「嘘つく人はどう?」と問われた時は・・・
先日、「嘘つく人ってどう思いますか?」と聞かれました。
ソーシャルワークの仕事はおもしろい。いろんな人から、いろんな問いかけをされる。
「嘘つく人かぁ。そうですねぇ。そうねぇ。」なんて、言いながら、コーヒーを飲んだり、おしぼりを触ったりして考えました。
嘘をつく人について考える時は、自分も嘘をつくということを一回棚に上げて考えないとうまく考えられない気がします。私も人生でいろいろと嘘をついてきました。しょーもない嘘もありました。でも、最近は、別に嘘をついてまで説明しなくていいこと(お誘いを断る理由とか)を知ったから、嘘をつく機会が減ったように感じます。
「え〜そうですねぇ。とくに気にしないけど、私に被害がくるような嘘はイヤですね。たとえば頭から血を流した人が、ハマダさんにやられました!とか言って警察に駆け込んだら、すごい困りますよね」
「ああ〜それは難しい会話ですね。私たちにとっては『それはディズニーに行ったとは言わないよ』ということも、他の人にとってはディズニーに行ったってことになることもあるから。嘘ともいいがたい。でも嘘だとわかるとイヤな気持ちもわかる」
「そうなんですよね。相手は嘘つく自由もあるわけで。私たちも嘘つく自由があるわけで。そして疑う自由もあるわけで」
「ねー。ディズニーの話は、楽しいんですか?」
「楽しいんだ!(笑)」
「たしかに!」
そんな会話をしたので備忘録として。
嘘をつく相手がどうこうというよりも、私たちがその人と一緒にいたいかどうかが大事かな〜とも思うのでした。嘘かどうか関係なく、私たちは会話を楽しむこともできるなとも思ったり。おもしろかった〜。
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2024年のテーマは、やめるまで楽しむこと。手放すことを恐れず、その瞬間までを楽しめばいい。そんなハマダのこだわり記事はこちらに収めます。
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ハマダユイ
ソーシャルワーカー12年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。
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