無愛想の素
昔から自覚していることだが、私は人の顔を覚えるのがかなり苦手だ。
年に数回のイベントだけで会うグループ会社の方。最初は愛想よく名刺を交換するのだが、2回目に会う際にはすっかり“初対面”になってしまう。きっと「無愛想な人だなあ」と思われているだろうが、そうではない。会ったことを忘れているだけだ。
一方で、私のことは覚えていただいていることが多いので、これが気まずい。自惚れているのではなく、スキンヘッドの印象が強いため記憶していただくのだと思う。
ひところ流行った「右脳」「左脳」で言えば、私は画像処理を司るという右脳の働きがあまり活発でないのかもしれない。
もうひとつの要因は「他人にあまり関心がない」ことか。この傾向はトシを取るにつれてますます亢進しているような気がしているので、もう逆戻りはしないだろう。
まあ、仕方がない。これからは生活も人付き合いも「縮小再生産」になっていくのだし、それでまったく痛痒はないと覚悟している。
(23/6/30)
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