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【DeNA】2024年一時戦力外から考えるドラフト指名

2024年10月1日、横浜DeNAベイスターズは以下の選手と来季契約を結ばないことを発表しました。

2024年戦力外通告選手

【支配下選手】
三浦 銀二投手
高田 琢登投手
大和内野手
西浦 直亨内野手
大田 泰示外野手
楠本 泰史外野手

【育成選手】
ウィルニー・モロン投手
アレクサンダー・マルティネス投手
小深田 大地内野手
村川 凪外野手

彼らは「2025年の契約を結ばない」と球団発表されてるので、退団が確実な選手たちです。

今年も応援してきた選手が球団を去るという、辛い時期がやってきました。
結果を残せないと首を切られてしまうシビアな世界なので、受け入れなければいけないのでしょう。
せめて退団する選手たちには、次に活躍できる場が早く見つかって欲しいですね。


戦力外選手について考察

戦力外選手を見ると、大和・大田・楠本はこれまで1軍で貢献していましたが、昨年・今年は成績が低下して一気に厳しい立場になってしまいました。
DeNAの場合30歳前後が戦力として見極めるボーダーラインになっていて、この年齢になると毎年結果を残し続けないと戦力外通告されやすいです。
上記3人と西浦は、まさにこのボーダーラインでシビアに判断されて戦力外となってしまったのでしょう。

逆に若くして戦力外になってしまうのは、1軍での実績が殆どなく今後の伸びしろも厳しいと判断されてしまった選手になります。
これが三浦・髙田と育成選手たちですね。
三浦・髙田は2軍で安定して結果を残せなかったですし、DeNAに在籍して3年以上このような状態だと、伸びしろも見えにくくなってしまいました。
育成選手の小深田・村川も同様で、若手のうちに伸びて1軍に上がってくるか、2軍で文句なしの結果を残してるか、どちらかになってないと戦力外になりやすいですね。

意外だったのは、育成1年目の外国人のモロン・マルティネスも戦力外になったことです。
DeNAは近年、ドミニカやベネズエラなど中南米から20代前半の若い素材型選手を獲得していました。
こうした動きで、今シーズンはディアスが支配下登録になり1軍でも結果を残せるようになっています。
なのでディアスに続く育成外国人選手を今後も育てていくのかと思っていましたが、モロンとマルティネスを1年で戦力外にしたことで、この方針も変わったように見えます。
選手自身に何か問題があったということでなければ、おそらく育成外国人選手を育てることはコスパがあまり良くないと判断されたのだと思われます。
ただ育成選手は今後も増やしていくと思うので、彼らの代わりにドラフトで育成選手を指名していくのではないでしょうか。


支配下選手の育成落ちも濃厚

戦力外の情報込みで、現時点での支配下登録人数は63人になります。
この人数だとドラフトやその後の補強であまり選手を獲得できないので、まだ支配下登録選手が減る可能性は高いです。
しかし既に戦力外発表をしたので、ここから減らすとしたら支配下登録選手の育成落ちがメインになるでしょう。
DeNAは昨年に小深田と粟飯原を育成落ちにしていますし、育成選手人数を増やして3軍創設を目指すような動きになっているので、ドラフト指名だけでなく育成落ちで育成選手を増やすことは十分考えられます。

現状の選手人数や状況から考えると、おそらく投手が何人か育成落ちになるでしょう。
現在投手陣で故障者や手術をした投手が結構いるので、育成枠を故障者枠のように使うのではないでしょうか。
現状で故障や手術後に2軍戦でも出場していない投手だと、入江・平良・徳山・中川虎・橋本・深沢・森下らがいます。
この中から来季すぐ投げれそうな目途が立ってない投手は、育成落ちになってもおかしくありません。
他にも去年の小深田・粟飯原のように、実力的に支配下だと厳しいと思われる選手が育成落ちになることも考えられます。

なので支配下枠はもう少し空くでしょう。

本指名人数・ポジション予想

ここまでを踏まえてのドラフト本指名人数とポジションを予想してみます。
前回の記事から、更に確度を上げた予想になっています。

投手:3~4人
捕手:0人
内野:2人
外野:0~1人

投手は支配下の戦力外が2人だったことを考えると、本指名は3、4人程度でしょう。今後育成落ちの投手が出てくる可能性は高いですが、それは故障者枠としての使い方なので、実戦復帰できれば支配下に戻ってきます。
なので沢山指名すると投手が渋滞してしまうので、それ込みで投手補強も優先すると考えると、このぐらいが丁度良いです。

捕手に関しては戦力外選手が出なかったので、本指名は無いでしょう。
東妻が外野手で出場するようになりましたが、それでも捕手人数は多いので本指名する必要はありません。
あるとすれば3軍創設のための育成指名ですね。

内野手は支配下の戦力外が2人出たことで、現時点で支配下内野手は11人しかいない状態です。育成選手に4人いますが、それでも流石に支配下が少なすぎるので本指名するのは確実です。
なので本指名で2人は指名して、更に育成でも1人ぐらい指名するのではないでしょうか。

外野手も支配下の戦力外が2人出て支配下11人になっていますが、他のポジションから外野をできる選手もいるので、数の少なさはそこまで心配する必要は無いです。
なので本指名では1人あるかないかで、3軍制を考えて育成で何人か指名する形になると考えられます。

全体的に考えると投手と内野手中心の指名になるでしょう。

指名パターン・予想選手

以上を踏まえて、また本指名を3パターン予想してみました。
ここでは具体的に選手名を挙げてみます。

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