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レトロだけど流行スペック山盛りメカニカルキーボードを購入した話
こんにちは こんばんは!
ものすごく気に入っていても、もう一個違うものがあってもいいじゃない?お気に入りのパンツだって毎日履きつづけたら飽きるよね?パンツは何枚あってもいいじゃない!
新しい物を買うときはパンツに例えて自分に言い聞かせています。これが座右の銘になりつつあるノダです。
沼が!沼が見えるよーー
一歩ずつ近づいているよ!
私の好みドストライクNiZキーボードでは満足できませんでした!
いや、してたんです。してるんです。でもパンツ…略。
体調的不運が続いていたので厄落とし&遅ればせながらの自分誕生日プレゼントを言い訳にして購入しました。
Jamse Donkey製の『RS2』を
ジェームズドンキーは中国のメーカーです。
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ロゴマークはロバ(ドンキー)。
いかにもギーグっぽいなと思ったら合っていました。ゲーミング系キーボード&マウスのメーカーでした。
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デザインとんがっていますね。尖がりすぎて刺さりそうです。
このメーカーが、一周回ってレトロってかっこいいじゃんとデザイン指向が変化したのか知りませんが、7月に発表したのがこの『RS2』
Jamse Donkey RS2に決めた理由
①ホットスワップ
②ガスケットマウント
③ボリュームコントローラーが着くこと
④テンキー付、でもフルサイズではないこと
⑤USBレシーバーとBluetoothの無線接続ができること
①~③は最近のメカニカルキーボードの標準になりつつある機能です。
この5つの条件を全て満たしていたのが『RS2』でした。
ん?前検討していたメーカーと違うんじゃない?と気がついた方鋭い!
こちらの記事で
決めていたKeebmonkeyはキーキャップあり/スイッチ無し/キット
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スイッチは自分の好きなのをどうぞというカスタム前提のキット。
おっちゃんが楽しそうに組んでいくこの動画を見て、これだと決めた。
amazonのポイントが貯まっていたので自分好みの打鍵音をYouTubeで吟味して、キースイッチを買ったのですが、
この時点で、わたしはまだ本体を買うかどうか決めかねていたのです。
なんとなく足りない気がするけどなんとかなるだろうと中途半端にポイント内で買える範囲で45ピースパックを2箱。
45ピースパック×2箱 つまりスイッチは90ピースしかない。
小学生から算数をやり直せと言いたい。
99キーボードを購入しようとしているのになぜそこをケチるのだ。
足りない9ピースのためにもう1箱45ピースを買うのか?と悩みが追加されてしまったではないか。
グルンぐるんしていたところ、外観ケースほぼ一緒のjamsedonkeyRS2を見つけてしまった。
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『jamsedonkey RS2』は
・DIYキット(Switch無し、キーキャップ無し)69ドル
・Gateron red or brown Switches付 キーキャップ付 99ドル
・Gateron Baby Kangaroo Switches付 キーキャップ付 119ドル(日本では手に入らないgateronの新作スイッチ)
スイッチ付、ゲーミング仕様で99ドル!で実質keebmonkeyより安かったのだ。
あれ?DIYキーボードとは?
当初の目的どこいった?
光らせるつもりは全然ないので正直RGB機能はどうでもよいが、足りない9キー分スィッチは製品版を残せば使えるぞ
KITを買ってDIYする予定が、製品版を買ってカスタムすることを検討することに。
購入サイトはこちら
今回はジェームズドンキー公式サイトからリンクが張られている中国の通販サイトで購入してみました。
円安で外国製品のお得感が薄くなり、しばらく様子を見ていたけれど、中国の年一回最大のセールス、11月11日(独身の日セール)価格になったので
ついにポチッと。
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送料(関税、手数料込み)で別途20ドル必要になる。
アリエクスプレスで買うと高くなるので要注意
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配送状況はトラッキングナンバーで確認できるので安心。
外観は昭和を思い出すノスタルジーベージュ
レトロなベージュのケース、バイカラーキーキャップです。
この配色は世間的評価は別れるところで、古くさいとか色あせてるている酷評意見もありました。
外国人の忌憚ない意見はズバリ新品なのに中古色。
購入を最後まで迷っていたのも、この点がネック。
だって掲載サイトによって発色が違うように見えたから。グレーよりなのか、オレンジよりなのかがわからない。
NiZが黒なので、真っ白キーボードが欲しい気持ちもあったのですが、
昭和レトロ万年筆や廃盤筆記具を好んで使用している自分の懐古趣味を考えると、レトロ上等じゃないか!という結論に。
ホットスワップキースイッチ
キット系のキーボードはキースイッチが気軽に交換できるように、はめ込み式になっています。これをホットスワップといいます。
ロジクールなどは、スイッチを基板にハンダ固定しているので、交換は容易ではありません。そもそも交換前提で作られていないので、キーボードから基板を取り出すのも一苦労です。
ホットスワップのキーボードはカスタマイズ性もさることながら、長く使い続けてスィッチが故障などした際は、故障スイッチだけを交換すれば、簡単に修理ができるという利便性も大きい。
NiZより完成度が高いダブルショットPBTキーキャップ
ケース素材はABS、キーキャップ素材はPBT、OEMプロファイリング。
キーキャップの文字は印刷では無く、色違いのプラスチックで成形した
ダブルショットなので、摩耗で消えることはないです。
NiZもキーキャップもダブルショットなのだが、RS2とは精度が違う
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NiZは文字部分のトップだけ別カラー素材で作っているのに対し、RS2はキャップ全体完全に2層化している。
メカニカル式キーボードはキーキャップの厚みが打鍵音にタイトに反映されるので、音の均一化を求めた結果なのだろう。
キーキャップの交換が簡単!ガイド付プレート
キーキャップ交換するとき、キー配置を完全に覚えていない限り苦労するのがはめ込み場所。
作業前に写真を撮ってから、キャップを外して、新しいキャップを写真を見ながらはめ込むんだけど、1文字ずれてしまってあれ?なんてことがよくある。
ジェームズくんはおっちょこちょいさんでも間違えること無くキーキャップを交換できるようにしました。
それがこれ。
ガイド付のプレート
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プリントされた文字を見ながらキーキャップをはめ込むだけ。
キャップ交換前提の作りになっている。
素晴しい。
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打鍵音ノイズ対策の拘りガスケット
ガスケットってなんだろうと思ってました。
この説明画像でなんとなく理解
クッションを入れて、キーを押し込んだときにプラスチックや基板に当たって生じる音を消す構造のことらしい。
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絶対に音を通さないと、これでもかと異なる素材のクッション材を挟み込んでいる……あたおかレベル(褒め言葉)だ。
キーボードの構造のおさらい
キーボードは
ケース
キーキャップ
キーを固定するためのプレート
基板(PCB)
この4つでキーボードが出来ている。
キーを叩いたとき、プレートや基板がケースに当たった音がする。
それらも含めて打鍵音となる。
ロジクール G913などがこのタイプ。
この音を少しでも軽減しよう流行ったのが、キーボードを分解して基板の下に車用の防音材、マスキングテープを貼るなどクッション材を敷いて反響音を消すカスタムだ。
これをjamsedonkeyは製品版に取り入れた。
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キーボードサイズ
104キーフルサイズキーボードは 455×高さ30×奥行き142mm(参考 東プレリアルフォース)
99キーボード 40.5×138×34 (James Donkey RS2)
87キーボード 35.9 x 14 x 4.1 cm(akko)
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87キーサイズが一番使いやすいんだろうなぁ……
フルキーボードより少し短いだけで、コンパクトキーボードと比較したら巨大でした
USB接続、BT無線接続
USBとBTと有線、三種類で使い分け可能
キーボードケース裏にUSBレシーバーの専用収納場所があるので、未使用時に無くす心配が少ない。細かく気配りしている構造だなぁ
実際の使用感
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スィッチを交換せず、デフォルトのgateron赤軸でタイピングしてみました。
良い!!
驚愕です。秋葉原ヨドバシのキーボードコーナーで試打したどのキーボードとも違います。
どうでしょう?可愛くないですか?
コトコト、カタカタ。
カスタムキーボードのサウンドテスト動画でよく聞く、素晴しい音色が
タイピングの度に響き渡ります。
あぁいつまでも聞いていたい……。
静音性は静電容量無接点方式のNiZには遠く及びませんが、
そこは求めていなかったので比較しません。
今回は音の質。
カチャカチャ、カンカンという金属がはねるような音は一切無し。
NiZとは別種の素敵な打鍵音。
例えるなら耳心地の良いピアノとヴァイオリン。
焚火の音と波の音のような。
つまり心地よさの質が違うのです。
びっくりです。
オウルテックのCherry赤軸メカニカルキーボードと比較してみましたが
打鍵感、打鍵音ともに別物でした。
赤軸でも、ケースの形、素材、メーカーでこんなに違うとは。
力を入れずに打てるので、指が疲れない。小指に負担がすくない。
良くない点
ゲーミングは不要
白色発光ゲーミングキーボードとなっていますが、タイピングする時、キーボードを見ないから光っているのがわからないです。
たまに視界を光が掠めるのでむしろ邪魔。
実際の所、キーキャップに透過性が無いので光は目立ちません。
大きい
全長40㎝はやはり大きいです。
30㎝のNiZ micro82に慣れてしまっていたので、マウスが遠い!
ワイヤー入りキーの音
SHIFT、ENTER キーは通常のキーに比べると打鍵感がうるさい。
打鍵感を求めるのなら、潤滑油を塗るなど対応が必要かも。
総合
買って良かった!
タイピングがとても楽しくなりました。
US配列に慣れておいてよかったな。
選択の幅がここまで広がることになるなんて。
1年前まではキーボードに1万以上出すなんてどうなんだ派でしたが、ここまで工夫をこらしているんですもの値段的には妥当かと。
次回こそガスケットキーボードキットを買って、スイッチとキーキャップを選んでキーボードをDIYするぞーーー
デフォルトのCherry赤軸キーキャップがとても滑らか。これにルブ(潤滑)したらどんな音になるのかが楽しみでし。
年末はルブ剤を購入して、キーボードメンテナンスしながら紅白を見て年を越そうかな
写真付でまだまだ、こちらで語っています。