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本当の自分、自分らしい自分は人生を生きていく過程で変わっていきます。自分探しのゴールはありません。「これでいいんだ!」と思っても、また次の課題がやってきます。
本当の自分、自分らしい自分を見つけたいのなら、今の人生を生きてください。今の自分を生き抜いた先に答えとなる自分がいます。
算命学を教えている方は、どんな些細なことでも、またどんなにしつこく質問されても、めんどうがらずに丁寧に答えてあげてください。それが先生の仕事です。
何か新しい技法を習ったら、先生に「その技法はそもそも何を見ているのか?」「技法通りにならない現実はどう考えるのか?」などを納得いくまで、うるさがられるくらいにしつこく質問し続けてください。
技法の本質を掴み現実と照らし合わせるような勉強をしてきた人は、ただ教科書を読んで覚えているだけの人と比べて、エベレストのてっぺんと日本海溝の底くらいの実力差がつきます。同じ算命学を勉強していても、見えている世界がまるで違うのです。
未知の領域を研究する中で、何を信じ何を信じないかはその人のセンスです。科学の世界でも、その時は誰も信じられないようなことが、後になって真実であると証明された例がいくつかあります。
理想の人間関係とは、互いに適切に自己顕示欲や承認欲求を満たし合える関係なのかもしれません。互いに尊重しあっている関係と言い換えることもできます。
適切に自己顕示欲や承認欲求が満たされていない人は、他者の自己顕示欲や承認欲求を否定します。妬みの表れのひとつであり「心に余裕がない」とはこういうことなのだと思います。
自己顕示欲や承認欲求を全否定すると幸せにはなれません。幸せとは自己顕示欲や承認欲求が適切に満たされた状態です。
複雑系を生きる私達の人生を算命学を使って解釈するとは、深い霧の中で何となくぼんやりしたものを手探りで探し当てるようなものです。はっきりと「○○である」と断定できることなどほとんどありません。
人間の脳は現象を因果律で判断しがちですが、残念ながらその中には「錯覚」もあります。算命学を扱うときは特に、せめて確率で現象を解釈するよう心がけ、未来予測に関してはより謙虚であるべきです。
人間の脳は現象を因果律(原因があって結果がある)で捉えるのが得意です。そして確率や複雑系を直感的に捉えるのがとても苦手です。そしてこの世界の出来事は、複雑系の中でそれぞれの確率に従って起こっています。
「この人はなぜこんなこともできないのだろう?」と感じたら、それはあなたの得意なことかもしれません。その能力を活かしてできることを考えてみては?
苦手なことは、できるだけそれが得意な人に任せてしまいましょう。その方が早いし、楽だし、全体的に生活や仕事の質も上がります。