜん立ち回れてないんですよね。
自分の優柔不断さが問題を長引かせていることを、マザコン男性は分かっていないのです。
なので今、彼氏がマザコン気味で、悩んでいる女性がいらっしゃるのであれば、いずれ言わないといけないときがやってくるかもしれません。
「あなたのお母さんを否定するつもりはないけれど、お母さんにすぐ左右される自分がないあなたを見ているのは、もうしんどい」というように。
これを言って離れていくような男性であれば、もし結婚できたとしても母親の味方しかしません。
言うまでもなく、親を大事にするって親の味方をし続けることじゃないです。
相手の考えに納得できなかったり、自分の考えが別のところにあったりするなら、その意思をちゃんと伝えるのも、相手を大事にするということなんですよね。
なぜなら、自分の気持ちに嘘ついてる時点で、相手にも嘘ついていることになるからです。
マザコン男性と結婚すると
迫られる二択。
マザコンの男性と結婚して、離婚をしたくないのであれば、「我慢する」か、「関係が悪化する覚悟で言い続ける」かの二択なんですよ。
何を言い続けるのかと言うと、夫である男性に「これ以上母親を干渉させないでほしい」という訴えです。
ですが、悲痛な訴えを旦那さんに言い続けても、なにも変わらなかったというケースの方が多いんですよね。
もちろん、相手の母親と仲良くすることができればそれに越したことはないかもしれません。
しかし、子離れできていない母親のほとんどは「息子を取られた」という意識がどこかにあることが多い。
すると、奥さんである女性に対して、大なり小なり思うところが出てくるわけですよ。
なので、嫁と姑が友達のように仲良しというドラマみたいなケースは、現実ではそうそう起こらないと思っておいた方がいいです。
これって、母親である女性が子離れしている上で精神的自立を果たしていて、なおかつ、お互いのことが大好きだから起こるケースなんですよね。
そう考えると、めったに怒らない激レアケースなので、そこには期待しない方がいいでしょう。
“親離れする”とは
どういうことか?
では、完全な親離れとは何なのかと言うと、自分は自分、親は親と切り分けることです。
親の価値観や考え方、これまでの教育方針を否定するのではなくて、自分と親の考えは違う部分もあるし、血がつながっていても違う人間だし別物だからと切り分ける。
その上で、「自分はどう思うか?どう生きたいか?」という考えを持って、自分の人生を歩いてこそ、完全に親離れしていることになるのです。
なので、親離れするために、場合によっては突き放す行いも必要になります。
でもこれは、残酷なことじゃなくて、自分にとっても親にとっても必要な行為なんです。
相手が母親であろうが父親であろうが、年齢が上なだけで、子離れできなくて精神的に自立していないなんてケースは山ほどあります。
親自身も、「うちの子にはもう違う人生があるんだな」という現実がわからないと、いつまで経っても親は子離れができません。
相手のためを思って、言いにくいことを言って離れたり突き放したりすることを、僕は「優しい引導」と呼んでいるのですが、親離れするとはこういうことでもあるのです。
「親の存在を否定したら、今までの自分まで否定することになるからできない」という人がいますが、いくら否定しても自分の親であることに変わりはありません。
精神的自立を果たして自分と親を切り分けることは、否定しているんじゃなくて、今までの自分の人生をアップデートしているだけなんですよね。
だって、経験したことっていくら否定しても消えないですし、だからこそ、最新のより良い状態に塗り替えないといけないというわけです。
しかしその事実を、マザコン男性も、その母親も分かっていません。
だからいつまで経っても、親離れ子離れができないのです。
はっきり言いますが、マザコンの男性が母親の干渉を拒絶して、奥さんである女性を最優先することはほとんどありません。
つまり、結婚後は相手の母親がしょっちゅう干渉してくるし、場合によっては嫁姑問題に発展することもある、というわけなんです。
それが嫌なのであれば、結婚する前に「本当にその人でいいのか?」をよく考えてみた方がいいでしょう。
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