共通テスト!精神面の安心、欲しくない?――ひとりで立ち向かうための簡単5ステップ
こんにちは。老婆心が急加速して粒子加速器の電子みたいになった浜野実です。
今回は「緊張を挑戦心に変換する簡単5ステップ」を紹介します。
これを書いているのは2023/01/13、2023年実施の共通テストの前日です。
「前日に言われてもできねえよ!」と思われる方も多いでしょう。
大丈夫、必要な道具はありません。
Step1:過去問に別れを告げよう
過去問に出た問題がそのままの形で出題されることは、ごく一部の例外を除いてまずありません。過去問は「レベル」と「出題形式」を知るためのものです。今日を迎えた貴方の頭にはもう両方入っているはず。鞄や机からどかしてしまいましょう。
Step2:参考書にも別れを告げよう
今日まで長い間勉強のお供だった参考書。ヨレや破れは努力の証……ですが、参考書という存在は試験時間中に助けてくれません。
参考書が貴方の知識の源泉であり何度も読んで頭に入れたなら、それはもう既に貴方の知識は丸ごと参考書なのです。
臆することはありません。前を向いて、鞄の中の多すぎる参考書を選別しましょう。心の安定のためとしても、お気に入りの1冊や2冊で足ります。
Step3:人の期待は心の底に
貴方の周りにはたくさんの良い人たちがいます。親御さん、友達、先生たち……みんなが貴方を応援しています。
「がんばってね」とか「応援してるよ」という言葉を何度聞いたでしょう。それを貴方は何度噛みしめたでしょう。
素晴らしく美しい情景です。しかし、それに心を潰されてしまっては本末転倒です。「期待に応えなければいけない」と思い詰めてしまったら、どんどん自分を縛り付け、気持ちの余裕を奪ってしまいます。
共通テストは誰かのためではなく、自分のために努力する場所です。そう考えれば、全力を出したい場面でわざわざ自分を縛り付けてしまうのがいかにしょうもないかお分かりになると思います。
全力を出すためには、自分の気持ちをぶつけましょう!
Step4:仲間はペンポーチの中に
さあ最後です。
ここまでで「自分の心の支柱を折らされた」「ひとりになれって言うのかよ!」と思われた方、すいませんでした。
最後にとっておきの心の支柱を紹介します。
シャープペンシル
消しゴム
です。
「は?」と思うでしょう。それでも、考えてみてください。
勉強というものを始めたその日から今日までの、
全ての授業。
全ての宿題。
全ての落書き。
そして
……全ての、解答用紙。
そこにいたのは、貴方と、誰だったでしょう?
学ぶ貴方の一番そばにいたのは誰だったでしょう?
そして明日も共にいる存在、それは…
…筆記具ではないですか?
ここで改めて、貴方が勉強をするときに手に取る筆記具をじっくりと見てみてください。そこには経年変化で塗装が剥げたり、グリップが変質したような、まさに”兵(ツワモノ)”がいるはずです。それは貴方の努力の写しです。それの傷みは貴方の練度に比例します。
明日はそれと一緒に立ち向かうテストなのです。
どうでしょう、”ひとりではない”こと、気付いていただけましたか?
Final step:モノを依り代にしてでも自分の本気を思い出せ!
共通テストに限らず、人生を左右する試験には貴方自身の本気が不可欠です。
「親御さんが…」とか、
「先生たちが…」とか、
そんなことを盾にしたところで、自分の運命は切り拓けません。結局、最後に残るのは、自分自身の、自分で描いた未来を目指す想いなのです。
最後に:まとめ代わりの例え話
ここでまとめ代わりの例え話をしましょう。
ここで貴方は格闘家です。
貴方のバックにはたくさんの応援があります。それは目的ではなく、入場曲です。その中を、野心と自信を心にたたえた貴方が堂々と歩んできます。
そして貴方はコートというリングガウンを脱ぎ、構えの姿勢を取るのです。勿論、ペンと消しゴムという相棒を手にして。
チャイムはゴングとなり、貴方の野心は爆発するでしょう。参考書という戦略が脳裡に流れるのを感じながら、設問を倒して行くのです。
最後のゴングが鳴った時、貴方の気分はどうなっているでしょうか?
最高に晴れやかであることを、心から祈念して筆を置きます。
大丈夫、貴方の周りの”全て”が貴方の努力を知っているから。
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