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過眠症と睡眠日誌と怠け者の私

こんにちは、こんばんは。浜野実です。

今日は、過眠症治療で指標として書くよう病院から指示された(されていた)睡眠日誌についてと、その後のお話をしようと思います。

睡眠日誌とは

睡眠日誌とは、その名の通り、自分の睡眠の様子を記録していくものです。説明になってないですね。実物をご覧ください。リンクはこちらです。

今貼ったのは、「睡眠総合ケアクリニック代々木」という、東京の代々木(と呼べるギリギリの場所)にある睡眠障害専門の病院で使われているものの実物です。私はそこに通っていたので、まさしくこれに記録をつけていました。用紙の下にある凡例に従って、自分の就寝時間や起床時間をはじめとして、何時頃にウトウトしたかなど、自分の睡眠の状況がどのようになっているかを細かく記録していくのです。

睡眠日誌を書くメリット

睡眠日誌を書くメリットはもちろんあります。その最たるものが、「自分の睡眠時間を客観的に把握しやすくなる」ことです。

「『なんとなく』早く寝てる」とか、「『なんとなく』早起きしてる」とか、早寝早起きを意識している方はいるでしょう。でも、本当に、数字としてできているでしょうか。それが、睡眠日誌をつけることで否応なく可視化されます。自分の書いた赤い棒が、現実を突きつけてきます。人によってはそれが苦しいかもしれません。でも、それが、より良い睡眠習慣への方策を編みだすかなり効率的な指標になります。

そして当然ながら、自分でつけた睡眠日誌が、病院で睡眠について相談する時に、先生にとっての大きな資料になります。そしてそこから、先生は適切な治療方法を考えてくれます。豊富な知識から、適切なアドバイスを導きだしてくれます。それができるのは、睡眠日誌で日頃の睡眠の様子を伝えられるからです。睡眠で病院にかかりたい方も、事前に上のような睡眠日誌を印刷のうえ自分でつけてみて、それからかかることをおすすめします。そのほうが本当に話が早いのです。

「爆睡姫」と睡眠日誌

当時一日中ほとんど眠っていた「爆睡姫」だった私も、病院の診察の前に日誌をつけることを指示されました。出来上がったのは、当然ながら真っ赤な日誌。それを提出して、同時に睡眠ポリグラフ検査という、頭や足にセンサーを付けて一晩眠り、心電図や脳波、睡眠時の様子をチェックしてもらう検査を受けました。そして最終的に、「特発性過眠症」と診断されました。そして、「ベタナミン」という、神経を刺激して体を叩き起こす薬を処方してもらうことになりました。

その後も、抑うつがひどくなり睡眠だけの問題ではなくなるまでの2年間、私は代々木に通い続けました。ベタナミンはまあまあ危ない薬ですが、その分なかなか効きます。なので、幸い、最後の方は、真っ赤な日誌になることはなくなっていました。ある程度普通な日誌、普通の睡眠習慣を作ることができたのです。その後、抑うつに「気分変調性障害」という名が付き、今度は不眠がひどくなりまた代々木に行くことになるのですが、これはまた別の時にお話しようと思います。

睡眠日誌は大事なんだけど…

睡眠日誌をつける意義はあります。それは私も体験から本当に痛感しています。しかし今も書き続けているかというと、否です。正直に言います。就寝時間も起床時間もわからないし、いつ眠くなったかなんて眠いからわからないしで、書けなくなってしまったのです。

これには困ってしまいました。だって、今だって睡眠には問題が山積みなのですから。しかし、過眠と不眠の間でまともに頭も働かないなかで、日誌をつけることは自分でその姿を想像できない程に無理なことになってしまいました。こうなってしまうと自分ではどうにもできません。もうこのわけのわからない状態のまま一生終わるんだなとか、そこまで考えました。

一応の救世主:Mi Bandというスマートウォッチ

そう思っていたある日、Twitterであるタグが流行りだしました。

「#睡眠スコアバトル」

これは睡眠の質を表示することができるアプリのスクリーンショットをタグと共に貼り付け、スコアの良さ、あるいは悪さを競う、というネタタグです。そして、そこで使われていたのがXiaomi(シャオミ)という中国の大手通信機器メーカー(一応Appleみたいになりそうな結構デカい会社です)のアプリ「Mi Fit」、そしてスマートウォッチ「Mi Band 5」でした。

今までも睡眠記録を自動で取ってくれるスマートウォッチは色々なメーカーから出ていました。しかし、どれも値段が高く、しかもデータの確認が難しかったり、そして電池の持ちが悪く一日やっと保つくらいだったりして、実用的なものを買えずにいました。そこに彗星のごとく現れたのがMi Band 5でした。これは電池が一週間ほど保つうえ、値段も4,000円程度、専用のアプリ(Mi Fit)の日本語もおかしくないという、私にとっての理想のようなデバイスでした。
即注文して、それから今日これを書いている今も着けて、生活に伴う運動の全てをトラッキングさせています。睡眠トラッキングを中心とした設定にしていますが、歩数が目標を超えた時に通知してくれたりするのもついでに嬉しかったりします。

日中は歩数で喜び、眠った後は、睡眠スコアを見ます。今日はこうです。

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そこそこという感じですね。どうやって「深い眠り」などを判断しているのかは謎ではあるんですが、毎日見ていると、薬の効き具合や、睡眠に対して意識が向いていくのを実感できます。スマホアプリですぐ見られるのがすごく良いです。現在は睡眠時の呼吸状態や血中酸素濃度などもチェックできるアップグレード版「Mi Band 6」が出ていますので、気になる方は気合で入手するのもいいと思います。(Aliexpressでグローバル版を買うのが現状一番早いですが、くれぐれも自己責任でお願いします。技適は通っているようですが…。)

まあそんなわけで、私は「就寝時間がわからない」「起床時間がわからない」という問題を一応クリアして、今はスマートウォッチとアプリで睡眠を管理するようになりました。

睡眠日誌をつけるのが難しい、だるいという方は、こういうものを使ってみてはいかがでしょうか。

今回のおまけ:Amavelというブランド

私が好きな洋服のブランドにAmavel(アマベル)というところがあります。
ホームページやオンラインストアを見ていただければ雰囲気を理解していただけると思いますが、ここはカジュアルとも違い、がっちりとしたロリィタとも少し違い、でも夢から出てきたような可愛さを持った洋服をたくさん出してくれる、そんなブランドです。価格帯も、ジャンパースカートで1万円周辺と、この系統のブランドとしては比較的手ごろな価格で挑戦できるところも魅力です(本格的なロリィタですと3万くらいは普通にします)。
わたしは普段の「かわいいAmavel」というよりは、時々出る軍服風ワンピースだったり、スチームパンク系シリーズだったり、そういう「少しいかついAmavel」が好みだったりします。ただ、いかんせん本当に可愛いので、服に見合うような年齢なのか、そういう姿をできているか自問自答する日々です。でもそれが今は楽しい。もう少しはAmavelを着ることができる人間であり続けたいと思う今日この頃です。

今回はこの辺で。
それでは、また。

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