【横浜DeNA】戦力外通告から予想する今ドラフト指名内訳
戦力外通告
10/16(日)に横浜DeNAが戦力外通告選手を発表しました。
投手は三上・浅田・有吉、捕手は高城、内野手は倉本・山下、外野手は宮本の計7人です。
戦力外通告は選手にとってはクビ宣告と同じようなものですから、非常に辛いものですし、この選手たちに早く次の活躍の場が与えられることを願っています。
支配下登録人数の変化
これによってDeNAの支配下選手人数に変化が出ました。
開幕時と支配下選手を比較すると、投手は1人増えて、捕手は1人減り、内野手は3人減り、外野手は1人減っています。
投手はシーズン中に3人を育成から支配下登録しましたし、トレードで森原を獲得してきたので戦力外通告が終わってもさらに1人増えている状態です。
逆に野手のポジションは全部減っていますが、特に減ったのが内野手です。こちらは戦力外の2人と、シーズン中のトレードで伊藤裕を放出しているので3人分減っています。
内野手指名は必須
こうした人数の変化から、今年のドラフトではっきりしているのは、内野手の指名が必須ということです。
開幕時から3人も減った状態になり、12人というのは明らかに少ない状態です。
1軍の内野手がスタメン4人、控え4人になるなら、2軍は4人の内野手しかいませんし、1人でも欠けたら他のポジションの選手を入れるしかなくなります。
しかも今回戦力外になったのは倉本・山下で、2人とも内野のどのポジションも守れるユーティリティ的な存在だったため、補強しなければ円滑な運用がしづらくなるでしょう。
開幕時の人数に合わせる必要はありませんが、せめて2人は指名して14人以上でのスタートにする必要はあります。
捕手は気になる嶺井の動向
捕手に関しては高城が戦力外で、現時点では支配下は6人・育成が1人の体制です。
この人数ならまだそこまで人数的な不安はないですが、ここでFA権を取得した嶺井の動向に動きが出てきました。
ソフトバンクが嶺井の獲得調査をしていると、西日本スポーツで報道されていて、仮にこれが事実なら嶺井がソフトバンクに移籍する可能性があります。
ソフトバンクは捕手事情が苦しいようで、正捕手の甲斐に次ぐ2番手捕手が定まっていない状態です。そこで実戦経験が豊富で、かつ先発の東浜と高校時代にバッテリーを組んでいた経験もある嶺井を獲得する動きになったのだと思います。
正直、嶺井にとってはかなり都合のいい条件になるでしょう。
・地元の沖縄に近いチーム
・高校時代バッテリーを組んでいた東浜がいる
・ソフトバンクなら結果を出せば高額年俸が獲得できる
これらの要素を考えると、移籍を考えても仕方ないです。
DeNA側としては嶺井は今季74試合もスタメンマスクを被った捕手ですし、実質的な1番手なので流出されるのは痛いですが、かといって引き留めに高額年俸を出すというのも、成績的に難しいでしょう。
仮に嶺井が流出となれば支配下捕手は5人になりますし、かつ1番手捕手の流出ということで補強の重要度は一気に高くなります。
DeNAもFAで他所から捕手を獲得してくる方法はありますが、現時点では獲れる保証がないですし、リスクを考えたらドラフトで指名するのが1番でしょう。
なので、今ドラフトで捕手を1人指名することもほぼ確定的と言えます。
外野手は育成組をどう見るか
外野手は宮本が抜けて開幕前から1人減って、10人になっています。
10人だとやや心許ない人数ではありますが、DeNAの場合は育成の外野手が3人いるので実質的には13人になります。
また、今オフには新外国人を獲得する可能性もあり、もしそうなるとオースティンやソトのバックアップ的な立場の選手になるので、一塁と外野の両翼を守れる選手になる可能性が高いです。
あとは、外野手はいざという時は他のポジションの選手を起用しやすく、そういう意味では仮にドラフトで獲得しなくても人数的な心配は少ないでしょう。
育成選手たちが来季支配下登録を勝ち取れれば、不安は殆ど無くなるのでそうなるのを期待したいですね。
投手は1人の可能性も
最後に投手ですが、ここは開幕時よりも増えているので、ドラフトで更に3人も4人も指名することは無いはずです。
投手は山﨑がこれからMLB挑戦のためのポスティング移籍をする可能性がとても高いので、抑えが抜けることを考えると補強の重要度は高いですが、伊勢や入江がいますし代わりの抑えをすぐ獲ってこなければいけないというほどではないです。
DeNAはFA権を取得した阪神岩貞の獲得調査をしているようですし、外部から補強できる目処があるならドラフトで指名する必要もそこまで無いでしょう。
とはいえドラフトで0人というのは考えにくいので、1人か2人というのが妥当なところです。
指名人数予想
上記の考察を踏まえると、ドラフトで指名する選手の人数は以下のようになると予想します。
投手:1~2人
捕手:1人
内野手:2~3人
外野手:0人
指名パターンで考えられるのは
パターン①
1位 捕手
2位 投手
3位 内野手
4位 内野手
5位 投手
6位 内野手
パターン②
1位 内野手
2位 投手
3位 捕手
4位 内野手
5位 内野手
6位 投手
重要度を考えると、このような指名をする可能性が高いです。
私は既に指名予想記事を寄稿しているので、1位は松尾 汐恩(捕手・大阪桐蔭)だと考えています。
なのでパターン①の方の予想になりますが、パターン②の場合は1位に内藤 鵬(内野手・日本航空石川)や山田 健太(内野手・立教大)・田中幹也(内野手・亜細亜大)などが考えられます。挙げた選手以外を指名する可能性もあるので、どうなるかはドラフト当日を楽しみに待つのみですね。
以上が今年のドラフト予想です。
では。
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