【呼吸の奇跡*声の魔法9】コミュニケーションが苦手な人へ①
この頃、世界はひとつではないと、つくづく思います。
100人いれば、100通りの世界があるなと。
同じ場所で同じ時間を過ごし同じ経験をしていても、見えている、聞こえている、感じ取れているモノが全て違うんですものね。
親子や兄弟でも、長年一緒に暮らしているパートナーでさえも、驚くほど違います。
それが「個性」ということですが、私たちはどういうわけか、「違う」ことに不安をおぼえます。
だから、自分と違う世界を排除し、仲間外れにして自分を守ったり、同じ世界観に矯正しようとします。
理解が及ばないモノや異質なモノが近くにあるのは、怖いし不快ですものね。
当然、摩擦が生れますし、ぶつかることで傷も付きます。
ストレスも溜まります。
これが、初期設定。
人間は、そもそも排他的です。
多くの人がコミュニケーションに苦手意識を持つのは、記憶されたこの摩擦や傷の痛みや、付随するストレスが苦しいから。
では、どうすれば私たちはもっと「軽やか」に「健やか」に「穏やか」に、生きることができるのでしょうか。
人間の心なんてわからない。
それが大前提なのですが、私は、互いの距離感覚って、かなり大事だと思っているんです。
(つづく)
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