尊敬している大好きな大人との3時間に及ぶ人生相談の振り返り~後編~
具体的にどこにどうモヤモヤしていたのか~相談相手に送ったメッセージ~
こちらは、相談相手に送ったメッセージをそのまま貼り付けようと思う。
こんにちは、外和さんのご都合もありますし、お忙しいかと思いますが、お時間が許す範囲でなのですが、外和さんと本当にお話ししたいです!
ビビッときてた自信があった第一志望の会社に落ちびっくりしてます😂笑。
外和さんの表現で行くと、自分の役割というか憧れている人間が自分の母親だということに気がつき、母親みたいな母親になりたいと思いました。
仕事が人生の全てというより、人生の一部分を仕事と考えている感じです。
しかし、すぐ母親になるわけでもなく、子供ができるとしてもあと6年後とかなのでそれまで何の仕事しようとなっています。。。
働く場所や生き方なんて沢山あるのでそこまで焦ってはないと自分では思っています。
オンラインの説明会ではどの会社も同じにみえてしまい、落ちた会社が和菓子の原料メーカーだったので、お菓子 製菓業界を見ているもののこれで良いのやらとなっております🤭🤭
一番ビビッときた会社はどんな会社なのか
前回書いた 「尊敬している大好きな大人との人生相談の振り返り~前編~」では、
本当にビビッときた会社しかエントリーしない
社長の考えに共感できるのか
また、その部分には書いていなかったが、オンラインだと雰囲気がよくわからなすぎるため、「説明会を対面で開催してくれるのかどうか」という点も重要視していた。
一番行きたかった会社は、「社長と語る会」という社長や社員さんと学生3人でスーツなど着なくてよく、カジュアルに話すことが出来る機会を設けてくださっていた。
実際に、社長にお会いし、リアルでしかつかみ取れないその人からにじみ出る雰囲気を掴み取ることが出来た。
また、その社長が副業人材を雇って時代に合わせた新規事業を開拓しようとしていること、社長がプライベートでは今の時代には珍しく20歳超えている娘さんとお風呂に入るくらい娘さんと仲がいいことなど決してオンラインの説明会では分かりえなかったことを教えてもらった。
その会社は、和菓子の原材料を作っているメーカーで、春から桜味のジュレを新商品として発売するという。
そのジュレをドリンクに混ぜたものが実際にどのような商品イメージなのかということを商品を使って実演して、見せて頂いたことで、パンフレットやホームページではイメージが湧きにくい商品イメージもついた。
その上、その会社では中小企業にしては珍しく、「やりたいことをやってくれ」 という社風を持っており、
過去には入社3年目で中国に行き、中国での部署の責任者を任された人もいるという。
その会社は10月ごろから行きたいと思っている会社だったが、自分が言いたいことを取り繕わずにいう事が出来たので、私は結果を見てもあまりひどく落ち込まなかった。
外和さんからみた就職活動への見解
外和さんが就職活動をする当時は、とても就職氷河期で日本でトップレベルの私立大学を卒業しても、4人に1人が就職できない時代だったという。
私が面接で「企業側が何をどう見てて判断しているかよくわからない 」 と思ったが、外和さんも当時同じことを思っていたらしい。
以下に、外和さんの表現の中で出てきた見解を以下にまとめる。
・就職は人生の結婚(バブル時代)
・企業側が一生面倒みれない (今の時代)
・企業側にお願いして忠誠を尽くしますと誓い、企業と学生がお互いにだましあう行為 (バブル時代)
・大企業に入る人もそこでずっと働くという感じではなく、そこで成長して次に行くにはどうしようという感じで働く人が多いのではないか(どちらかというと今の時代)
・企業側が一生面倒みれない (今の時代)
・働いている現場がわかりにくい(バブルも今の時代も)
・つまるところ、入ってから辞めよう、合わなきゃ辞めようの精神で行くのがいい
みほさんは、一番行きたい会社に落ちたことにモヤモヤしているんじゃなくて、就職活動のシステムへの違和感があるんじゃないの?
これは、お話の中で外和さんに言われた言葉で、印象に残っているものだ。
私は、一番上の段落で書いたビビッときた会社以外の会社も面接を受けてみたが、落とされて安心していた。
落とされて安心している自分を見て、
自分がこう生きたい!という人生のイメージにリクルートスーツを決める就活をした方が幸せになれるという人であれば、
面接で落とされたらショックだろうなと感じた。
それならば自分は、なぜ面接で落とされて安心している のだろうと思ったが、その答えは、就職活動システムへの違和感だったのかもしれないと外和さんの言葉を聞いて思った。
違和感が起こっている原因とその違和感がある事での影響や弊害を考える
上記に記した、違和感が起こっている原因とその違和感がある事での影響や弊害を考えるというのは、私が運営している講座で、先週ゲストにお呼びした方が、おっしゃっていたことだ。
また、「 違和感が起こっている原因と影響 の両方を考えることで自分が大切にしていることがわかる 」 という。
私はこれを早速紙に書き出してみた。(以下の写真)
これを言葉でわかりやすくすると、
違和感・モヤモヤ:
リクルートスーツでの就活が世間ではなぜ一般的なのか
なぜ エントリーシート→適性検査→集団面接→一次面接→二次面接→三次面接という面倒くさい工程を踏んでいるのか となる。
違和感が起こっている原因を考える
以下に、私が考えた、なぜ日本ではリクルートスーツを着る就職活動が一般化しているのか という理由について箇条書きで以下に示そうと思う。
・ 日本の大学が就職予備校と化している。
(とりあえず大学に行くと就職は出来るという考え方が世間ではあると感じる)
・大学を出てすぐに就職するという人が多い
(コロナで休学する学生も増えてきてはいるが、海外の大学のようにギャップイヤーを設けたり、デンマークのフォルケホイスコーレという非日常空間で人生を考える学校に行く人が少ない)
・働かざる者 食うべからずという風潮 (かの有名な内田樹先生の本には、「プー太郎でも20年飯が食える国が唯一日本」)と書いてあった。
・ 会話の中で感じる言葉を発している側は無意識の同調圧力
(「就活やってるん?」 「就活頑張って」「就活しないの?」(←特に髪の毛が黒色でない人に対して))
・自分は就活を意識していなくても、就活を早く始めないと間に合いませんよというSNS、Youtube, 本などの世の中にあるもののマーケティング効果
(恋人が欲しいなど特に思ってもいないのに、クリスマスツリーが飾っている駅を毎日通るたびに、恋人がいないことに焦るのと同じ)
・大量に何百万という応募が来て、それだけの数の人を裁くのに、面倒くさい5工程ほどを踏まないと、採用する人を決めることが出来ない。
(これは当たり前といえば当り前)
上記を踏まえたうえで、就職活動のシステムによる個人への弊害・影響・私の所感
・会社でその人たちがどのような働き方をしているかわからないまま、面接に向かわないといけない
・社会人の赤ちゃんである学生に対して、「強みや弱み」、「学生時代に頑張ったこと」など、働くのに必要な質問なのだろうかという質問が多い。
・落ちても、明確な理由があるわけではないので、努力の仕方や方向性が見えにくい
・髪色・服装の自由がないので、人間らしくない
・素の自分でいられないことが多い
・自分の意見を素直に言いにくい
・面接の日程は、ギリギリに通達されることが多いため、遊びやアルバイト、休む予定が入れにくい
・エージェントや就活講座など、就活という得体のしれないものに向かう学生の不安に付け込んで、ビジネスにして稼ごうとする危険が沢山潜んでいる
・ハローワークの人などは、企業に扱いやすい人間になるように学生を仕立てようとする場合がある
(震災で企業防災が脆く、自分の意見をいう事が出来ず息子さんを亡くした夫妻の話から、自分の意見を言いやすい会社に入りたいと感じた。
それを、ハローワークの人に言うと、「企業に扱いにくい人間と思われるよ」と訳の分からないことを言われた。
人間は、自分の頭で考えて、発言し、行動することが出来る生き物なので、その良さを無理やり抑えると、自分が人間として生きている意味がないように感じられるのではないか。頭で考えて発言しないのなら、機械やAIと同じ。AIに人間の仕事が取られるとはいうが、就職活動とかは特に、むしろ人間が自らAIに近つ˝けて、「機械にとって代わられてもいいですよ」と自分から言っているようにも見える。)
・たとえ会社に入ったとしてもテレワークなどで、孤独を感じたまま、仕事をすることになるかもしれない
(2年生の時、学校に行けない、実家にも帰ってはいけないといわれる、バイト先にも気軽に話せる人はあまりいない、今のように心があったまる古民家のような場所も知らない、恋人もいない、マンションに知り合いはいない、諸々制限されるという状況で毎日孤独で仕方がなかったので、社会人になってまでこの孤独を味わう仕事は避けたいと考える。)
・20年前も、新卒3年以内の離職者数は、36.5%で、今もその割合も変わっていない。
・2000年から、2006年にかけて、正社員における転職経験者の割合は、41%から51%になっている。
(新卒から転職前提で就職するので、そこまで新卒の会社を重視しなくても、会社に依存しなくてもいいような)
(みほ氏の読書あうとぷっと用少人数instagramより )
人生相談のまとめ
だいぶ脱線してしまったような気がするが、仕事って別に今焦って決めなくても決まる、一般的な就活をしなくても決まるのに何を自分はこんなに焦っているのだろという気持ちになった。
福島を訪れるツアーを計画してくれた年上の友人は、日本中ちょろろちょろ面白い人に出会いに行く旅をしており、人とのご縁で就職先が決まっている。
また、新卒4か月目で会社を辞めた人は、5か月目にはもう仕事が決まっている。(そのような人を2人も見た)
卒業前の2月に内定を辞退した人も、運がよく1か月後決まっている。
また、私の下の名前は、未歩 という感じを書く。
この名前は、未 という文字が未来を表す言葉でもあるが、今を表す言葉でもあり、今を生きること という意味を総じて表す。
以下の写真は、父親が受験生の時に書いてくれたものだ。
当時私は、未来に過去に不安を抱いたり、過去のことを後悔するような愚かな人間だった。
人生とは、今を生きること
この瞬間を生きること
未歩という名は、今を生きることを表す
これこそ、生きていく上で、一番忘れてはいけないことだと思う。
未来や過去は自分の想像でしかないし、不安を抱いたところで、自分の今の状況が何か特に変わるわけではない。
一般的なリクルートスーツで行う就職活動は、
この人生の今を生きるという行為を蔑ろにする活動だと考える。
この3時間にも及ぶ人生相談で、心に残った言葉がある。
「みほさんは、そのままの未歩さんが素晴らしいから、
無理に嘘をついた状態で生きるくらいなら、自分で自分に嘘をつかないほうが、幸せになれると思う。
一時的に嘘をついたところで、ずっとその状態でいられないしね。」
「みほさんが、今有料の講座の運営をしているように、場を動かす役割がみほさんにはあるし、
コミュニティ運営や、コミュニティを耕す潤滑油としての役割は、みほさんが得意で事業的価値もある。ポテンシャルではなくて、今既に今持っている可能性を活かすのが良いと思う。」
目標に従って生きる人生、じゃんじゃん出世したい、自分が行きたい企業に行くためには就活をせざる負えない、就活が楽しい人、先がある程度見えている人生の方がいい人は、リクルートスーツ就活での就活をした方が幸せになれるかもしれない。
私は、とある会社の説明会で「3年務めたらリーダー、6年務めたらマネージャー」という説明に違和感を覚えた。
それは、 何が起こるかわからない、自分の思い通りにならないことを楽しむ のが人生なのに
先が見えすぎていて、人生の面白さをその制度が阻害しているように感じたからだ。(全ての会社がそういう訳ではない)
人間として生きるために、先が見えない人生にワクワクし、ケセラセラ的な流れに身を任せ、
自分で未来を作っていくというより、その未来に何があるかわからない、出現する未来 (太字は、外和さんの表現)を私は楽しみたい。
だから、今日から就活 ではなく、人に紹介してもらった会社の人と話し、
自分の可能性を活かせるような場所を探す仕事探しを始める。
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