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猫たちのこと2

そんな訳で
この時庭にひとりぼっちでいたまだまだとっても小さかったにゃんこ

何かで人間が触ってしまうと、母猫が寄り付かなくなると読んだ気がしたので、決して触らずに様子を伺っていました
もちろん家族の誰も庭には出ません
そのうち鳴き声が聞こえなくなったので
よかった、母猫が迎えに来たんだなと思って
ほっとしていました

ところが夕方になり、暗くなった頃、再びか細い声が聞こえてきたのです

まだいたのかと驚いて
窓からそっと覗いたところ、一生懸命泣きながらフラフラと草むらから出て来る姿が見えました

このままではカラスか何かにやられてしまうかもしれない…
気温もどんどん下がってくる…
どうしようと迷いましたが、意を消して保護することに決めました
ところが…私実は重度の猫アレルギー
子供たちも皆アレルギー体質

飼うわけにはいかない…
お腹空かせてるに違いないけど
ミルクもどうしたらいいかわからない
どうしようかなと考えに考え
とりあえず近所の獣医さんに相談に行くことにしました
段ボールに柔らかいタオルを敷いてホッカイロを入れ暖かくして
そっと胸に抱えて車に乗り込み出発

獣医さんは話をゆっくりと聞いてくれた上で、
「わかりました。ウチで引き取ることはできますが、今夜はどうしても人手がなくて。一晩だけ面倒見てあげてくれませんか。」
とおっしゃいました
一晩だけならいいか…と思ったのが運のつき
今から思えば、これが獣医さんの作戦だったのです

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