はんぺん沈没日記 〈布団の中で〉
今布団の中にいる。
今日は夫が寝かしつけをしてくれ、自分のやることを済ませ、やれやれと寝室をのぞくと、2人の子ども達にぎゅうぎゅうづめに挟まれて1つの布団で寝ている夫。
夫はまだやることがあると言っていたので、起こしてから、「大変な事になっているね。」と言うと、「両手に花」と返事が。
何という素晴らしき良きパパの回答ですね。
私だったら寝返りもうてず、体の痛みで起こされるか、寝相の悪い子ども達に蹴られたり殴られたりする事を経験から知っているので、厳しい状況だ、これは大変、と考えた。
しかし、夫はそこまでの未来を思い描くことはなかったようだ。
なぜか。経験を積んでないからだ。
夫は布団から這い上がり、別の部屋へ行ってしまった。
しあわせものだな。
嫌みのようにそう頭でつぶやきながら、私は布団に潜り、このままの気持ちで寝かしつけをどんどんやってもらえれば、みんなハッピーだな、でも、夫の仕事が忙しい時期に入ったら、もうむりだなーとかふつふつと思っていたが、そんな事より、私がやりそびれた案件が一つあることを思い出した。明日の朝までに出来ていなければ、困るやつ。色々まわっていかなくなるやつ…!
5分で済む。たぶん。
しかし、布団につかまってしまった私 q
ーーーーー
と、ここでねおちである。何ということか。
qってなんや、ねおちの臨場感そのままにお送りする。
日付も変わり、もうこれはあかん、と思い布団から這い上がる。任務は終えた。しかし今度は寝れなくなった。
・・・これが今の日常。あるあるな1日の終わり。
夫は時間さえあれば子どもの相手をしてくれる。子どもをとてもかわいがってくれる。
時間さえ、あればね。
ただ、それが忙しすぎて、かなわないのだ。今日は時間があった。でもこれまでも、これからも、忙しい。
こんなに子どもをかわいがる夫が、もっと子育てに時間を割くことが出来たら。
子育てという経験を、私と同じとはいかなくても、もっともっと積んでくれたら。
私も非常に楽になり、子どもも喜ぶだろう。
でも、どこかで何かがかみ合っていなくて、こうなって。もう、どうなってんの?と、日々、遠いところへ問いかけてしまう。
みんな必死なんだ。