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管理職プレママの挑戦〜産休・育休で私が大切にした2つのこと〜
こんにちは!!
実は、10月に出産を控え、人生で初めて産休・育休を取得することになりました。一応、女性管理職なので、役に立つかもと思い、私の考えたことや経験を書いておこうと思います。
考えて、決めていたこと
産休・育休に入ることを決めた時、まず考えたのが管理職が産休・育休を取るからといって、変な感じを出さないこと。要は、普通の社員と変わらないことが大事。
そうでないと、あとで産休・育休取りたい人や、同じような立場になった人が続きにくくなってしまうからです。社内でも女性管理職の産休取得ケースが少ないこともあって、よくも悪くも前例になる状況でした。
そこで、2つ決めていました。
申し訳ないではなく、ありがとう、任せるねと言って休みに入ること。
人と比べない。自分の納得感を大事にすること。
この2つです。
ありがとう、任せるねと言って休みに入る
まず、産休に入ることに申し訳ないという気持ちは持たないようにしようと決めました。そういう気持ちでいると、今後休みたい人も、同じような気持ちを持たなくてはいけなくなります。快く送り出してくれるチームの皆さんや上司にも失礼です。
一般的な話をするのは好きではないのですが、よく産休・育休を取るのは申し訳ない。という声を聞きます。申し訳ないと思うのは、なぜなのか?を考えると、他のメンバーの物理的、心理的負担が増えてしまうのではないか?あたりかと思います。
逆に言えば、そうした負担が増えなければいいわけですよね。実際、全く変化なしとはいかないとは思いますが、負担を減らすような努力は全然できると考えました。
ポイントは2つ。
「思い込みの脱却」、「"同じように"を辞める」
まず、物理面です。割と担当業務そのものへの思い込みが多いということ。実はやらなくて良いことをやっていたり、システムを使えば、基本的にはやらなくて良いことになったりします。良い棚卸しの機会になるので、この視点で、やらなくて良いことをやらなくて良いようにしました。同様に引き継ぐ先の人も、やらなくて良いことがあるならやめてもらい、新しい業務を担当してもらえば良いのです。久々にGASを書いたり、新しいツールを入れて、めんどくさwと思っていた業務を辞めることができました。良い時間でした。
次に、自分がやっていた業務の基準で渡さないといけないという誤解です。同じような基準でやってほしいと思うから、心理的な負担になるわけなので、効果や目的に対して、最低ラインの基準や質で引き継げばいいのです。特に管理職の仕事は、判断の難しいことが多く任せた人が、いきなり同じような基準でできるわけがありません。ですので、不可逆な意思決定以外は基本的に間違えて良い前提で渡し、間違えたら速攻で朝令暮改。仕切り直してねで、任せようと決めました。
こう考えると
不可逆な意思決定(つまり一度、決定したら戻せないもの)→上司
可逆な意思決定→リーダーやネクスト管理職候補
に託せば良いのです。
絶対に、人と比べない
もう一つ決めていたのは、人と比較せず、自分の納得感を大事にすること。
私自身は半年で復帰しようと思っています。性格的に、1つのことをずっとやり続けるのが苦手なので、おそらく数ヶ月は子育てを思い切り楽しめると思うのですが、だんだん余力が出てくると、他のこともしたい!となってしまうと予想したためです。
子育てを甘く見てるとか、自覚がないとか批判されそうですが、このあたりは性格や家庭の環境など様々なので、一概に言えないと思っています。だから、あくまで、「私は」というところを大切にしようと考えたのです。
だいぶ前ですけど、米ヤフーのメイヤーCEOが産休を取った時、2週間で復帰する計画が発表され、賛否がありました。要は、女性リーダーは、それくらい異常に強くなくては成り立たないのか?という一石を投じられた訳です。もちろん、会社としてもっと休ませたほうがいいと言う声もありましたし、本件を巡って色んな意見が出ていました。
私自身は、この議論自体があんまり意味がないと思ってしまった人間です。何ヶ月、何週間で戻ろうが、その人の選択です。選択を正解にできるように周囲と協力していくことが大事であって、いつ戻らなくてはいけない、いつまで休むべきだという議論自体に意味がないように思いました。(もちろん無理をしないことは大事なので、そこは前提です)
ですから、別に半年で仕事に戻ることが正解とも思ってないですし、他人の復帰がが私より早かろうが、遅かろうがどっちでも良いと思っています。
あくまで、自分の納得感を大事にすると「半年で復帰したい」が選択だったということ。この気持ちを大事にしようと決めました。
終わりに
今回は、妊娠がわかってから、どんな気持ちで過ごしてきたかを書いてみました。私自身の心の話が中心でしたので、次の機会があれば、管理職の産休に向けて、実際にどんなことをやってみたのか、チームや職場としてどう受け止め、一緒に取り組んでくれたのかも書いてみたいと思います。