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お年玉

元日の日は、喪中を気にしながらも、妹一家が昼に家にやってきた。

お袋が「おせちは作らないけれど、お雑煮とお煮しめだけは作る」と言って張り切ったのでみんなでそれらを食べた。

心配していた妹(情緒不安定、ガリガリに痩せている)だが、義弟さんと姪っ子ちゃんに囲まれてニコニコしているし、お煮しめもお雑煮もしっかり食べていたから安心した。

姪っ子ちゃんが、周囲をちゃんと気遣える優しくていい子に育っているので、よかったなぁと思う。いつもはあまりしゃべらない義弟さん(妹の旦那さん)も何気にちょこちょこ話したり笑ったりして和やかな雰囲気。

食事の後は、姪っ子ちゃんが持ってきた『人狼』というゲームで遊んだ。最初は訳が分からなかったが、要するにカードを使って、誰が人狼で誰がそうでない人かをポーカーフェイスや演技でごまかしつつ当てるゲームらしい。意外と演技力が必要で、単純だが面白かった。

ゲームの後は、お菓子やジュースなどをつまみつつ、おしゃべりと、僕は姪っ子ちゃんに付き合って「これからばぁば(お袋)のお家を探検します!」というので僕は「はい!隊長」と言って着いて回る遊び。「隊長、ここは電気をつけますか?」「うん、つけて」といった具合で各部屋を探検。僕が寝室に使っている6畳に入って部屋で発見したのは…… 僕がベッドに乗っけているデカいチンアナゴの抱き枕だった。

「あ!これかわいい〜。私、チンアナゴ大好き♡」と姪っ子ちゃんが自分の身長ほどあるチンアナゴを抱き抱えたので、僕の加齢臭がしないか埃が付いていないか心配しつつ「隊長、ハル君もチンアナゴが大好きであります。でもそれはハル君が使っていて古くなっているので、差し上げる事はできかねます。」と言ってやんわり取り返した。危うく持っていかれるところだった〜と思いながら、でも後で何かの折に新しいのを買ってあげようかな?と思ってしまう伯父バカっぷり。

お年玉の金額で悩んだのだが、お袋と同じ5000円をポチ袋に入れて渡した。「わぁありがとう!」と姪っ子ちゃんは服の胸ポケットに大事にしまいこんだが、ここで妹が解説。「ありがとう!お年玉は姪っ子ちゃん専用の銀行口座があるので将来のために大切に使わせてもらいますね (ニッコリ) 」との事。ちょっと奮発してしまったか?と思うが、中学生くらいまでこの金額でいいだろうとお袋と話したのでまぁいいか。

皆さんは小学生中学年〜高学年の甥っ子や姪っ子にいくらぐらいお年玉をあげていますか?

兎にも角にも、忙しかったがいい元日だった。因みに僕は姪っ子ちゃんが大好きで僕が作ったのしか食べないという「チーズ巻き(スティック状にカットしたプロセスチーズを餃子の皮で包んで多めの油で軽く焼き塩少々をふりかける。酒のつまみにも丁度良い)」を用意していたのだが、揚げたてを食べてもらおうとして冷蔵庫に入れそのまま忘れてしまった。後日調理してお袋とつまむことにする。

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