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【デッキ紹介】机上の威 / ハル^ヲ^クン
いつの間にか年末ですね。
こんにちは、ハルヲクンです。
まず、前回のデッキ紹介記事ありがとうございました。
はじめてX(旧Twitter)で90いいね、noteで60いいねも貰いました。これは自慢です。本当に嬉しいです。ありがとうございます。
今回も調子に乗ってデッキ紹介記事です。
前回はつまらない小ボケが多くて読みにくいと言った意見を頂いたので、
今回はおふざけ一切ナシ下品な単語ゼロの真面目なデッキ紹介記事で行こうと思います。
よろしくお願いします。
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『机上の威』
デッキ名は「机上の威」です。「きじょうい」と発音します。「の」は発音しないでください、テストだと誤答になります。小野妹子の逆バージョンみたいな感じです。
■コンセプト
氷結界の虎王ドゥローレンを使いた〜い!
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唯一無二のセルフバウンス範囲と打点上昇効果を誇る元制限カード。
このカードのおかげで多くのカッコいいデッキが世に生まれたことでしょう。
その栄誉の歴史の中に自分の名を刻むべく、デッキ構築の手を取りました。
じゃあまず、ドゥローレンをどうやって出すの?って話ですよね。
これは海外新規テーマ「GP」を使えば、シンクロ召喚条件である水非チューナー + チューナーの合計レベル6を並べやすいことに気づきました。
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ドゥローレン「ドゥロ😁」
しかも、この動きはランク3さえ作れれば簡単に準備ができるらしい。
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今回はこのGPからドゥローレンに繋げていく動きをメインに、ドゥローレンを狙っていくことにしました。
ちなみに、この動きはたいしょうさんの【神々が征くは最果ての宇宙】と対戦した際に勉強しました。
では、次はどうやってランク3を組むかですね。
最終的な目標がドゥローレンな都合上、あとあとセルフバウンスして旨みを作れそうなカードに触れるテーマが好都合です。
そこで幻影騎士団を使うことにしました。
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幻影騎士団はティアースケイルからランク3を簡単に組みつつ、余剰アドバンテージからファントム魔罠をサーチすることができます。便利〜☝️
ここで幻影霧剣をサーチしてデモンズチェーンみたいにドゥローレンで使いまわせたら良かったのですが、霧剣は対象先が場から離れると破壊されてしまうため場に維持するのが難しいことに気づきました。
なので、今回は幻影騎士団の罠モンスターを強く使うことに思考をシフトさせました。
そして、苦紋様の土像を活用する構築に辿り着きました。
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魔罠ゾーンのカードが!
モンスターゾーンに特殊召喚されると!
フィールドのカードを一枚破壊!
対象取るけどターン1無し!
うおおおおおおお最強最強最強最強!!!!
メル友のOCG事務局にチャットしたら幻影騎士団の罠モンでも苦紋様は起動できるとのこと。苦紋様はリックさんの【惰眠を貪る】からすごく憧れがあったので今回チャレンジしてみることに。
ここである程度の大きなコンセプトが確立しました。
まとめると、
①幻影騎士団からGPに触る
②GPからドゥローレン作る
③幻影騎士団から罠モン持ってくる
④罠モンで苦紋様を起動
⑤ドゥローレンで罠モンと苦紋様を使い回す
って感じです。はい、ここテストに出ます。
あとは、「苦紋様」か「ドゥローレン」のどちらかと相性が良いカードで枠組みを作りデッキとしてまとめていきました。
■プレイング
コンセプトを紹介しましたので、次はプレイングについて紹介します。
このデッキ実際どうやって回すの?ってところを書いていきます。
とは言ったものの、 そんな大きなことはせず、その場その場の盤面に合わせて
序盤:デッキエンジンを中心にコンセプト達成を目指す
中盤〜終盤:コンセプト維持と大型シンクロで相手リソースを削る
の流れで勝利を目指していくだけです。シンプルですね〜。
今回はデュエルの「序盤の動き」と「中盤〜終盤の動き」の大きく2つの分類に分けて展開方法を書いてみます。
その前にもっかいレシピあげちゃう🤗
プロフ見て😊
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○序盤
まずは序盤に動かすデッキエンジンのお話。
どうやってコンセプト達成を狙っていくの?っていうところを解説していきます。
このデッキのエンジン、及びスタートライン、及び初動となるのは幻影騎士団、マスマティシャン、センチュリオンの3つのギミックです。
これらのギミックを活用して、ドゥローレンと苦紋様を活かしたデュエルを進めていきます。
それぞれ順に説明していきます。
◇幻影騎士団
まずは、幻影騎士団です。
基本的な役割はコンセプトの章で上述した通り、「ランク3の用意」と「罠モンの供給」です。
それぞれ振り返り程度に軽く舐めていきます。
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ティアースケイルからランク3を作れるため、簡単にGPに触れるよ〜ってやつですね。
利点としては、キャリー(エクシーズのやつ)の効果でキャリー(メインのやつ)はデッキか墓地からしか出せないので、それを手札コストとして捌けるところ。きゃりー(今年の春に結婚したやつ)の曲ではインベーダーインベーダーが好き。
また、ランク3を作るときの余剰アドバンテージで罠モンをサーチできるので、苦紋様のトリガーが踏めるっていうのがエコですね。
また、フリチェで相手ターン中にモンスターを供給できるというところでは、後述のセンチュリオンの場魔法のシンクロ効果と相性が良いです。
◇マスマティシャン
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着地時に4以下を落とせる器用貧乏おじさん。逆から読むとンャシィテマスマ。
このデッキでの役割は「ランク3の用意」「水シンクロへのアクセス」です。
まずは「ランク3の用意」の話。
エッジインプシザーを落とすだけで簡単にランク3が組めますね。親の腹の中にいる胎児でも知ってる一般常識ですね。
セルフバウンスがコンセプトなのである程度メインデッキを中心に戦うため、スロットの圧迫なく初動の安定率を上げれるのはかなりの強みです。
GPにマスマティ漢の3積みはてらニキの【Ghost Escape】から丸々パクりました。感謝。
次は、「水シンクロへのアクセス」ですね。
これは氷結界の最強新規である鏡魔師を落とすことで達成できます。
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晶壁を経由することでドゥローレンに触れるのはもちろん、コンセプトと非常に相性が良いパックビットに触れるのはかなり強いですね。
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パックビットは、苦紋様の破壊効果を発火させつつ墓地のモンスターを魔罠ゾーンに置くことができるのでドゥローレンのバウンスをより強く使うことができます。
マジでこのデッキのために生まれてきてくれたカード。ありがとうございマスターパックビット。
◇センチュリオン
最後は、センチュリオンの話。
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センチュリオンは永続罠状態のときにお互いのメイン中に魔罠ゾーンから特殊召喚が可能です。
つまり、苦紋様のトリガーを引くことが可能ですね。これはテミーさんの【DOZO STYLE】と対戦したときに感動してパクノダしました。
このデッキでのセンチュリオンの役割は「苦紋様の起動」に加え、「除外リソースの活用」と「セルフバウンス先の確保」の2つがあります。
まず、「除外リソースの活用」の話ですね。
センチュリオンと幻影騎士団などの間のシナジーを考えたときに一番はじめに「除外リソースの活用」が思いました。
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幻影騎士団の墓地効果でモンスターを除外できれば、攻守のステータスが同じプリメラを蘇生できますね。これはまなぶさんの【ラザロの復活】のレシピを研究しているときに見つけたギミックです。
また、ランク4が作れればヘルフレイムバンシーからネメシスのギミックに触ることができます。
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ネメシスに触れば上述の除外ギミックの巻き直しができますね。ネメシスは展開の補助をしてくれる他、ドゥローレンでバウンスして旨みがある強いギミックです。
いちおう、ネメシスフラッグがレベル2でプレメラと犬猿がどちらも4チューナーですので中盤以降もかなりスターリオンに触りやすくて強いです。
除外リソース周りの動きは、図にするとこんなイメージ。
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次に「バウンス先の確保」として、御影志士から天獄に触る動きを採用しました。
センチュリオンはランク4に触りやすいので、御影志士から天獄の王に触れるというのがかなり強いですね。
これで苦紋様に触るルートを確保できます。
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天獄で持ってきた苦紋様はドゥローレンで回収すれば除外されずに済みますね。このデッキは魔法罠でガンガン攻めていくタイプのデッキなので、天獄自体を回収して羽根箒からリソースを守る大切な役割も持っています。
ここら辺の天獄を利用した戦法は、はらおさんの【Impel Down】を参考にしました。
以上、デッキのエンジンたちの紹介です。
なんとなくレシピ上でのシナジーが見えてきたら嬉しいです。
○中盤〜終盤
続いて、中盤〜終盤のお話。
コンセプトを達成したあと、どうやってコンセプトを維持していくかとどうやってデュエルを詰めていくかについて書いていきます。
今回は大きく、「ドゥローレンを守るカード」と「相手に奇襲を仕掛けられるカード」の2つの分類に分けて説明してみます。
◇ドゥロを守るカード
まずは、「ドゥローレンを守るカード」のお話です。
コンセプトを維持する上で大事なところですね。
まずは、パックビットからトゥルーデアかエメトⅥを盤面に出力できればランク8も作れます。ここで出すのは真竜騎士フェルグラントです。
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フェルグラントが作れれば、相手ターン中はバニラのドゥローレンをほぼ無料で守ることができますね。
また、効果を使ってしまうとエンドフェイズに定時退社するGPエクストラモンスターを盤面に引き留めることもできますね。
スターリオンと合わせると打点クソ高くて効果を受けないゴリラが作れたりできます。
かなり器用に立ち回れるお気に入りの一枚です。
また、ドゥローレンの打点上昇がエンドフェイズまでというのを活かし、12シンクロのレガーティアで戦闘から守るのもかなり強いです。
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相手ターンは打点2000に戻ってしまい相手モンスターとの戦闘に非常に弱くなるドゥローレンを、打点2000以下のモンスターは戦闘で破壊されなくなるレガーティアで守るという戦法です。これかなり気に入っています。
次に、アルカナエクストラジョーカー。
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混沌カオソルより召喚条件が厳しく、デコードトーカーより効果が弱い男。なんだこいつ。
幻影騎士団で出せそうなときに出します。
ドゥローレンのバウンスで無効範囲を広げつつ、ドゥローレンを除去しようとする魔の手から守ってくれる騎士(ナイト)様。
ミソさんが【ライロバジェの懐柔】でドゥロのセルフバウンスでメルカバーのバリューを上げる戦法をしていて、似たようなことをしたくてピックしました。
最後に、リンクメイルデーモン 。
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どっちなんだい!
やーーー!!!!!!!
御影志士やヘルフレイムバンシーの賞味期限は1ターンなので、それらを素材に出すことが多いです。
着地時のデバフ効果ではレガーティアを参照すれば相手モンスター全てをATK3500もDOWNできてアゲ☝️☝️ですね。
対象耐性に関しては、ドゥローレンや後述の「相手に奇襲を仕掛けられるカード」に対象耐性を付与できるのでかなり強いです。
◇奇襲できるカード
続いて「相手に奇襲を仕掛けれるカード」の紹介です。
このデッキのコンセプトはドゥローレンのセルフバウンスですが、
ドゥローレンのセルフバウンスを続けていればデュエルに勝てるわけではありませんし、ぼくの貯金が増えるわけではありませんし、ブルアカでアリウススクワットのストーリーが追加されるわけでもありません。
なので、相手のリソース潰せて勝利に近づけるよつな、相手に回避されにくい除去効果を持つ、できるだけカッコいいカードをチョイスした感じです。
まずは、みんな嬉しいトリシューラ。
なんて幸せなトリシューラなんだ…。
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言わずと知れた最強のシンクロモンスター。
着地時に3つの領域から同時にカードを除外する効果は現代でも最強。
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当てになるかはわかりませんが、これは構築時点で想定したS召喚ルート。
昨今ではアーケティスやブレイバーのような出しやすい9シンクロが増えたことで、それがミスリードになってかなり奇襲を仕掛けやすいです。
前述のリンクメイル、後述する妖神で除外することで鏡魔師でもう一度使いまわせるのも強い。最強にカッコいいお気に入りの1枚です。
続いて、妖神ー不知火。
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対象をとらない除去効果を持つスタンド使い。
このモンスターは強みは、すべての処理を効果処理時に行うため、「発動時にどの効果を摘要されるか分からないところ」。
相手に、破壊されたくないカードを発動する or ヘイトを分散させるために何も発動しない の2択を迫らせることができ、その行動結果を見て除外対象を切り替えることができます。つまり、最強の後出し虫拳。ガコン。
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このモンスターはデッキギミック的に召喚権を使わずかなり簡単に出すことができ、除外したモンスターはネメシスで使い回しがしやすいので露払いとして非常に優秀。
なによりイラストがカッコいい。DAISUKEな一枚。
最後エンドパニッシャー。
このデッキのフィニッシャーですね。
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「いや、こっちのほうがLP少ないから…」と言いながら被害者面で暴力を振るう現代の若者がモチーフのスノビズムなモンスター。
デュエル終盤までLPを減らしながら戦うというGPの戦法と非常にマッチしている最強のフィニッシャー。
相手の効果を受けない、という点で他の2体とは違った奇襲性を持ち合わせています。
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こちらが構築したときに想定していた出し方。
これは持論ではないのですが、他の人のデュエルを見てても、サイコエンドパニッシャーが出たターンにデュエルが決着することはあまりない印象があります(このイメージってぼくだけ?)
せっかくカッコいいモンスターが出たのに、そのターンにデュエルを決めきれないのはダサいので、ある程度相手のギミックを潰してから出せるようにルートを考えました。
ここら辺の考え方は、じろうちゃんの【STELLA WIND】の構築の思想を意識して組み込みました。
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これはマジでただの自慢ですが、
さわむーさんから頂いたサイコエンドの伊シクがお気に入り。
暗闇の中で蠢いてる感じがめちゃくちゃ似合ってる。本当に実物を見てほしい。マジでキレイだから。
■その他
だいたい話すこと話したので、その他紹介してないカードについて話します。
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と、思ったのですが特に取り上げて話すカードがあまり残っていないので無しです。
わかんないところは僕とデュエルしてその目で確かめてください(鼻ホジ
■あとがき
ここからはあとがき。
メスガキの亜種みたいなもんです。
今回のデッキはすこし難産でした。
それなりに悩んで苦しんで友人に相談して、現実をぶつけられて良いデッキを組むことができました。
相談に乗ってくれた友人たちに感謝を。
デッキ名は『机上の威』です。
①現代のスピード感では机上の空論だったドゥローレンを主軸にしたデッキなので「机上」。
②リオンもセンリュリオンも馬や機体に「騎乗」するテーマなので。
③ドゥローレンが虎であること、人のアイデアをたくさん借りたことから「虎の威を借る狐」をもとに。
④相手に対してリソース差でマウンティングすることを意識して回すため「騎乗位」から。
という感じで命名しました。
これは3人の好きなのデュエリストの命名センスをリスペクトしてネーミングしました。
すごく気に入っています。
ちなみに、
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これは今回の記事のサムネなのですが、
こちらも尊敬する友人2人のセンスを真似て作りました。キレイめなサムネとアホなデッキ名のアンマッチ感が気に入っています。
こういうサムネはもともと大好きで、いつかこういうの作ってみたいな〜〜って考えていたので今日ここで披露できて嬉しいです。
友人たちの素晴らしいセンスに感謝を。
記事を読んでいたら何となく分かったかもしれませんが、
今回のデッキはかなり人の構築からアイデアを盗んで組みました。
というか、オフ会前でデッキを1から考える時間がなかったので、意識的に人のデッキをめちゃくちゃパクりながら組みました。
いつも良いデッキを組んでくれる先人たちに感謝を。
今回は特別意識してそういうふうに組みましたが、今までの自分のデッキも他の人の構築の部分部分を少しずつ拝借して組んでいるはずです。
全ての構築が誰かの盗作。
それがカジュアルの構築の当たり前の姿だと思います。
センスとは突如発現するものではなく、人のものを真似て育てていくものだと思います。
周りが良いデッキを組むからこそ、それが刺激になり養分になり、誰かのデッキの一部になります。
デッキ紹介記事を書きましょう。
デュエル動画を撮りましょう。
界隈を盛り上げるのは僕たちです。
ぼくはあなたのデッキが見たいです。
以上です。
終わります。
ありがとうございました。