手抜きクランキーのすゝめ

我が家は三姉妹なので、毎年バレンタインが近くなるとキッチンが戦場になる。

長女。私。凡ミスが多い。塩と砂糖を間違えた経験あり。

次女。わりとそつなくこなす。フライパンを持ったまま転んだりなど、大惨事になるミスを犯しがち。

三女。何をミスったのかも分からず、気持ち悪いものができる。過去失敗作多数。

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高校3年のバレンタイン前日、大学受験が終わった私が家に帰ると...

犬のフンみたいなチョコ？の残骸の前で、シクシク泣いている三女の姿が。（次女は部活の合宿で不在）
一体なぜそうしたのか分からないが、ピーナッツ（！）とチョコを混ぜて、そのまま型に入れずに固めたらしい。

どうひっくり返しても、第一印象は犬のフンだった。

｢こんなんじゃ、明日誰にも渡せないよ！！｣

と号泣する三女。

母も、祖母もどうすることも出来ずオロオロしていた。

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さすがに高３までバレンタインをこなしていれば、自分はお菓子作りが得意じゃないんだなというのは理解できる。

私がお菓子作りが苦手だと確信したのは、中3のバレンタインだった。
クッキーを塩と砂糖を間違え、砂糖を入れ忘れ、砂糖の分量を間違え、と3回も失敗した時に、

あ、ムリだ。

と思った。

翌年のバレンタインが迫った頃、｢バレンタイン 超簡単｣と検索して出会ったクランキーをそれから毎年作り続けている。

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｢じゃあ、私とクランキー作る？｣

グスグス泣いてる妹を誘ってみた。
というか、明日がバレンタインだしもうクランキーを作るしかないんだけど。

姉の手助けを受けることに不服そうだった妹だけど、背に腹はかえられない。

一緒に手抜きクランキーを作った。

【手抜きクランキーの作り方】
材料 板チョコ、ビスケット
①ジップロックにビスケットを入れて砕く
②湯煎した板チョコと砕いたビスケットを混ぜる
③ラップに挟んで平らにし、冷蔵庫で冷やす
④ちょうどいい大きさに切って完成！

意外と美味しいのでおすすめです。