すっかりなまけてた。 靴って、結構いろいろなパーツでできていて、 それぞれが専門的で、自分で作成できないものもあって、 少しずつ購入して1足の靴を作るわけで。 そのパーツひとつひとつの仕入れ先は違うけど、 毎回、行くたびに「値上げ」「廃番」。 そして、もう小売りはできない。 いつまでできるのかな?と考えてしまう2024年です。 パーツによっては、めちゃくちゃ在庫があるものもあるけど、 材料が多いって無駄も多いってことだよなぁ。
靴の学校に見事(?)合格。 辞退以外に落とされた人がいたのかは不明だけど。 同期生の面々はみな若く、一癖ありそうな・・・。 話してみるとそれぞれに楽しい人たちだったね。 社会人になってから、自分のお金で学校に行くと 学ぶことって、楽しいなと思える。 興味があることだからかな。 そもそも、靴ってこうやってできてるのね。って。 先生はおじいちゃん先生が2人。 あと一人は、時々来るおじいちゃん。 工程によって先生が違う。 自分が一番って思ってるから、ほかの流派は認めないね。
正直なところ、赤字気味だし、 以前より材料を入手するのも大変になってきたし、 靴を作るのもいつまで続けられるか・・・と考えることもある。 ただ、 なかなか市販のサイズでは合わない足の方には、 本当に感謝されたりして、あ~続けたいなと思ったり。 そもそも、なぜ靴を作ろうと思ったか。 たいていの靴は痛かったし、数日履いたら慣れるなんてことはなかった私。 それは、靴業界がデザインに走って、 履き心地やなんかをおろそかにしてるからだ! と思い込んでいた。 靴を作る学校があり、
阪神淡路大震災から29年。 ということは、 現在30代後半以上でないと記憶もない・・・ということで。 今、大人の人は、同じような記憶を共有してると 思いがちだけど、全然そんなことないんだなあ。 と改めて感じる時の流れ。 記憶を持ったまま、10年前に戻るドラマを見ている。 はて。10年前ってどんなだったっけ? 自分に起こったことは皆それぞれだけど、 たとえば、スマホはあったらしいし、アナログ放送は終了していて、 でもサブスク系は未発達で・・・。 あんまり劇的な変化はなかっ
関西ではえべっさん。 西宮えびす派です。 実はフライングゲットしてきたんですが。 ちょっと時間があるので、久々に自分の靴を作ろうかと。 ものすごくやってみたいデザインがあるわけではないけど、 パンプスか・・・。 そんなことを考えてるときって、とっても楽しい。 多くのお客様の足を見てきたけど、 実は、自分の足は一番やっかいな足と言ってもいいくらい。 サイズ的にも強度的にも。 それが靴作りをすることの原点でもある訳で。 今日から作り始めようと思ったけど、 老齢の母がついに
成人式に行ったのは、はるか昔。 大人になったら・・・ どこかの会社に入って、仕事して、 そのうち結婚して、子どもが生まれて・・・ という当時の「普通」な未来をみていたのか? まったくその線路には乗れないよ。 と20歳の自分に教えてあげると びっくりするか? だろうねと思うか? その後、 20代の私の周りには、いろいろな分野の職人さんがいて、 潜在的にあこがれていたのか。 自己紹介で、「〇〇職人の△△です。」なんて。 あの日、車座になって順番に自己紹介していく場面。 自
2024年の幕開けは、地球からの警告なのでしょうか? 被災された方々が少しでも安心できる日が訪れるようお祈りします。 記憶の震災を思うと、 当時、自分たちに未来はないんじゃないかと思えたほどでしたが、 一応、未来はあり、今ここにそんなことを思い出しています。 本年も・・・ 穏やかな地球と私たちの間に、穏やかな靴を作っていきたいと思います。
急に寒くなってきて、アトリエの室温が身に沁みます。 作業中、 「ここは要注意!」「慎重に!」という箇所が出てきます。 それは、たいてい、工程の終盤。 包丁使いで、ふっと表面に傷をつけるなんて、強烈に怖いです。 この靴のために、今までやってきたすべて時間と材料を この一瞬で無にしてしまうなんて・・・。 先生からも言われ、生徒にも言い続けた 「脇締めて」特に、終盤の作業にはとりかかる。 ほんとに最後の最後あたりで、やってしまうと、 1秒前に戻りたいと思いつつ、膝から崩れ落ち
スタッフオンリーといっても、そもそも私オンリー。 内装をしてもらったときに、かっこつけて、貼ってもらった。 そう、作業場の大掃除もしないとなぁ。 冷静になるとかなり埃満載。 革やらゴムやら削りかすったら、もうふわふわ空を舞うもんで。 エレベータで一緒になった女の子。 一生懸命「こんにちは」を言ってくれた。 ピースをこちらに向けて、2歳のアピール。 人生2度目の年末はいかが?
これ!です。「note」 広く知ってもらうために何か始めないと と思っていたから。 とりあえず、開始しました。 採寸して、靴を作ること。 言葉にすれば、一瞬だけど、 材料の仕入れから、道具の手入れ、 型紙から裁断から・・・・ そして何より、ご注文の足。