オリジナリティの話
おれは趣味で絵を描いているのですが、たまにオリジナリティとはなんだ??と考える事がある。
どうすれば個性が出るのか?という意見も目にする。
まぁ正直分からん笑
見てくれている人達からは個性的な絵と言ってもらえることはよくある、とてもありがたい話だが個人的には自分の絵が個性的かどうかはよくわからない。
でも周りの人達が言うのであればそうなのだろう。
そこでオリジナリティや個性がなんなのか、そうなれるにはどうすればいいのか考えてみた。
世の中にはお手本になるデザインが溢れていて、ぶっちゃけ何をやっても"〇〇っぽい"になってしまうパターンが多いと思っているし逃れられないとも思っている。
絵に限らずなにかを作り出す人は誰しも始めるきっかけになった人や憧れの人がいる。
始めた頃はきっとその人達の真似をしながら技術を磨いていく。
でも特定の人や画風の真似ばかりだとそれこそ〇〇っぽいになってしまう。
おれもそうだった。
でもここ最近オリジナリティを考える中でおれは気づいた。
特定の人や画風を真似する中でたまに
「〇〇の部分は好きだけど△△の部分は好みに当てはまらないかも」って思う瞬間があった。
ただ△△の別のアプローチで表現してみるのもありかもって思うが最初の頃はじゃあどうすればいいかわからずモヤモヤしていた。
それでもなんとなくしっくり来ない部分を誤魔化しながら描き続けた。
でも描き続けて色んな作家さんに出会う中で好きな人や画風は増えていくもので、そこでピンと来た事があって
「△△の部分を別の作家さんのアプローチに置き換えてみてはどうか?」
ということ。
試してみた、以前よりしっくりくるものが描けた。
なるほどそういうことか。
"好き"を増やせばいいのか。
Aさんの線の描き方
Bさんの影の付け方
Cさんの色使い
Dさんの躍動感
など好きな人たちの好きな部分を寄せ集めて合体させたときに新たなモノが生まれるのではないのだろうか。
Aさんのような線だけどAさんには無いDさんのような躍動感があるし、Cさんのようなポップな色使いなのに Bさんのようなダークな影の入れ方をしているみたいな。
最初に言ったようにこの世にはアイデアや個性が溢れかえっているからこの時代では〇〇っぽい部分はあるけど〇〇っぽくないしむしろ△△がくっついているみたいなキメラ的なモノがオリジナリティなのではないかとおれは思いました。
もちろん中には何にも形容し難い生まれ持ってオリジナリティを感じるモノや人もいるけどそれはおれにとってはもう別次元のお話。
だから個性を磨きたい人はこの考え方を参考にしてみてはどうでしょうか。