日銀の金融政策に関する私見(笑)
日銀植田総裁の会見を受けて、ドル円は盛大に円売りとなり円安が亢進しました。利上げをしなかったという理由をテコにして、投機筋が売買を仕掛けたのかもしれません。
が、バイデン政権下以降の極端な円安ドル高は、日米金利差で説明可能なものでもなければ、日本の国際収支やマネーストック増加率(貨幣供給量の変化という意図です)とかでも整合的な説明があるものでもないだろう。
分かっていることは、奴隷国民の日本からカネを巻き上げる算段が実行されたということである。兵器爆買いもワクチン押し売りもウクライナ支援金の召し上げも、全て円安にしておいてる日本人からドルで支払わせる為の策である。
以前は、投資会社の内部的に「顧客間の利益の付け替え」が行われていたでしょう?
優遇顧客に「利益の供与」を実行し、そのツケは「どうでもいい客」に回すわけですよ。投資・運用成績の利益率はそうして開きがあったのだが、インデックス投資の場合はそれが困難な為、昔よりは付け替えの詐欺的手法の影響度は緩和されたのかもしれない。
だが、為替取引に関しては依然として胴元側の圧倒的有利な支配力で操作が可能であろう。
一旦ドル円を例えば1ドル140円に動かせば、日々の変動は不正操作しなくてもある程度は自律的に動くからね。米帝が財務省に為替介入する場合に事前相談しろ、と要求してくるのは、「設定を戻す」必要があるからだろう(笑)。
だって、為替介入で「○円、ドル円が円高に動きました」という「見せかけの効果」を実演しなけりゃならないから。
普段はドル売り効果量(変動幅)を半減くらいにしてあるのがバレたら困るでしょう?なので設定を変更しておくわけですよ。
実際、ドル円市場でドル売りは「特定の海外市場」でしか実行してないでしょ?
何故日本の市場が開いてる時に実行しないのか、変だと思わないんですか?(笑、薄商い狙いというのは、日米金利差でドル円為替が決まる説と同等に胡散臭い話でしょうね)
昔は、東京市場で円売り介入を実行してたのが通例ですね。
現在の為替市場というのは、本物の資金量と取引結果を「神の視点」で把握できる人は誰も存在しない、ということです。米ドルは無限に設定できるわけで。例えばドルの買い玉を作るのは、ドルの管理側がいくらでも好きに操作できますよ?
防衛ラインを例えば「1ドル135円」に設定すれば、いくらドルを売れども突破困難な買い玉が残るよう「胴元によるオーバールール」で実行できるでしょう?
そんな買い手が実在することを、誰がどうやって確かめることができるのか?自然な商取引の相手だと、誰にも分からないんですよ。
何故「為替操作国だ」とか米帝がウザく言い出したかというと、自分自身が「操作国の胴元だから」ですよ。
で、その結果として、米国の対外純債務額の異様な膨張を招いたわけです。いくらでも「ドルの防壁」を作れるから、ドル下落を防いだ結果としてのドルを海外に大量供給=インフレ高騰の輸出と共に「ドル高」堅持、その代償が巨額の対外債務膨張ですね。
スロットマシーンやネットカジノであろうとガチャだろうと、パチンコ・パチスロだろうと、胴元(管理)側で当たり判定の設定ができるでしょう?コンピュータ上の設定なのだから、ある入力値に対する計算結果なんて任意に設定できるでしょ?
これが為替やビットコイン価格だと「設定できない」と考える理由って何?必ず胴元側が勝つように設定することなんざ、造作もないことでは?w
(株式市場はちょっと難しい。「現物株」や「株主名簿」といった現実世界のアナログ部分が実在してるから。が、機関は大量資金と保有株の自由度が高いのである程度は相場操縦が可能ですねw)
これは当方の妄想なので、とりあえずおいておきますね。
話が大幅に逸れたが、日銀の今後についてどうするか?
(噂の「レビューの大作(日銀文学全集?w)」は、まだ一文字も読んでません。正月の暇な時にでも読んでみようかな?)
不景気ジャパンの環境では利上げを推進するのは当面はハードルが高目だろう。日銀当預残高の漸減と共に、リバウンドに警戒しつつ慎重に進めるしかないでしょう。
FRBのやってるテーパリングだったか、それに類する操作ということになるかと思うが、買入額を縮小してゆき、持ち高を漸減しつつ市場に委ねる部分を増やすという、これまで辿ってきた道の逆回転を長年かけて実行するということになろう。
最終的に日銀のB/Sがどれくらいの規模に落ち着くかは分からないが、急激な変動を避けつつ自然と落ち着く場所を探すしかない。
政府が円安対策を打ちたいなら、中国のように資本移動の限度額を設定する、とかですかね。NISAから海外投資商品を除外する、とか?
ただ、民間の自由をあまりに制限するというのも望ましくはないので、過度な政府介入は避けた方がよいでしょう。
せめて外貨準備のドル一極集中を避けて、今よりも分散した方が良い。卵を同じ籠に盛るな、だったか、ネットで投資の教訓的なのが流れてると思うが、ドル一辺倒がまさにこれだと思うので、今後はBRICS勢の導入なども含めて分散化すべきだろう。金準備を増やすのも一法かもね(相当出遅れてるけど)。
騙され易い国民性の日本人はチョロい。海外からはそう思われている。だからいつまで経っても舐められて、毟られるんだよ。
中堅以下の弱小国だという危機感を持って、いつまでも余裕をかましてる場面ではなく、厳しく対応をすべきだろうに。
永遠の奴隷として、搾取され騙され続けたいのか?
いい加減にしろ!