根治療法が創る未来
0.対症療法と根治療法の違い
通常の医療には、大きく分けて二つの視点で怪我や病気に向き合います。
それが、対症療法と根治療法です。
■ 対症療法(たいしょう りょうほう)
痛みや不具合などが起こった場合に、そのトラブルを改善するために行う治療のこと。
現在悩んでいる症状は治るが、原因に対しての治療はしないため、再発することもある。
■ 根治療法(こんち りょうほう)
トラブルを引き起こしている原因を突き止め、現在起こっているトラブルとその原因を両方ともなくすための治療のこと。
トラブルの原因を解消するため、再発しづらくなる。
これらを整体に当てはめてみると、
■ 対症療法
→ 痛みを緩和するためのマッサージや体操
■ 根治療法
→ 痛みを完治させるために、内臓機能や背骨の動きを高める
という違いがあります。
さらに僕の大好きな考え方も、皆さんにお伝えします。
それが、
① オッカムの剃刀
→「1つの原因が観察されるすべての事象の源」という考え。
② ヒッカムの格言
→ 「どの患者も偶然に複数の疾患に罹患する」という考え。
これら二つの考え方は、根治療法をする際にとても参考になります。
オッカムとヒッカムから診る根治療法
根治療法をする際の考え方について、二つの視点の違いについて、お客様の例を参考に解説します。
① オッカムの剃刀
オッカムの剃刀では、
「目の前で起きてる複数の問題は、一つのことが原因」だと考えます。
先日ご来店されたお客様の例では、
① 慢性腰痛(安静時・運動時・休息時)
② 脚のダルさ(ふくらはぎの虚脱感・攣り)
③ 階段を昇段時の脚の上がりにくさ
④ 慢性的な不安感
⑤ 尿の臭い・色が濃い
というお悩み・症状を持っている方でした。
結果的には「水分不足による腎臓の疲労」が根本原因でした。
このように複数の問題が、一つの原因によって引き起こされる例があります。
特に基礎疾患がなく、年齢の若い方(10〜50歳代)に多くみられます。
② ヒッカムの格言
ヒッカムの格言では、
「目の前で起きてる複数の問題は、複数の原因が重なっている」 と考えます。
こちらも、先日ご来店されたお客様の例で考えてみましょう。
① 頭痛(月経・天候不良時に増悪)
② 慢性の首コリ
③ 右眼の疲れ・充血
④ 月経痛・PMS(生理前に感情的になる)
⑤ 痛み止めの常飲
などの特徴がありました。
この方の場合は、
①〜③は、「過去の外傷による右眼底の歪み」と「痛み止めの常飲による肝臓疲労」
④は、「子宮の硬さ・捻れ」と「生理前の食習慣(糖・脂の質)」
が問題になっていました。
外傷歴・食習慣を基盤に、内臓の疲労・捻れが起きていた例でした。
基礎疾患や外傷歴があったり、高齢者(65歳以上)の場合は複数の原因が重なってることがあります。
整体はまだやでは、このような視点でお客様のカラダとココロの健康に向き合っています。
1.整体よりも大切なコト
僕は、整体サロンを経営していますが、常に思っていることがあります。
それが、
「整体サロンは世の中に必要なのか!?」
ということです。
たしかに、カラダとココロの健康は資本なので、すごく大切です。
その資本が怪我や病気で不調を抱えたなら、治すのは当然です。
でも、不調にならなければ時間・お金・労力は、別のコトに使えるんです。
僕は、大切な時間・お金・労力だからこそ、
人生を豊かにするコトに使ってほしいと願っています。
例えば、
■ 大切な家族との旅行や外食
■ 自分の大好きな趣味
■ パートナーと過ごす時間
■ 子どもへのプレゼント
■ 将来を良くする自己学習
■ 先を見据えた資産づくり
などです。
人は誰かのために生き、誰かの役に立つことに幸せを感じます。
自分のため、家族のため、子どものため、パートナーのため、世の中のため。
そういった「今と未来の豊かさ」のため、時間・お金・労力をかけてほしいんです。
2.根治療法だから生まれる未来
だからこそ、僕は根治療法にこだわっています。
対症療法は症状緩和を目的としています。
たしかに、
急性の症状に対して内服を使ったり、凝った筋肉をほぐすことで、ツラい痛みを一時的に抑えることは可能です。
ただ、原因が解決できない以上、また同じ治療・施術を受けなきゃいけません。
「そんな毎日を繰り返すことが、豊かな人生に繋がるのでしょうか?」
だからこそ、原因を追求して問題の根本解決を図る根治療法が必要なんです。
カラダとココロの健康を守り、
豊かな人生を手にするには、
根治療法しかありません。
根治療法は未来への投資です。
いま現在、病気や怪我で悩んでいる方の豊かな人生は、
根治療法によって切り開かれると信じています。
3.「未病ケア」という習慣と文化
そして、現代は未病社会になっています。
情報に溢れたストレスフルな毎日の中で、仕事や生活をしている。
そんな中で、甘い誘惑に誘われて生活が乱れてしまうことも多いです。
未病とは?
未病とは、「恒常性が崩れかけているが、病気ではない状態」です。
※ 恒常性・・・カラダが一定の状態を維持する働き
未病の特徴として、
① 自覚症状あり、検査結果に異常なし
② 自覚症状なし、検査結果に異常あり
が挙げられます。
これらは、病気ではないが不調がある状態です。
緊急性は少ないけど、病気につながるリスクを常に持っているのでケアをする必要があります。
しかし、多くの方は未病ケアの重要性を理解はしていません。
人は本能的に、
短期的な報酬を得たり、
ストレスを回避する、
行動を優先します。
なので、「将来の不調を見越して、今から予防する」という考えはありません。
だから、娯楽・仕事などを優先して、睡眠・食事を乱すし、無理をしてカラダを酷使します。
短期的な結果を求めて、中・長期的なリスクを増やしてしまうんです。
そして、カラダを壊した時に気付きます。
そうならないためにも、
① 質の高い睡眠時間の確保
② 質的栄養バランスの取れた食事
③ 適度な屋外での運動
④ ストレスフリーな人間関係の構築
⑤ 背骨の動き・内臓の働きを高める
などに取り組むことが大切です。
カラダとココロのバランスを整えるためのケアを、しっかり積み重ねることが豊かな人生づくりになります。
未病ケアという投資
人生で最もかけがえのないモノの一つが、時間ではないでしょうか?
意識しなくても動き続け、過ぎた時間は二度と戻らない。
当たり前に流れてるから無駄にしてる感覚は薄いけど、失って初めて大切さに気づく。
だからこそ、時間を味方にして、大切にすることは人生を豊かにしていきます。
投資とは未来への積み重ねです。
健康を損なう習慣を積み重ねると病気になるし、
健康的な習慣を積み重ねると元気になります。
例えば、
① 暴飲暴食(お腹いっぱいまで食べる)
② 嗜好品の過剰摂取(スナック、甘いもの など)
③ 夜遅くまで働く(残業、長時間労働)
④ 睡眠時間を削る
⑤ 喫煙・飲酒
⑥ 人の目を気にした言動
などはカラダ・ココロにとって毒なので、健康を損ないます。
過ぎた時間が戻らない以上、良いコトを積み重ねて健康を育むことが大切です!
まとめ
暮らしに寄り添う整体はまだやでは、
「オッカムの剃刀」と「ヒッカムの格言」を踏まえた根治療法によって、お客様のお悩みを根本解決していきます。
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