100%なんて目指さなくていい
(前置きが長い話なので)結論から書くと、完璧じゃなくていい、もっと単純に考えていいって話です。
「会社は好きですか?」
「仕事は楽しいですか?」
人事にいると、まぁ割と質問されることが多い項目だ。
何かを期待するようなキラキラした目でこの質問をされると「わー…なんて答えようかな〜」と、少し迷ってしまう。
なぜなら、会社も仕事も即リーで「好き!」「楽しい!」なんて言えないからだ。
個人的な実例をだすと、独り言が多すぎる上司がいない時の会社は好きだ。
独り言に気をとられることなく仕事に集中できた結果、「進んだ!」「完成した!」という実感を得られる。爽快だ!
また、インターンシップや説明会などのイベント(?)がある日も好きかもしれない。
前の記事で告白した通り、目立ったことで、不利益を被った経験から、あまり表にでたくないのだが、幸い優秀な後輩に恵まれているので、今はこれが叶っている。
裏で「あー、ここの説明わかりにくいな」「今の例えはリアルで良かった!」などを書き留め、後輩に渡し、肥やしにしてもらうと、役に立てているなと感じる。(後輩は無視せずに、必ず改善策を考えるのだから、ほんと偉いと思う)
まぁ、放った一言がブーメランのように仕事として返ってくることもあるが、修正すれば良くなるとわかっているのだから、楽しいもんだ。
一方で、朝礼は嫌いだ。ぶっちゃけほとんど聞いていない。
そして、聞いていなくても困ることは一切ない。
だいたい、聞かなくても困らないものに、わざわざ時間を割く意味って何?って思いませんか?!(心の大声アゲイン)
あと、何も決まらない会議や打ち合わせの時間も苦痛だ。
アジェンダと事前資料を読んでいない上司や同僚は、時間泥棒として検挙したいくらいだ。
(…人件費が大きく削減できそうで逆に怖い)
そして、1日で好き・嫌い、楽しい・苦痛の全てが発生することも多々ある。っていうかほぼ毎日だ。
とはいえ、学生からの質問への回答で、こんな細かい話をする時間はないので、どうやって端的に説明しようかな?どう言ったらわかってもらえるかな?と考えてしまい、即答できないのだ。
でも、最近思った。
細かいことは置いておいて
100%のうち51%好きなら、それは好きってことでよくない?
100%のうち51%楽しいなら、楽しいって言ってしまえばいいんじゃない?
みんなわかっているだろうが、世の中には、絶対!100%!ということは、まぁ、ない。(ここでも絶対ないとは言えない)
だから、過半数の51%でOKじゃないか。
「子どもは好き?」
「雑用も楽しいって思える?」
「英語は話せる?」
「熱意はある?」
半分以上そう思うなら、まずは「YES!」でいい。
そのあとに
「笑顔を見た時、可愛いって思います」とか、
「ただ、ずっと続くと飽きるかも」とか、
「日常会話レベルですが」とか、
「伝わっていなかったら申し訳ありません」とか言えばいい。
嘘じゃないんだから。
勉強、就活、恋愛、育児…
いろんなことで迷ったり不安を抱えているみなさんへ。
51%なら、好き!楽しい!できる!って言っていい。100%なんて目指さなくていい。
私はそう考えるようにしている。
そう考えると、ちょっとだけ疲れが吹き飛ぶ気がするから。
あなたの疲れも吹き飛びますように。
(ねねっち)