服装で 判断されちゃうから
「山の日」と土曜日に囲まれた8月12日(金)。会社が「有給休暇取得奨励日」としていることもあり、鮫洲の運転免許試験場へ免許証の更新に行った。
ここで撮影される写真がこれからの5年間は頻繁に身分を証明することになる。丸首Tシャツや白い服は避けて、黒Tシャツにレインスプーナーのアロハ(ユニクロコラボ)を合わせた。服装に興味がない私としては精一杯のコーデである。
お盆とあって東京の街はどこか閑散としているが、「こういう日は免許更新を目指す人も多いだろう」と考えて、混雑する午前中は避ける作戦。昼食後の13時半ころに試験場に到着した。
あまり並ぶこともなく1階での適性検査や手続きはサクサクと進んだが、2階は時間がかかった。講習に1時間、その後は免許証が交付されるまでにさらに1時間も待たされて、帰路についたのは夕刻になったのである。5年に1度のこととはいえ、せっかくの休日に「半日コース」はガッカリだ。
印象に残ったのが、講習室の振り分けをやっていた係員さんだ。
警察OB感丸出しの風貌で、講習にちょっと遅刻してきた男性への物腰などには “威圧感”が漏れ出てしまうようなタイプ。それなのに私にはやけに丁寧に話しかけてくるのである。正確には「丁寧」というよりも「腫れ物扱い」という態度で、こうした心情はなんとなく伝わってきちゃうものだ。「おおお、スキンヘッドにアロハといういでたちが、何かの勘違いを招いちゃったようだなあ」と思った次第。
警察方面に奉職していれば、運転免許試験場だけでなく、交番や警察署でもさまざまな“関係者”に接する機会が多いのだろう。警察署は容疑者の留置施設を兼ねているという事情もある。
そして、「悪いモノには厳しく対応する」が「無用のトラブルは避ける」、という職務上の要請から“人を視る目”は常に磨いている。そういう人に「誤解」をされてしまう私って、、、。
そう、スキンヘッドとアロハの組み合わせが悪いのだ。こんなに優しいおぢさんを変貌させる力量があることを自覚しておこう、っと。
(22/8/29)