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会社は利益をだすことが目的ではない
会社は「利益」をださないと
経費を払えないし、従業員に給料も払えない。
「赤字」になってしまう。
それは「倒産」を意味する。
だから「利益」をだすことが会社の「目的」なのだと思っていた。
でも、それは違った。
「利益」をだすことより、もっと大切なことがあったのだ。
それは「お客様を増やすこと」と「存続すること」。
これが「会社の目的」。
「お客様を増やすこと」とは、
商品やサービスを購入してくれるお客様がいないと、お金がはいってこない。だから、お客様を集客していかなければならない。
「存続すること」とは、
「売上」があっても、「利益」がないと「赤字」になり存続できない。だから、「利益」を確保しなければならない。
つまり、「利益」は目的を達成させるために「必要な条件」だったのです。
会社の目的である「お客様を増やすこと」「存続すること」を達成するために、大切なことは次の3つ。
「従業員とお客様満足の確保」
「入りを増やして出を減らす」
「かんたんな値下げはしない」
1つづつ説明していきましょう。
従業員とお客様満足の確保
「利益」を出すことが目的だと、「利益」ばかりを追い求めてしまう。
それは、
従業員に負担を強いてしまい、「従業員満足」を得られない。
「従業員の不満足」は、お客様にも影響を及ぼしてしまう。
お客様に良い「商品」や「サービス」を提供できないのだ。
従業員を大切にしない会社は、お客様を集めることができないのだ。
「従業員とお客様の満足」が、売り上げを増やすことにつながってくるのです。
入りを増やして出を減らす
企業が「存続」していくには、
「売上」を確保し、「利益」を出しつづけないといけない。
しかし、
「売上」をあげれば「利益」がでるわけでもない。
「売上」だけをみてしまうのは、とても危険。
これは、損益構造の計算式です。
粗利益=売上高-変動費(原価)
経常利益=粗利益ー固定費
「利益」を確保するには、
「入り(粗利益)」を増やして「出(固定費)」を減らさないといけないことが分かります。
入りを増やすには、「売上高」を増やし「原価」を減らさないといけない。
出を減らすには、「固定費」を減らさないといけない。
つまり、この損益構造を理解して活用することができれば、常に利益を意識した考え方ができるようになるわけです。
かんたんに値下げをしない
「売上」をあげるため、かんたんに「値下げ」をしてしまうのは危険。
「値下げ」は、「価格競争」に巻き込まれてしまう。
「値下げ」せずに、「付加価値を高める活動」に知恵を絞らなければならない。
「付加価値を高める活動」とは、自社の得意な事を活かした「オンリーワンの製品やサービス」を創りだす活動のこと。
お客様は、製品だけの価値で比較すると安い方を選びます。
でも、高められた付加価値に満足することができたなら、値段が高くてもお客さんは購入してくれるようになる。
つまり、「自分で価格を決めれる」わけです。
それが実現できれば価格競争に巻き込まれる心配はなくなります。
自社の「強み」や「特徴」を前面に押し出した「オンリーワン経営」ができるようになるわけです。
まとめ
会社の目的は、「利益」をだすことではない。
「顧客の創造」と「存続すること」が目的。
その実現の為に必要なものが「利益」でした。
「利益」を確保するために大切なことは3つ。
「従業員とお客様満足の確保」
「入りを増やして出を減らす」
「かんたんな値下げはしない」
と説明してきました。
※今回の記事は、私のインプットした学びをアウトプットした記事です
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。