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「善人にしろ悪人にしろ個性があり魅力的」2024年11月7日の日記

今日の日記は
【髪切る】【蚊の話】
の2本で構成されています。

・初めまして。“きどあいらく”の名前で執筆活動しています。毎日、日々の内々を書き綴った日記を更新してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。


【髪切る】
散髪にむけて作戦を練る。重要事項はただ一つ、どの写真を見せるか。

髪型の依頼を口頭で伝えるには無理があった。写真を見せてお任せすれば間違いないのだが、せっかくなら納得の写真を選びたい。そしてそれはなかなか面倒だったりもする。

例えば自分の頭の中では最高だと思えるこの写真だが、他の人はどうか。そう思うと気が引けてしまうのが人情というものだろう。しかしここは勇気を出して見せてみるしかない……トムハーディの写真を。

ちなみに彼の髪型について言えば、短い髪を活かした男らしいスタイルだ。イメージはこんな↓↓↓

僕の顔は日本人らしく彫りが浅いため、顔の大きさを誤魔化すためには髪を長く保たなくてはならない。自分に似合う髪を、異性から評価される髪を求め続けて僕は人生の大半を費やしてきた。その結果たどり着いた場所に幸せなどなかった。

「あなたらしさ」とはよく聞く言葉であるが、人にはそれが何なのか分からない。「自分らしさ」、「自分が素敵だと思うこと」「自分しかできないこと」「個性」「自分であること」……それら全て正解ではあると思うけれど、明確な答えがあるようで実はない、曖昧な言葉なのではないかと思ったりする。

そしてその曖昧さ故に人はそれを常に探しているように思える。そしてそれを見つけた時こそが幸せなのか? と。

話がズレたが、今回は“自分の求めた髪型にする”ということで決まり。

作戦は、11月9日11:00に実行される。


【蚊の話】
めっきり寒くなりいよいよ冬だな、なんて思い始めてきた頃なんですけどまだまだ家では半そでで過ごしています。

温かさよりも活動のしやすさというか動きやすさ重視と言いますか。けれどもそのせいかなんなのか、くしゃみが止まらなくなる夜がたびたびあります。

今住んでる部屋は家賃が安い割に部屋は広く、家賃が安いゆえに冷たい空気を取り込みやすくて、特に風呂場なんかは外と変わらない寒さなんですよね。

さらに言えばひとりぐらしでひと肌も感じられず、薄いブランケットを全身に巻いて、まるで棺に納められたミイラかのように夜を越しています。押し入れの中に掛布団があるにも関わらず、洗濯が面倒で使わずにいるため、結果寒さとの戦いになりがちです。

なんだかもう心まで冷たい人間になっていってしまってるのではと日々感じています。

人が住むにも一苦労な我が家なんですが、なぜかまだ“蚊”が生存しています。虫へんに文の蚊です。

ところで僕は部屋に現れる虫は殺さず逃がすこともせず、無関心を貫いて生活しているんですよね。自分に立ち向かってくる虫に関しては容赦はしないんですけども。

また“蚊”の話に戻ります。

その蚊はどうも蚊としては遅すぎる飛行で、明らかに全盛期よりは劣ってる、きっとおじいちゃんの蚊なんでしょうね。

僕に立ち向かうことなく共存を選んだ結果、こうしてよぼよぼになるまで長生きできているだと思うんですけど、その蚊を見た時になぜかノスタルジックというかエモーショナルになってしまいまして。

ああ、この蚊にも人生があったんだろうな、出会い別れあり、こうして独り生き続けていいるんだろうなと、共感に似たものを感じてしまって…

僕はそんな人生を脱却したいと日々思っているので、ゆっくりその蚊を手でつかんで握りつぶしたわけです。

蚊の中に“自分”を見てしまって、それが苦しくなり殺してしまいました。
この残虐性が異性を寄せ付けないのかもしれないですね。

というお話です。



今日はここまで。それではさようなら、おやすみなさい

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