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雑記 2023/12/03(日) クソゲーをつまびらかに描写する
きのうはニンテンドースイッチのクソ・・・
いえ、難解なゲーム『HENTAI PARTY』をご紹介しましたが、
今日は『My Nonogram Waifu: Forbidden Love』です。
『ウーマンコミュニケーション』を褒めちぎる前にこれを片づけておかなければ。
正直な話、昔と比べ「ゲームが言われる文句」は面倒なことになってきたなと思っていて。
アマゾンレビューなどで「グラフィックが」「ボリュームが」「いまどきコレ?」など、やたらユーザーがゲームの評価基準を握っているように振る舞っているのが好きではありません。娯楽が多種多様になり、下手こいたら他所行っちゃうよ、という脅しも利かせているふうで。
でも、そもそもゲームって、手のひらの上で踊らされるものなんです。
コントローラーをいくら握っても、制作者が作った世界のなかで動くしかない。その世界を読み解くしかない。
それを、自分が把握してる価値基準にはなっから当てはめて、ああだこうだ言おうとするような昨今のユーザーの物言いは、
まだ見ぬ体験への可能性を閉ざしているんでは? 自分で自分をもったいないことにしてないか?
という気が、するんですよね。
まあ今回のゲームには関係ない話なんですが・・・・・・・・・
基本情報
2023年8月24日配信開始 1750円。
と書いてあるが、たしかもっと安く買いました。
これもニンテンドーの良心「初っ端から割引」だったのかも?
100人以上のワイフたちと楽しむ、リラックスした写真パズルの体験!
新しいキャラクターを解放し、夢のワイフを見つけるために写真パズルを解こう!100人以上のワイフたちと出会えるようになっていますが、どのワイフも個性的です!全員と出会う準備はできていますか?
100以上のレベルがあり、それぞれが異なるキャラクターの画像と情報を解放します。
リラックスしたい方のための簡単モードもあります。
※メーカーによる説明です。
まず、ワイフの綴りが間違っているじゃないか! と思う人は、間違っているじゃないか。
これが面倒なところで、昨日の「HENTAI」と同じく「My Waifu」も日本発祥のオタク用語として英語に入り、ニュアンスを培養させているのです。
つまり「俺の嫁」。
そんなわけで、パズルを解いて、100人以上のアニメ絵「My Waifu」を解放させていくゲームである。
パズルは縦横に数字の振られたマス目を埋める、いわゆるピクロス=ピクチャー・クロスワード=お絵かきロジック=NONOGRAM。
それじゃあ、出来あがりを美少女絵の1テーマに絞ったピクロスのゲームってわけね?
そう。
ひまつぶしになんかいいじゃない。
そう。
ただし、クオリティコントロールがされていれば、の話だが……。
インターフェースの諸問題
たとえば。
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のっけから小っちゃいことで申し訳ないけど、英語モードで始まってることとか、
3つの枠のうちどれを選択してる状態なのかわからないこととか
(なぜ選択状態が 薄暗いほう なのか……)
暗雲がたちこめます。
「Settings」に入って言語を変えましょう。
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音楽と(効果)音のオンオフに、曲選択はランダムモードもあり。ここは充実。
ちなみにハートが緑だとオン、赤がオフ。うーん。
右下に書いてある「A わかった」が決定の意味なのだけど、この翻訳間違いもポイント高いですね。英語だと「OK」。これもどうなんだ。
では本編「フリープレイモード」に入ろう。
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1ページに10問が並ぶ選択画面。
Rで次のページ、Lで前のページに移る。
ここで、ページ数も振ってねえのがまた腹が立ちますね。Rを押しても何の効果音もないので、どこまで来たかわからない。1問解いてマッピングするしかない。
ピクロスとしての諸問題
では、トントーンと解いていこう!
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いやおかしいな。
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おっと文字化けが。
いやそれ以前に、塗りつぶしたマスと出来上がりの絵の、関連性の薄さがすごい。
VHS並みのモザイクに呪われたワイフを助けるゲームなのかな?
(というのはあながち冗談でもなく、
『マリオのピクロス』には”古代遺跡の石板を掘って隠された絵を発見する”というコンセプトがあったし、ほかのピクロスでは画用紙にマーカーで塗っていったりする。
前者は掘る&発見、後者は塗る&製作、とマスの埋め方に対する説明が違うわけで、それも重要なゲームデザインのひとつだろう。
じゃあ「Forbidden love」=禁断の愛、は、パズルに封印されてることを言ってるのかもね)
ピクロスは、もっとシルエット勝負であり、モノクロで出来あがる絵をもってこないと、いま何をやってるんだ? となってしまう。
翻訳とAIの諸問題
ちなみにワイフの説明文、英語=翻訳前の原文であろうバージョンはこう。
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これはもしかして、AIに絵を出力させたときのプロンプトなんですかね。
ほかのワイフを見てみよう。
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AIの絵というのは、多大にエロ絵を学習している。学習データがネット上での収集に頼るのであれば、占拠率からも、エロ絵の影響力は大きいだろう。
で、シャツ透けてるし、股の間から向こうの尻肉が見えるアングルに、なによりパンツまで透けている。大丈夫なのか。
ハッ! 小生は何を・・・!
あまりに他がクソゲーで、欲しかったはずのものまで霞んでしまいました。
操作性の諸問題
ちなみに、一番の問題は操作性の悪さである。
カーソルの移動が、十字キーを押してから0.3秒くらい遅れますね。
これが絶妙。
それから、マス埋めを連続でできないこと。
Aボタンを押しながら十字キーで
ガシガシガシガシガシ!!!
キュピキュピキュピキュピキュピ!!!
っという、あの気持ちいい、一気に解いてるジェットコースターライドが、まったくできないのである。
これは・・・
ワイフを見せるまでの焦らし演出か。わざと?
あとね!あとね!
一問解くと、
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またここからなんですよ!
AI生成であろうと100枚のプロンプトを作り、これも自動生成だろうとピクロスを作り
(ちなみに、数字からはどちらのマスを埋めても正解になってしまう、という不完全な問題も入っている。人力チェックせんと)
このプログラムを組んで発表した、そのことは、むげにはできないけれど、
でもゲーム代って手間賃に払うものじゃないから・・・。
他の方のレビュー
2件見つかりました。
すべて、こちらに言い尽くされていると思います。
もうひとつは、昨日も登場いただいたYouTuberさん。当たり屋だなぁ。
いやー、クソゲーって、ほんっとうに、
こちらの心身が健康な時にだけ
いいもんですね。