福島第一原発事故の時、「燃料タンクが津波で流された」という監視カメラ映像を報道して大衆を騙した


日本人には、物事を事実に基づき反省したり検討したりするという姿勢が決定的に欠けているとしか思えない。

福島原発事故でさえ、そうなんだぞ?
これが、ワクチン被害の話になると、もっと困難になるだろう。


ずっと以前から指摘したが、「非常用ディーゼル発電機(非常用D/C)の燃料タンクが津波に流されてしまい、発電できなかった」という誤解が広まったのは、当時のネットや報道でそのように解説・主張していたから、だよ。


誰も反省も間違いだと認めることさえ、皆無の国である。







おまけ:「原発は無理」宣言の人w



大勢の人たちが、報道やネットで拡散されてた映像が、「非常用ディーゼル発電機の燃料タンク」だと思い込んでいたのだ。東電擁護の連中が流したデマだったのに、だ。NHKなどの報道機関も口を揃えて、同じように言っていたが、真っ赤な嘘だった。

「燃料タンク」に違いはないが、流されたのは「重油タンク」であり、非常用D/Gの軽油の燃料タンクは「地下に設置」されていた。後で、発電できなくなったのは、浸水で発電機が水没したからだ、という嘘に切り替えた。トレンチを超えて水没するには、津波侵入の量的問題があるのだぞ?
津波来たからって、即、水没し発電停止になんてなるわけがないのである。東電の嘘っぱちなのさ。









いくつか検索で拾ってみたが、「津波で流された燃料タンク」の映像や報道を見た結果、どれも「非常用D/G」の燃料タンクが流されたと思い込んでおり、重油タンクの燃料では発電できないということさえ分かっていないのである。

事故調(政府、国会、東電)の出した報告書をド素人でしかない当方が読んでみて、原子炉建屋・タービン建屋の図面を何度も見て調べた結果、ふと当たり前の事に気付けたんですよ。流れたのは重油タンクであり、東電が嘘を言ったのだ、と。

軽油タンクはタービン建屋の地下に設置されており、11年3月の初期に報道された監視カメラ映像は全て「東電擁護のデマ」情報だと。こんなこと、内部の知識のある東電の人間ならば、秒で分かる話なんだぞ?


それを、嘘つき腐敗組織の東電ゆえに、流されたのは重油タンクで非常用D/Gのタンクではない、と訂正することはなかった。
バカな擁護派が勝手に「津波でタンクを持っていかれたら、発電できないもんね」と批判派を攻撃する材料として温存し続けたのさ。


東電の嘘吐き体質は、これに限らず、ほぼ全てに渡っていたと言っていい。責任逃れの為なら、ニセデータを上げたとしてもどうせ誰にも分からないし、ニセ証言で口裏を合わせておけばよし、ということだ。

だから、事故の真相は未だに誰にも分からない。嘘で構築された調査報告書しか存在しないから、である。


今も日本国民の敵として、原発再稼働に向けて政治活動を続ける、真のクソども、それが東電という腐敗組織なのだ。


参考:

2011年4月の記事。この時点では、当方も「津波で燃料タンクが流された」説には強い反論ができていなかった。



事故調査報告書を読んだ後、2015年に東電の嘘や矛盾を指摘する為に書いた記事。お陰で、原発に関する情報が増えた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?