温故知新のハンドメイド
横浜 大桟橋にて開催中の素材博覧会に行ってきた。 http://sozai-expo.com/yokohama19au/index.html
生来不器用で、裁縫など大の苦手。手作りなんてしたことはない。それでも、このイベントのネーミングに惹かれ、かつ、どんな人が集まってどんなものが並べられているのか、リサーチしてみることにした。
先入観で、ハンドメイドに興味のある中高年以上のご婦人ばかりが集まるのかと思っていた。出展ブースも、地味めな(失礼!)主婦や森ガール的な女性ばかりが運営していると思っていた。ところがどっこい、お客さんには若い女子もいっぱいいたし、ブース運営者には若い男性、外国人男性もいっぱいいた。 天然素材を取引する商社的な担当と、職人と、男女問わずいろんな人が動いていた。シンガポールなどアジアの中華街、マーケットと似ている。
今、若い子は、お金にシビアだ。
アクセサリーやちょっとした日用品を手作りして節約を楽しむ子たちが増えているという。
そして、お金を自由に使えなかった時代に生まれ育った年配の女性たちも、趣味として工夫してお洒落を楽しんでいる。
そんな物質主義から解放されている女性たちの社交場のように、各ブースは賑わっていた。
バブルの匂いが残る時代に社会人となった私の周囲の には、常に、ブランド物を当たり前のように身につけている金銭感覚の高い同年代の女性たちがいた。自分も負けじとブランド物を手に入れようと頑張ったこともある。でも、今はまるで興味がない。
ビーズや布を手に取ってみると、懐しく温かな気持ちになる。手作りをしなくても、製品がどのように作られているのかがわかってくると、資源を大切にしようという意味を理解することができる。
何も買わなくても、そんないろんな気づきのあるイベントである。
すぐそばで、フードマーケットも開催されており、ちょっと足を延ばすと、象の鼻パークと赤れんが倉庫で多様なイベントが開催されている。
たまには、まるで自分とは縁がないようなイベントに参加してみることは、いろんな収穫があって面白い。