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人生は短い。だからやること、やらないことを選択しないといけない。
人間は1日のうち3万5000回選択するという、研究結果があるらしい。
言われてみれば、朝起きてから洗顔して、化粧して、髪の毛をととのえる当たり前のルーティンの中にもたくさんの「選択」がふくまれている。
いつもの道を歩いて駅へ向かうのも、お昼になにを食べるか決めるのも、ぜんぶ選択だ。
最近、隙あれば電子書籍で「エッセンシャル思考」という本を読んでいる。じつに簡単に、この本を要約すると、「やることと、やらないことを決めよう」というものだ。
なぜこの本を読んでいるかというと、ここ数ヶ月、あれもこれもといろいろやりすぎて、あれ、結局自分の中になんも残ってなくね?という自問が生まれてしまったからだ。
ライターとして成長もしたいし
ライター以外のことも挑戦したい
仕事の種まきもしたいし
全国津々浦々旅行にもいきたいし
全国のサウナをまわってみたい
これらは今思いついた「やりたいこと」ではなく、ずっと前から「やりたいなぁ」と頭の中で考えていたことだ。
つまり、わたしは少し前から、あれもこれもと手を出しすぎて、結局なんもできてない人なわけである。
この本を読んでいると「いまのわたしってまさに、エッセンシャル思考の逆いってるわ」と思う。書いていて悲しくなるほど、これが現実だ。ぴえん
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あれもこれもと、実に欲張りなわたしだけど、つねづね人生は選択の連続だと思って生きている。
会社をやめたのも、フリーランスとして生きようと思ったのも、住む場所も、一緒にいる人も、全部自分で選択したことだ。
とあるドラマの中でこんなセリフが登場する。
大切なのはどんな選択をするかじゃない。
自分が選択した人生を強く生きるかどうか。
わたしは選択に迷ったとき、この言葉を思い出す。
選択するのはこわいし、不安になることも多い。でも大切なのは、選択した自分を正解にしてあげることなんだと思う。
それとこれは持論だけど、選択したことを続けるのも正解だし、別のあたらしい選択をするのも正解だ。
友人にフリーランスになったことを話すと「悩まなかったの?」「キャリアに不安はないの?」と聞かれることが多い。
毎回「めちゃくちゃ悩んだよ。いまでも不安だよ」と返す。
わたしにこの質問をしてくる大半のひとは、自分のキャリアや働き方に迷っている人だと思っているので、合わせてこの言葉をそえるようにしている。
「やっぱり違ったかもって思ったら、またあたらしい選択をすればいいと思うんだよね。わたしもこの先ずっとフリーランスでいるかもしれないし、会社員に戻る選択もあるかもしれない」と。
人生は思っているよりも短い。
豊かだと思える瞬間を少しでも増やせるように、わたしは今日も迷いながらも選択する。
とまぁ、なんかずっと偉そうなこと言ってるけど、選択することってめちゃくちゃ時間かかるし、ちょーむずかしんだよな。
とりあえず「やらないことリスト」でもつくろうか。