八潮市の道路陥没によるトラック転落事故についてのメモ



・事故発生
  八潮市 松戸草加線-浄水場通り交差点にて
  1月28日 AM 9:40分頃 道路陥没しクレーン付トラックが転落







29日未明にはトラックの吊り上げ作業を実施していたが、新たな陥没が発生し作業を中止。吊り上げ途中で荷台だけが引揚げられた模様。


ご参考


事故発生時の転落の様子が判明。


ここで少々気になったのが、

・荷台とクレーンの長さ(比率)
・転落直後には荷台の後端部分は穴の外側に見えていたこと

車幅(推定約2.3m程度)から見て、穴の直径は約4~5m程度、落ちた深さも荷台が見えていたことから約7~8m程度かと思われたが、その後にトラックの自重のせいで沈んで行ったのか。

約20分後の個人ツイートの画像では、トラックの後端部分は既に見えなくなっている。

まるで蟻地獄か流砂みたいな、早い沈降速度だったということか?
余程の軟弱地盤で液状化現象でも発生しないと、そこまで大型のものがあっという間に沈むというのも、どういうことなのだろうか?

昨年の地震発生後とかでも、下水管から漏水の増加とかが判明しなかったということか?


で、29日未明に荷台だけ千切れたか切断したかで、引き揚げたようだ。穴の中で運転席との離断作業が実行できた、ということなのだろうか?

埋まってる部分が「重さで千切れて(トラックの車体強度の引っ張り強度が負けて)」荷台だけ先に上がってきた、というのは通常考え難いが…

救助側のクレーンの吊り上げワイヤーが切れたとか言ってたので、泥の重さが加わり計算違いだったのかもしれないが、それにしても不可解な作業な気もする。クレーンのワイヤー強度は重量の何倍かの安全強度を見込むはずで、車体ギリギリの重量想定で吊り上げるとは思えないから。


もし運転台を切断できたのであれば、土砂内に埋まってる部分を人力で掘って運転手だけ運び出せる穴を作る方が早い気もするが、水没してるとかなら助からないし運転手が応答ができたという報道も謎な気がする。


転落したトラックの車種が不明だが、ドラレコ映像では荷台とクレーンの長さの割合から見たザックリの素人考えでは、4t車ほどの大きさがあるとも思えず。

例えば4t車の場合だと、荷台長5.5m、クレーン長約2.6~2.7m程度である。


参考:



一方、2t車くらいだと荷台の長さも短めとなり、クレーン長とのバランスが少々変わる。



ロングボディタイプもあり、必ずしも一定ではないが。


落ちた瞬間映像のトラックの全長が約9m程度だとクレーンから後ろの荷台の部分がもう少し長く見えそうな気がするのだが、よく分からない。


一方、29日の夜間吊り下げ作業時だと、見るからに荷台長が長いタイプのものであると思われる。
そして、ユニックのブームは「きちんと固定され、折りたたまれていた」のである。


その後どういう理由か不明だが、伸縮部分が延長されたようである。
救助作業で吊り上げた「荷台部分」を地上に降ろす時、激しく転倒してブームが伸びた、とか?
それもやや不可解な点である。



Nスタの29日未明作業で陥没発生後、作業再開を報じた午前7時の映像でもブームのクレーンが何故か「数段伸びていた」ようなのである。また、荷台に乗っていたかのように、丸太ん棒(or 泥塗れの角材?)が荷台付近に散らばっており、土砂もそこら辺の道路上に撒き散らされていた。

だが、未明の吊り上げ作業の時に、荷台の積載物はほぼ落ちるはずなので、丸太が荷台上に残る可能性はかなり乏しい。転落後に荷台に乗ることは不可能であり、救出作業をしてた時に丸太を大量に使用したってか?

それも普通は考え難い。荷台を地上に降ろす時、丸太を組んで櫓を立てるわけでもあるまい?

予めトラックに積載してあった丸太なら、転落時に真っ先に荷台から落ちるし、転落時映像に大量の丸太が固定されて積まれてもいなかった。土砂が荷台のブーム取り付け部付近に残ってるのは分かるが、丸太や角材が大量に残ってるのは不可解である。

そして夜間の吊り下げ作業時に、ほぼ逆角度になってる荷台(垂直より荷台の後縁が前縁よりも荷物をぶちまける側に傾いてる、という意味です)からは丸太や角材など重量物はまず落ちてしまうだろう。

実際、夜間作業時の荷台上には、丸太や角材のような棒状の物体は全く見えなかった。
なのに、翌朝7時の映像には道路上に丸太が散乱しており、何故かブームも伸ばされていた、という不思議現象が観察されたのである。


どうしてそのようなことをしたのか理由はよく分からないが、謎な事故である。


現場の作業は大変だと思いますが、皆さんで頑張って救出してください。





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